推すなら今推せ不磨わっと!

2021年1月24日、Vtuber界でビックイベントが行われました。その名も、「Vtuber最協決定戦」です。数多のVtuber達が、グループ、事務所の垣根を超えてチームを組み、ナンバーワンを目指して戦いました。

多くのVtuberファンが熱狂し、たくさんの名シーンが生まれたこの大会。今回はその中から、感動や悔しさ、寂しさから涙を流したことで注目されたVtuber、「不磨わっと」さんについて解説します。既にファンである人からすると、知っている情報が多いかもしれませんが、新規の方向けのものですので、ご了承下さい。また、間違った情報がある可能性もあるので、その場合はぜひコメントで教えていただきたいです。

不磨わっとさんの基本情報

まずは、不磨わっとさんの基本情報から。不磨わっとさんは、2020年5月30日にVtuber事務所、774inc.の中のグループ、「ブイアパ」からデビューしました。同期に「小森めと」さんがおり、他に、先に活動をしていた「杏戸ゆげ」さん、「花奏かのん」さん、「季咲あんこ」さんというメンバーがいます。

ブイアパとは、日本のどこかにあるVtuberやクリエイターが集まるアパートの名前であり、不磨わっとさんは、ブイアパの物置で発見されるという衝撃的な生い立ち?を持っています。その後、104号室に引っ越したため、現在はきちんとした生活を送っているものと思われます。

ファンの名前は「ふまるぶ」で、これは名字の不磨と韓国語のイルブという言葉を繋げたものです。不磨には「永久に無くならないもの」という意味が、イルブには、「一部」という意味があり、合わせて「ずっと大切なもの」というような意味を持つ、不磨わっとさんの造語です。

ニックネームは「わっさん」、「わとち」など、下の名前からきているものが多いです。

配信の内容は、ゲームと雑談がほとんどで、ゲームはFPSを中心に、RPG、パーティーゲーム、単発のバカゲーなどをプレイしています。

不磨わっとさんとゲームについて

不磨わっとさんのゲームに対するこだわりに、「自分が楽しいと思えるゲームしかプレイしない」というものがあります。これは、自分が楽しんでいなければリスナーも楽しくないという、不磨わっとさんの持論から来ています。不磨わっとさんは、例えVtuber界隈で流行っている、所謂バズっているゲームでも、自分が面白そうと思わなければ、プレイしませんし、また、1度配信でプレイしたゲームでも、途中であまりしっくりこなければやめてしまうこともあります。それほど、強いこだわりがあるということですね。

個人的に、これは素晴らしいこだわりだと思っていて、これからVtuberデビューする方にも、ぜひ見習っていただきたいことです。目先の流行りに囚われず、エンターテイナーとしての自分を追及してほしいです。

不磨わっとさんの話題に戻ります。不磨わっとさんは、先ほど書いた通り、FPS系のゲームをよくプレイします。特に多いのが「APEX」で、彼女の配信の大半を占めています。

この「APEX」というゲームは大変人気で、Vtuber界では勿論、一般の世界でも、大ブームとなっています。しかし、ルールや、立ち回りなどを覚えておかないと、配信者が喜んでいても、何が嬉しいのか、何が凄いのかが分かりにくいです。そのために、不磨わっとさんが気になるけど、あまり「APEX」に詳しくないからという理由で、見ていないという方もいるかもしれません。ですが、それは、とてももったいないです。

なぜなら、不磨わっとさんの「APEX」配信は、例えFPS系のゲームについて詳しくなくても、楽しめるからです。

不磨わっとさんは、「APEX」の実力は素晴らしいものがありますが、それと同時に、話が面白いことも魅力です。「APEX」の試合の最中にも、一緒にプレイしている人と、いじり、いじられあい、リスナーを楽しませてくれます。

