BUCK-TICK 『十三階は月光』 感想

十三階は月光……。どういう意味なんでしょう?なんだか謎めいたタイトルですね。それでは、さっそくレビュー始めます。


1.ENTER CLOWN

暗がりに浮かぶサーカステントにて、妖しげなショーが今まさに始まろうとしている…。そんな場面が思い浮かぶ、ノスタルジックで不気味なインスト曲。


2.降臨

おどろおどろしい、スローなナンバー。まさに、魔王降臨って感じ。


3.道化師A

哀れなピエロの片想いを歌った曲なのかな。

道化恐怖症なので、夜中にこの曲聞いたら寝れなくなりそう。


4.Cabaret

今にも消えそうな歌い出しから、一気に狂気の世界へ。

激しめのサビがかっこいい。


5.異人の夜

美しいけれど怖い歌詞が特徴的。

イントロのベースがエモい。


6.CLOWN LOVES Senorita

2度目のインスト曲。

ギィィ…というドアが軋むような音が不気味。


7.Goblin

ダークだけどダンサブル。悪魔の宴を覗き見しているような気持ちになる曲。結構好き。


8.ALIVE

普通にかっこいいんだけど、ゴシック色強めのこのアルバムの中ではちょっと浮いちゃってるような…?


9.月蝕

低く暗いコーラスと重たいドラムの音が相まって、闇の儀式感が半端ない。

櫻井さんのシャウトがすごく効いてます。


10.Lullaby Ⅱ

またもやインスト曲。

時計の音が耳に残る…。


11.DOLL

なんともホラーでメロディアスな一曲。

動かない亡骸を抱き、嬉々として踊る狂った男、て感じ。

このアルバムのなかで1番好きかも。


12.Passion

インスト曲かと思ったら違った。

重厚感がすごい…。


13.13秒

む、無音…。


14.ROMANCE -incubo-

イントロのメロディが特徴的。

MVの時の、櫻井さんの人間を超越した美しさに茫然としたことを覚えてます。


15.Seraphim

明るいんだけど、なんか不安になる…。


16.夢魔 -The Nightmare

出ました、ツンドラ教。ラスボス感が半端ない。

個人的に、櫻井さんは「我」って一人称が世界一似合う方だと思ってます。

この曲、いつかライブで聴きたいな。


17.DIABOLO -Lucifer-

妖しい饗宴の終幕を告げる一曲。

ポップだけどどこか寂しいメロディがクセになります。


18.WHO'S CLOWN?

最後のインスト曲。

儚くきらめくメロディから一転、再び悪夢の世界へ。


全体的に、耽美で退廃的な香り漂うアルバムでした。こういうゴシックな世界観は大好物なので、これからもどんどんゴシックな曲を作っていってほしいですね。

次回は『memento mori』をレビューする、かも。


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