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GLIP Partner Community 第3回イベントを開催しました!


こんにちは!
トヨタコネクティッド株式会社GLIP Partner Community メンバーのY_yu です。

今回は1/11(木)にトヨタコネクティッド主催で実施したGLIP Partner Communityイベント 第3回の様子をお送りいたします!

第3回目となる今回は株式会社モビリティーワークス 代表取締役 西利也さんをお迎えし、『地域公共交通における、グリーンスローモビリティの可能性について ~モビリティワークス社が取り組む、持続性のある地域交通に求められる秘訣とは?〜』というテーマで講演を行なっていただきました。


そもそもGLIP Partner Communityってどんなコミュニティ?

GLIP Partner Communityでは「社会課題」や「ソーシャルイノベーション」といったテーマで社会課題の解決に携わる各界の先駆者をお迎えし、その方々が実践されている革新的な取り組みを伺うミートアップを定期的に開催しています。
社会課題を解決すべく新しいことに日々チャレンジし続けてしていきたい。そんな想いを持った皆さんが繋がっていく場、新しい事業機会のきっかけを提供する事を目指しています。


地域復興に挑むモビリティワークス

西さんはもともとエンジニア出身で、ITによる町おこしや地域復興に興味があったことから、地域通貨やアプリケーションの開発などをされてきました。
地域の方からの「モビリティが欲しい」という声をきっかけに、移動手段が確保できない地域でこそ活用できる、公道で走行可能な低速車(グリーンスローモビリティ)の開発や社会実験を含めた提案などを、現在はモビリティワークス社の代表として行っているそうです。

グリーンスローモビリティとは?

・ニ酸化炭素の排出量が少ない
・低速(時速20km未満)で走る
・コンパクトである

などの要素を満たしたモビリティを、「グリーンスローモビリティ」と呼んでいます。

モビリティワークス社では、これらのグリーンスローモビリティを公道で走行可能にし、免許返納後の高齢者が公共施設までの足として使ったり、地域観光に使ってもらえるための取り組みを様々な自治体・団体と協力しながら実証実験として行っているそうです。
実は海外(アメリカ・カリフォルニアなど)ではグリーンスローモビリティだけが公道を走っているといった場所もあり、日本でもこれらを取り入れて地域を活性化していきたいというのが西さんの思いでした。

タクシー営業許可がいらない!
「自家用有償旅客運送」

登録番号が「関東公第1号」となる、町田市鶴川団地での有償運送車両

グリーンスローモビリティを使った先進的な取り組みのひとつとして、東京都町田市と行っている実証で「自家用有償旅客運送」の許可を「制限なし」で取得した事例を紹介いただきました。
たとえば施設内での利用が許可されているものや、福祉の場など利用者を限定した上での「有償旅客運送」許可はさまざまな場所でされていますが、「誰が乗っても良い」かつ「公道で走行する」許可を取った事例は非常に珍しいとのことでした。(関東公第1号)

この許可を取るまでに、さまざまな方と繰り返し協議を行い、説明を行なって実現させた、とのことでした。

町田市での実証に伴い、一番最後まで反対していたのはタクシー会社や公共交通の機関ではなく、安全面の視点から地元の警察だったそうです。というのも、グリーンスローモビリティは時速20キロ程度で走る「ラストワンマイル」よりもさらに短い距離で運用されるモビリティであり、タクシーとはステークホルダーが違ったり、バス会社には「このモビリティでバス停まで運びます」といったことを売りにすることで住み分けできることを伝え、了承を得ることができたと西さんは言います。

20㎞のモビリティが公道を走行する事への懸念は西さんにもあった事を語ってくださいました。エンジニアのスキルを活かしながらエリア区域をはみ出さないようなシステムを作ったり、時には警視庁に協力いただいて一緒に説明したりなど、最後は、安全性をご確認いただき地元の警察にも了承をいただいて実証がスタートできたそうです。

「グリーンスローモビリティ」を普及させるために

鴨川団地での送迎を実際に行っている時の写真

後半は西さんと参加者によるディスカッション形式で講演が行われました。

グリーンスローモビリティを利用したまちづくりで一番の問題は?という質問に対し、「日本人の意識」と西さんは言います。

「時速20キロのモビリティが街を走ったら危ないのではないか?」そんな意識を日本ではもたれているのですが、利用者から一番声が大きいのは「楽しい」ということですね。町が明るくなったよ、と言った声が多くあり、とてもありがたいです。
逆に「邪魔になった」などネガティブな意見はほとんどなく、実験前は周りからバッシングやクレームが入るのではなど気にしていたのですが、そのようなことはなかったですね。

続けて、「利用者には伝わったグリーンスローモビリティの良さをみんなに知ってもらうためにも今後も普及を進めていきたい。」と語ってくださいました。

目指すは「観光地と地元の足の両立」

奈良県・朱雀門から第一次大極殿までの道のりで行われた実証実験での撮影写真

事業化をどのように進めているか、という質問に対し、「有償とは言っても100円、200円では事業化にならない」と答える西さん。

ではどうやって資金を集めるか、まずは協賛金というかたちで協力者をあつめます。実証実験を行えばグリーンスローモビリティの価値を知ってもらうことができ、地元の人たちからの声や賛同を得やすくなると思っています。
1番目指したい事業形態は「観光地+地元の足」というところで、観光客からは地元の人よりも多くの利用料金をもらうことができるので、それを地元に還元できるのではないか、と考えています。

と、将来的に目指すビジョンについても説明してくださいました。


今後も様々なゲストを招いてmeetupを開催します!

次回のイベント情報は公式Facebookにてお知らせしますので、ぜひフォローをお願いします。

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「トヨタ自動車にできないことを」という志で、23年前、ベンチャー企業としてスタートしたTC。先行企画部では新しいビジネスの創出に取り組んでいます。単に売上や利益の追求だけでなく、「社会課題を解決し、人々の暮らしに貢献できる」「多様性を尊重し、グローバルな視点で豊かなモビリティ社会を実現する」を合言葉に。新しい事業の「タネ」を育て、わたしたちの手で、次世代のTCを生み出していきます。

またTCの東京オフィスを私たちはGLIP(Global Leadership Innovation Place)と呼んでいます。GLIPはまさに“グローバルに人が集い、自らがリーダーとしてイノベーションを推進する場所”を目指しています。

皆様のご参加、お待ちしております!

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