本質として、不磨わっとさんは「エンジョイ勢」に近いものがあり、勝つこと、凄いプレイを見せることよりも、楽しむことを前提としているところがあります。そのため、本当に切羽詰まった状況以外では、話すことをやめません。ですから、FPSゲームの配信と言うよりも、雑談の延長と考えて、見に行っていただければと思います。あくまでゲームはツールであり、それが全てではないということです。

この「本質」は、FPS以外でも現れており、特にパーティーゲームで顕著です。

個人的な考えになりますが、不磨わっとさんは、パーティーゲームなど、複数人でワイワイと話しながら出来るゲームが向いていると考えています。

FPSゲームの中で、「APEX」を選ぶのも、パーティーの皆と話せるからで、1人プレイが中心のものならば、これほどハマることはなかったのではないでしょうか。

不磨わっとさんの配信の中で、パーティーゲームを扱ったものと言えば、ブイアパコラボの、「世界の遊び大全51」、あにまーれなども参加した「桃太郎電鉄」、2021年のお正月に杏戸ゆげさん、小森めとさんらとプレイした「マリオパーティー」などが挙げられますが、その全てで、不磨わっとさんの長所が出ています。

時にボケに回り、そうかと思えばツッコミとなり、場の流れや、ゲームの展開に合わせて、いじり、いじられあうことが出来ます。

この他の人との会話の中での立ち回りの上手さ、そして、短くまとまった鋭いツッコミは、天性のものであり、個人的に全Vtuberの中で、トップクラスだと考えています。

これからは、774inc.内であれ、もしくは外部とであれ、その能力の高さが知れ渡るほど、コラボに呼ばれる回数も増えるのではないでしょうか。

不磨わっとさんの歌について

Vtuberと言えば、ゲームと雑談と、歌の3つを活動の基礎としている方が多いです。ですが、不磨わっとさんは、歌配信を積極的に行いません。今現在で、彼女の歌声を聞くことができるのは、774inc.全グループで行われた音楽フェス「ななしふぇすどぅーいっと」の冒頭が公開された動画の第2部、2020年12月25日に公開された「クリスマスソング」の歌ってみた動画、2020年12月26日に配信された歌枠、2021年1月1日に配信された「パリピお正月SP」の中の「パリピカラオケ」などです。この内、「ななしふぇすどぅーいっと」と、「クリスマスソング」は杏戸ゆげさんのチャンネル、「パリピカラオケ」は小森めとさんのチャンネルで視聴することができます。

Vtuberは、歌が得意で、積極的に歌配信をする方が多い中、これだけの数しか歌声を聞くことができる配信がない不磨わっとさんは、特異な方と言えます。

それだけ歌を披露する回数が少ないのならば、歌が苦手なのではと疑問を持つ方もいるでしょう。しかし、実はその反対で、彼女はかなり高レベルな歌声を持っています。

低音も高音も安定していますし、他の方にはない、独特な声質で何度も聞きたくなります。歌の希少価値も含めて、彼女の歌枠を、多くのリスナーが待ちわびています。

私としても、個人の歌ってみた動画を出してほしいですし、歌枠も増やしてほしいなとも思います。これから増やすかもとの不磨わっとさんの発言もあったので、本人の気が変わらないことを祈るばかりです。

推すなら今推せの理由

最後に、なぜ不磨わっとさんを推すなら今なのかということについて、解説します。それは、「Vtuber最協決定戦」の後に、彼女の配信スタイルが大きく変わるからです。

これまで不磨わっとさんはスケジュールを週の初めに出したりといったことはせず、配信の最後に明日の予定を話す程度でした。しかし、「Vtuber最協決定戦」の練習の過程で生活リズムが崩れたこと、朝枠をやってみたかったなどの理由で、リスナーと相談した上で、曜日によって配信する時間を決めました。そのため、これまで不磨わっとさんの配信を見ていた方でも新鮮な気持ちで、これから見る方も分かりやすく、不磨わっとさんの配信を楽しむことができます。配信者の不磨わっとさんですら、どうなるか分からない新たな配信スタイル、まさに推すなら今推せ!です。

