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"ひかり"って何? Part.1

物理担当の郷音ヒビキでーす。
担当と言ってもSF映画が好きで、少し詳しい程度なので、間違えることがあるかもしれませんが、ご了承ください。
今回は一週間かけて、ゆっくりと "光" にまつわる小話をお話ししていきたいと思います!

まず、そもそも光とは何でしょうか?
光が当たると熱くなるし、ないと真っ暗だし、どこにでもある…生まれた時から常に一緒にいる存在ですが、光が何であるかはよく知らない方が多いと思います。実際、この定義は分野によって変わっていき、粒だったり波だったり磁場だったりと色々ありますが、今回は原子と同じような粒であると思っていただければと思います!

『じゃあ、粒ってそもそも何?』って感じですが、ここで言う粒とは物理的な実体がある…つまり触れるものというイメージです。逆に触れられないものは熱などのエネルギーがありますね。
『お湯って熱いじゃん!』と思われるかもしれませんが、それはお湯を構成している水素原子や酸素原子の粒があり、これがエネルギーを持っているので、触っているのは熱ではなく原子などの粒なんですね。

『じゃあ、光の粒にも水素や酸素みたいな名前があるの?』と疑問に思うかもしれません。
実はあります!ただし、光の粒はものすごく小さいので、原子とはカテゴリーが違います。原子を分解すると、電子と原子核になり、原子核は陽子と中性子に分けられます。さらに陽子と中性子はクォークというものに分解できます。陽子と中性子を構成するクォークはアップクォークとダウンクォークに分けられるんです!いやぁ長いですねぇ…

これらの二種類のクォークや電子は素粒子と呼ばれる粒で、物質の最小単位とされています。つまり、名前の通り、全ての基本なんですね。
そして、この素粒子の中に、光の粒である"光子"というものが含まれています!光子はクォークの中でも特別な部類で、色々な特殊な性質があるんですが、ここはまた次回お話ししましょう。

それではまた。

Take☆Color 編集部 物理担当 郷音ヒビキ

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