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「人」を軸に情報を届けたい

こんにちは 池田(@jnn04316)です。

きょうは「TBS NEWS」で6月5日にスタートした
新番組「Dooo」が生まれた背景について書きたいと思います。

知らんよ、そんな番組・・・

という方は、是非「TBS NEWS」公式フェイスブックでアーカイブ動画を見て下さい!→こちらをクリックすると動画が見られます

司会の徳谷柿次郎さん(左)


ニュースの届け方は「今のカタチ」だけなのか

マスメディアのニュースは、どうしても大事件や事故、国民が関心を寄せる大きな話題が中心となってしまいます。私もそうしたニュースを追いかけてきた記者の一人として、その意義・価値を否定するものではありませんが、「ニュースって『今のカタチ』だけなの?」と常々思ってきました。

そんな想いから、取材対象者や記者など、人の顔が見える「小さな物語」を中心に、文字と写真の形で、テレビニュースの企画が読める場「ニュースが少しだけスキになるノート」を去年6月noteに立ち上げました。

noteでは、#マンガで報道局 というユーザー参加型のコンテストも開催しました。一方通行ではない、双方向の取り組みを通じて、テレビ番組の「視聴率」や記者の「スクープ」という従来の指標では測れない価値・喜びを感じました。

「小さな物語」や「個人の目線」に触れれば触れるほど、ニッチでも、その人の「熱量」が伝わってくるようなニュースや情報を届ける場を作りたい・・・と思うようになりました。

脱「東京目線」「おじさん目線」のニュース

地上波の報道番組は、どうしても「東京目線」「おじさん目線」になりがちです。「ローカル」ニュースや、「グローバル」ニュースは、どうしても短めの尺になってしまいます。

そんな状況も変化させてみたいと思い、「Dooo」の司会をお願いしたのは徳谷柿次郎さん堀口ミイナさんでした。

柿次郎さんは、長野と東京の二拠点生活をしている方で、WEBメディア「ジモコロ」や「BAMP」の編集長として全国を飛び回る「地元」の魅力を人に届ける達人です。一方、ミイナさんは5か国語を話す「グローバル」な好奇心の塊のような女性です。

司会の堀口ミイナさん(左)


そんな司会者がゲストを招き、人を軸にして、気になるニュースを聞く。その人の人生を変えた本や言葉を知る。その人が注目している若手(人物)を聞く・・・

ニュースに興味関心が低い人に、「定型」を押し付けるのではなく、
「まず人ありき」で情報を届けようと考えたのです。

柳下恭平さん小林りんさん望月優大さん初沢亜利さん脇雅昭さん中西敦士さん武藤将胤さん(6月27日現在 スタジオ収録済のゲスト)

どのゲストのお話も大変興味深く、将来的にはライブ(生放送・生配信)にも挑戦してみたいと考えています。現在はフェイスブックだけですが、他のプラットフォームへの動画展開も検討中です。

社会の「今」を伝えるだけでなく、時間が経っても色あせない、個人の「熱量」を伝えたい。

「Dooo」はそんな想いで、テレビのスピードよりほんの少しだけのんびり作っている報道番組です。

Dooo! 

池田誠