それでは決定した曜日と配信の時間帯を見ていきましょう。まずは朝枠から。水曜日の朝7時から、1時間程度、配信されます。水曜日7時からということで、「スイナナ」という名前がついています。

次に深夜枠。金曜日の23時から、1週間の疲れを取る、飲酒などもありの配信が行われます。こちらは金曜日23時からということで「金兄さん」という名前がついています。

最後に昼枠。土曜日の12時、正午から、「ヒルナンナノ」という名前で配信されています。こちらの名前は、リスナーからの提案で決定しました。

不磨わっとさんのことが気になった方は、これらの時間帯に、チャンネルを覗きに行ってみて下さい。本人が寝過ごしたりしない限り、楽しい配信を見せてくれるはずです。

不磨わっとさん関連用語集

これまでで、本記事で言いたいことは書き終わりました。ここからは、不磨わっとさんに関連する用語の解説をしていこうと思います。配信を見ていて、分からない言葉があったら、見てみて下さい。また、不磨わっとさんの配信をよく見る方の中で、何か追加した方が良い言葉があるという方は、教えていただければ幸いです。

1.なんなノ~

不磨わっとさんとは切っても切れない言葉です。配信中によく口にする言葉で、ゲームでやられたとき、予想外の出来事にあったときなど、あらゆる場面で聞くことが出来ます。ちなみに、YouTubeには、不磨わっとさんが「なんなノ~」と言った場面のみを集めた耐久動画があり、脳がかき混ぜられること請け合いなので、見たことが無い方は、ぜひ1度見ていただきたいです。

2.いいね規制

こちらも不磨わっとさんといえばという言葉です。不磨わっとさんはエゴサの鬼であり、配信、ファンアート、切り抜きなどのタグは勿論、タグをつけていなくても、「不磨」、「不磨わっと」など、不磨わっとさんに関連するあらゆるワードでエゴサーチを行っています。そのため、不磨わっとさんに関することをつぶやいたら、ほとんど100%の確率で、反応がもらえるでしょう。ただし、その熱心なエゴサが災いして、Twitterからいいねをすることを規制される、いいね規制という状態にもよく陥ります。その回数がとても多く、週1くらいのペースで規制されていることもあります。そのため、不磨わっとさんのいいね規制は、もはや伝統芸と言っても過言ではありません。また、いいね規制になったときは、悲しそうな顔をしたり、逆に吹っ切れた顔をした画像でフリートを更新するので、そこにも注目です。

3.うちこれガチ得意

これも不磨わっとさんが、よく口にする言葉です。パーティーゲーム内のミニゲームなどで、聞くことが出来ます。不磨わっとさんは、この言葉を、明らかに初見であるゲームに対しても使います。うちこれガチ得意→そうでもない→普通に負けるのパターンが定番化しており、所謂フラグとなっています。ただし、稀に本当に得意な場合もあり、油断なりません。

4.わとちにマスティフあげゆ~

こちらは、厳密に言えば、小森めとさんの発言ですが、不磨わっとさんが関連しているので解説しておきます。ちなみに、マスティフとは、「APEX」内に登場する武器の名称です。元ネタは、2021年1月6日の不磨わっとさんと小森めとさんの「APEX」コラボ内での小森めとさんの発言です。小森めとさんが、配信中に、突如、同じブイアパ所属の季咲あんこさんのモノマネをして、上記の発言をしました。それに対して、不磨わっとさんは「持ってるよありがとね~」と返します。すると、その後、同配信で事あるごとに不磨わっとさんにマスティフを挙げたがる季咲あんこさん(小森めとさん)が現れます。その度に不磨わっとさんは、感謝の気持ちを述べていました。それから、「APEX」配信では、季咲あんこさんのモノマネをする小森めとさんが、上記の発言をして、それに対して不磨わっとさんが「ありがとね~」と返す流れが定番となりました。

