特別支援学級から通常学級に行き全日制高校に進学できた理由

こんばんは。少し自分の経験談を書いてみたくなりました。私自身は小学2年生から6年生まで特別支援学級(情緒級)に在籍しており、そこから中学に上がるタイミングで普通学級へ戻りました。その中で何故私が普通学級へ戻れたのか、そしてそこから全日制高校へ進学出来たのか、ちょうど高校合格の通知から1年経つということでフィードバックさせてもらいます。

① 知的障害をともわなかった。
 これはかなり大きいと思います。むしろIQに関して言えばwisc検査で120という数字が出ています。そして数学と理科は交流学級というものに参加し追いつけていた記憶があります。あとは小5の時の思い出になるのですが、日本地図の都道府県と県庁所在地の表を渡された際早くに難なく暗記出来たなということがありました。そのことから勉強という土台があったからこその普通級に戻れたのでは無いかという考察になります。

② 普通学級にいても十分な支援を受ける環境があった。
 これも本当にあると思います。周りに相談出来る環境や普通学級に上がった際にもしパニックになってしまった(なりそうな時)際の約束をし、その上で小5から普通学級へ行くための訓練を行うことも出来ました。そして中学に上がった際、パニックになる前に対応することができ、大きなトラブルに発展することがありませんでした。多分周りの生徒からの配慮もかなり多かったのかなと今になって思うこともあります。

③ 理解があって協力してくれる大人に恵まれた
 これが個人的に一番大きいことかなと思います。周りの環境に恵まれていたというのは実際僕の目で他の子と比べた際に顕著に出ていることかなと思っています。家庭環境に恵まれず、相談出来る大人も居なく、孤立してく子を何人も見てきました。それに対して私は親も理解があり、親以外の大人、例えば習い事や学校の先生、児童相談所や病院の心理士さん、そこが主になると思いますが助けを求めれる人が本当に多かったなと思います。色々大変なことはありました。中には苦しくなって自ら命を絶とうとして生死をさまよったこともありました。その時支えてくれたのは周りの大人でした。心の支えがあったからこそ今の自分がいるのだなと思います。

結論としては環境と自分の状態が良かったというのがあります。中にはこれを読んでうちの子は無理と思う方もいると思います。私が言いたいことはその子のことを考えてその子にあった道を一緒に考えて欲しいです。そして味方を集めてください。セーフティネットを作るだけでも親御さんが壊れてしまう前に子供を守ることが出来る環境が出来ます。僕が願うことは1人でも多く明るい未来を歩むことが出来ることです。例え普通じゃなくてもその子が幸せになれる環境を作ってあげて欲しいです。


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