愛知県蒲郡市で「エシカルMaaS」プロジェクトのフィールド実証がはじまりました!

こんにちは!
トヨタコネクティッド株式会社 先行企画部 ソーシャルイノベーショングループ 宮本です。

私が所属する先行企画部のソーシャルイノベーショングループでは、「社会課題をビジネスで解決」をテーマに事業開発に取り組んでいます。今回、私たちの取り組む「エシカルMaaS」プロジェクトが愛知県蒲郡市で、新規事業のフィールド実証を開始したのでご紹介します。

「まちなかモビリティ」実証サービス実施中です!
(実証期間は2/1~29までの1ヶ月間)

今回の実証は「まちなかモビリティ」と題して、住民の方々に新しいタイプの小型の電動モビリティをシェアリングで使っていただくという取り組みです。

用意したモビリティは、電動トゥクトゥクと電動アシスト3輪自転車。これを蒲郡市の駅からほど近い、まちの中心部にある住宅地エリアに複数の貸し出し用のステーションを設けて配置します。

ステーションの開設にあたっては地域の公民館や市立図書館、駅の観光案内所といった施設にご協力をいただき、近隣住民のアクセスしやすいロケーションを確保することができました。

地域の小学生もデコレーションに協力してくれました!

このようなステーションを中心に、近隣の住民の方々に小型の電動モビリティを日頃の生活の足として自由に使っていただくという試みです。

利用者は専用のWebサイトで空き状況を確認。モビリティが利用可能なら予約をしてから借りに行きます。ステーションでのレンタルは無人対応。施設に設置されたキーボックスから鍵を受け取って乗車し、利用後は同じステーションで返却します。

専用のWebサイトで空き状況を確認したり予約手続きを行えます!
(クリックでサービスサイトへ)

開始直前までは「利用していただけるのかな…?」と、心配でたまらない準備期間を過ごしましたが、フタを開けてみると大盛況! 体験した方々からは「乗りやすくて楽しかった!」「利用できる時間が短い!」など、ポジ・ネガさまざまな声をいただいており、ありがたい限りです。

特に週末は「空きがでるのを待ってるよ!」と言っていただくほどの盛況で、市民の方々にはたいへん興味関心を持っていただけていているのを実感しています。

朝早くから夕方まで、利用者数も多く稼働率も高い蒲郡市立図書館
近隣住民から観光客まで、利用者層がバラエティに富むナビテラス(蒲郡市観光交流センター)
小学校に隣接された府相公民館は、場所柄もあってか子連れの利用も多め

今回の実証は、二酸化炭素排出量の削減や高齢者の移動の不便など、環境問題や少子高齢化のような社会の変化に対応する新しいモビリティサービスとはなにか?について、チームのメンバーで構想した仮説を検証する目的で実施しています。

実証実験としては、まずは興味をもって利用していただけているので、スタートラインには無事立てたといったところでしょうか。本番はこれからで、“継続的な利用に繋がるようなヒントを得られるか?” 実証実験の後半戦に向けて、データの取得などまだまだ頑張る必要があります。

トヨタコネクティッドの先行企画部・ソーシャルイノベーショングループでは、自動車中心の社会から人間中心の社会へ、わたしたちの“モビリティ”や“移動”はこれからどう進化していくべきか?そんなことを考えながらフィールドに立って、住民の方々の課題に声に耳を傾けています!


先行企画部とソーシャルイノベーショングループの紹介はこちら。
https://toyotaconnected.co.jp/advanced_planning/


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