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子どものインタビューについて

Q:子どものインタビューとかでは、後から揉めないように親御さんに許可とったり、そういうところも気を配っているんですか?

「教えてTBSニュース」に寄せられた質問より


<お答えします>

子どもさんへのインタビューは、大人とは違って特段の配慮をしています。「夏休みに何した?」などの無邪気な話ならいいのですが、事件などの取材で小中学生にインタビューする場合は原則的に保護者の了解を得ることにしています(事前or事後)。

自分の言葉が電波にのって、さらにネットでも拡散されるという影響力について、子どもに責任を負ってもらうわけにはいきません。例えばいじめ自殺などの取材で、「クラスにいじめがあったか?」などについても児童・生徒の発言”だけ”で事実認定することは控えています。

また子どもの顔を映さない形でプライバシーに配慮したインタビューでも、着ていたジャージが特定の部活のもので本人が容易に特定されるので使用を控えたなどの例がありました。

テレビのインタビューに答えたということだけでいじめを誘発するおそれも十分考慮する必要があるでしょう。

取材は積極的にしてゆく、ただし取材対象者を保護することが前提、その中でも特に子どもの場合は念には念を入れるという構えで臨んでいます。