「エシカルMaaS」の実証成果をサーキュラーシティプロジェクト報告会(愛知県蒲郡市)で発表してきました!
こんにちは!
トヨタコネクティッド株式会社 先行企画部 ソーシャルイノベーショングループ 宮本です。
私が所属する先行企画部のソーシャルイノベーショングループでは、「社会課題をビジネスで解決!」をモットーに日々、事業開発に取り組んでいます。
今回は去る3月22日に、愛知県蒲郡市で開催されたサーキュラーシティ蒲郡実証実験プロジェクト成果報告会において、私たちの「エシカルMaaS」フィールド実証の成果を報告してきましたので、その様子をご紹介します。
サーキュラーシティ蒲郡実証実験プロジェクトとは??
サーキュラーシティ蒲郡実証実験プロジェクトは、愛知県蒲郡市がサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指す、官民連携の取り組みです。
2023年度に実証実験プロジェクトを公募し、社会実装に向けて動き始めました。市内の工場から排出されるCO2を回収してハウスみかんの栽培に活用するプロジェクト(日本特殊陶業株式会社)や、廃棄カーテンの布地を再活用したウェディングドレス(サンローズ株式会社)など、計6件の素晴らしい活動が採択されています。
私たちの「エシカルMaaS」プロジェクトも、2023年度の採択プロジェクトのひとつ。2月に実施した実証実験の成果を発表すべく参加してきました。
(2月のフィールド実証の様子は、下記をご覧ください)
地域との共創に挑戦!「まちなかモビリティ」の成果を報告
2024年2月の一ヶ月間、「まちなかモビリティ」と題して住民の方々に新しいタイプの小型の電動モビリティ(電動トゥクトゥクと電動アシスト3輪自転車)をシェアリングで使っていただくという取り組みを行いました。
目指したのは、「地域のウェルビーイング実現」「循環型社会の構築」に繋がる地域交通インフラを、全国に先駆けた取り組みとして蒲郡市で事業化すること。今回の実証実験は、その足がかりと位置づけています。
工夫その1:地域の施設と連携!
地域に根づいたサービスを目指して、地域との共創・住民参加に特に意識的に取り組みました。その様子を幾つかご紹介します。
例えば、モビリティのシェアリングするステーションは市からの協力を得て、公民館や図書館、観光協会といった公共施設を活用しています。
工夫その2:地域の住民とつくる!
また、モビリティに親しみを感じてもらうために、地域の子どもたちからの協力を得てステッカーによるデコレーションを行いました。
ステーションの名称も市民から募集。投票を通じてユニークな名前に決まりました。
工夫その3:地域への貢献を見える化!
利用者に「地域のウェルビーイング実現」「循環型社会の構築」をどう実現し、どう実感してもらうのか?はサービス設計の上でも最大のテーマ。
普段使う自動車の代わりにコンパクトなEVを使う。その意味を少しでも実感してもらうために、CO2排出の削減量を可視化し、Webサイトでいつでもチェックできる工夫を取り入れました。
モビリティの利便性、ユニークさ、そしてこれらの工夫が奏功してか、1ヶ月間の実証ですが市内外300人以上の方に利用登録をいただき、リピート利用も想定以上。満足度も95%と好評価をいただきました。
新聞やテレビなどのメディアにも多数取り上げていただき、強い手応えを感じることができました。
手応えを感じた実証実験、次なるステップに向けて…
今回は1ヶ月間の実証ですが、住民の方のたくさんの利用実績、貴重なデータ、そして何より利用者の生の声(高い評価や期待から、耳の痛いご指摘まで)を沢山いただくことができました。
プロジェクトのメンバー一同、蒲郡市での実証実験と報告会を通じて、引き続きここ蒲郡でサーキュラーエコノミーを実現するために、2024年度も次なるステップに進んでいくぞ!という決意を新たにした次第です。
地域のサステナビリティ実現のために奮闘する、トヨタコネクティッドの先行企画部ソーシャルイノベーショングループの情報はこちら。
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