5.韓国ドラマ

韓国ドラマは、不磨わっとさんが好むものであり、配信以外の時間によく視聴しています。雑談配信などで、その時々のおすすめのドラマなどを紹介しており、リスナーにも見てほしいと語っています。韓国もの以外の映画、ドラマを紹介することもあります。不磨わっとさんは、ネットフリックスのヘビーユーザーであり、紹介するものの中には、ネットフリックスオリジナルの作品もあります。もし、彼女が紹介する作品を一緒に楽しみたいという方は、ネットフリックスに加入することをお勧めします。ちなみに、不磨わっとさんは、ネットフリックスのヘビーユーザーですが、月額がいくらなのかを知りませんでした。

6.誕生日と食中毒

これは、用語と言うより、エピソードです。不磨わっとさんの誕生日は、10月10日です。多くのVtuberがそうするように、不磨わっとさんも、誕生日配信を行い、リスナーや、ブイアパのメンバーから、多大な祝福を受けました。特にトラブルもなく終わったのですが、実はこのとき、不磨わっとさんは、食中毒で体調最悪の状態であったそうです。それが明かされたのは、それから数ヶ月経過した雑談配信のときで、リスナーは皆、驚愕しました。ちなみに、誕生日は10月10日と書きましたが、これは正しい誕生日ではありません。不磨わっとさんは、初めに書いたとおり、物置にいたため、自分の出生を詳しく知りません。そのため、誕生日が分からないのです。そこで、自分が好きなものである缶詰の誕生日を、自分の誕生日としたそうです。全く意味は分かりませんが、10月10日には、ぜひお祝いをしましょう。

7.ラディッシュとサボテンとネギ

これらは、不磨わっとさんが育てていた植物です。過去形である理由は、既に枯れてしまったから。不磨わっとさんは、2021年1月のとある雑談配信の中で、ラディッシュといちごと、パプリカ、それにサボテンとネギを育てているということを紹介し、植物の画像も合わせて披露しました。その時点で、ラディッシュ、ネギは既に発芽しており、これからの成長をリスナーと共に待ちわびていました。しかし、それから数日後、不磨わっとさんは、「Vtuber最協決定戦」の練習などで忙しく、水やりを忘れてしまいます。それに気がついた不磨わっとさんは翌日、なぜか1月の寒空の中、ベランダに1日放置するという暴挙に出ます(本人は、元気になるかなと思ったと説明しています)。結果、植物達は全滅。同じく画像を出して、無残な姿をリスナーに披露しました。不磨わっとさんは軽いトラウマ状態となっており、しばらく植物は育てないと語っています。ちなみに、不磨わっとさんはペットを飼いたいという思いもあるそうですが、植物でさえ育てられなかったことから、リスナーに、満場一致で「やめておけ」と言われました。

8.クアッカワラビー

これは、不磨わっとさんが友人である同じVtuber、夏色まつりさんから似ていると言われた動物の名前です。そのエピソードを披露した配信から、度々話題に上がるようになりました。クアッカワラビーを知らない方は、画像検索していただくとわかると思いますが、クワッカワラビーは、いつも笑っているような顔をしており、とてもかわいいです。なんとなく不磨わっとさんに似ているというのもわかります。不磨わっとさん本人も、似ていると言われることを不満には思っておらず、むしろ嬉しいと語っています。ちなみに、エゴサの鬼と言われている不磨わっとさんですが、「クアッカワラビー」ではエゴサはしていないと言うことです。

まとめ

今回は、不磨わっとさんについて紹介しました。不磨わっとさんは人気上昇中のVtuberであり、ファンサービスもとても熱心なため、Vtuberをあまり見ないけど見てみたいと考えている初心者の方にもおすすめできます。さらに、関連用語で紹介したような面白いエピソードもたくさん聞くことができるため、笑いに耐えない配信を楽しむことができます。もちろん、ゲームの実力も素晴らしいので、そちらの需要にもバッチリ応えることができます。もし、この記事で不磨わっとさんのことが気になった方は、ぜひ配信を覗きに行ってみてください。

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