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FC T.BRUEを通して子どもたちに伝えたいこと

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FC T.BRUE npo Plus Ultra(以下T.BRUE)代表の河本です。


T.BRUEはサッカーのクラブチームです。

ですが、このクラブを通して子ども達に伝えたいことは、サッカーに限りません。

1.物事を自分の頭で考えて、自分の言葉で人に伝えること
2.ミスを怖がって挑戦しなくなることが一番のミス
3.親への感謝
4.世界と日本、他者と自分
5.仲間の大切さ

もちろん他にもありますが、今回はこの5つについて説明していきます。

■物事を自分の頭で考えて、自分の言葉で人に伝えること

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サッカーにも通じるポイントです。

いいプレーはするけど、大人と話ができない。
ピッチの外ではうるさいけど、試合中に指示が出せない。
監督・コーチに言われたことしかやらない。

T.BRUEにもまだまだこのような選手がいます。


サッカーは、小さい頃にやるような塗り絵のように、動かないものを相手にしたものではなく、目まぐるしく状況が変わるスポーツです。

※塗り絵業界の皆様、他意はありません。むしろよく塗ってました。明日塗り絵買います。


それは車の運転のようであったり、商談のようであったり、子育てや、人生そのものに通じると考えています。


だれかの指示を待っているようでは間に合わないこともあるし、だれかに伝えて助け合わないと防げないこともたくさんあります。


もう一つの例です。
この時期になると、中学3年生の進路が固まってきます。
ですが、自分自身で方向性を決められた選手が何人いたか。

学校の先生、塾の先生。コーチ。親。
意見をもらって、それを聞いて、自分で決めてほしい。

決められてしまってはいけません。


もちろん最終的な判断は大人になるかもしれませんが、自分で決めた方向性に対して、熱を持って、理論立てて、親を説得した選手が何人いたか。

これから入団してくれる選手にも、伝えていきます。


ミスを怖がって挑戦しなくなることが一番のミス

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「PKを外すことができるのは、蹴る勇気を持った者だけだ」

大好きなロベルト・バッジョの言葉です。


サッカーはミスが起こるスポーツです。
しかし、選手がミスを怖がって、挑戦をしなくなることが、一番怖い。


グラウンドでは、

技術のミスはいい。練習すれば上手くなるから。
頭のミスもまだマシ。何度も繰り返さなければ。
心のミスだけはするな。ミスを怖がって挑戦しないような人間にはなるな。
と伝えています。


自分も何回もミスをしてきましたし、これからもすると思います。
ですが、個人としても、クラブとしても、挑戦を続けていきます。
絶対に。


親への感謝

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入団説明会では、「選手の自立を促すため、自分で出来ることは、少しずつ自分でさせてみてください」
と伝えています。

ですが、サッカーを始めてからジュニアユースを卒団するまで、身の回り全てを自分で出来る選手はいません。

T.BRUEでは、卒団を控えた時期に、『3年間ありがとうございマッチ』を行っています。

そこでは、これまでの感謝とこれからの意気込みを、自分の言葉で親に伝える時間を作っています。

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選手は普段照れくさくて言えないことを頑張って伝えてくれるので、思わず涙する親御さんもいらっしゃいます。

在籍中に信じたくないようなことが起きた選手も過去にいます。
人生何が起こるかなんて本当にわかりません。

毎日とは言わないから、ちゃんと感謝を伝えられる人間になってほしいと、選手に伝えています。


世界と日本、他者と自分

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T.BRUEでは海外遠征を行います。

それこそ狙いはたくさんありますが、一番の狙いは、『自分がマイノリティになってしまう状況に、飛び込む』ことです。

外国や海外サッカーを盲信しているわけではありません。
海外の良さ、日本の良さ、どちらもたくさんあると思います。

現に2期生からは卒団までに一度は伊勢遠征をしてお伊勢参りもしていますし、年に数回は第2のホームタウン、富士河口湖町で富士山を見上げています。

肝心なことは、サッカーという集団スポーツにおいて、または社会において、他者と自分が存在することを受け入れられるかどうか

美しさ、心地よさ、熱狂させるもの、美味しさ、聴きたい音楽、好きな選手、恋愛対象など、友達同士でさえ違って当たり前です。

人は多数派を作ることで安心感を得たり、ともすれば心が大きくなって問題を起こしてしまうこともあります。

それが絶対ダメとも言いません。

ただ、自分がマイノリティ側になった時に、どう感じるか。

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仲間に入れてほしい。仲間にはならなくていいけど認めてほしい。
受け入れてほしい。受け入れなくてもいいけど意見だけは聞いてほしい…。

感じ方も人それぞれだと思うけれど、他者のことを認められる人間になってほしい。
拒絶しておしまい、だけは選んでほしくない。

それがあってこそ本当のチームになれるはずですし、一生の仲間、ファミリーになれるはず!


仲間の大切さ

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T.BRUEのブルーについて、よくT.BLUEと書かれます。

いや、いくら間違われてもいいんです。

立ち上げ時に願いを込めて、クラブカラーのBLUEと『BRUDER』を混ぜました。

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BRUDERはドイツ語で兄弟。

T.BRUEでの活動を通して、兄弟のように強い絆で結ばれた仲間になっていってほしい。


Tは何か?

お茶です。
いや、それはまた次の機会に。

1つ言えるのは、TT.BRUEだったら流行りに乗れたのに。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

続きはまた次回。


FC T. BRUE 代表
河本





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