【日経×note】なぜビジネスモデル図解のワークショップをやるのか?

チャーリーです。

きたる10月18日に「日本経済新聞社×note」の提携企画の一貫として、9月29日に発売した著書「ビジネスモデル2.0図鑑」をもとに『ビジネスモデル図解ワークショップ』を開催することになったので、なぜビジネスモデル図解のワークショップを開催するのか?について書きたいと思います。

(※ワークショップの申し込みは1日で完売してしまったため、新たに申し込むことはできませんすみません...)

ワークショップとは、むりやり訳すなら体験型講座といわれるようなもので、講演やセミナーと違い、参加者が実際に手を動かすことが想定された会です。今回は50名ほどの参加者と一緒に、ワークショップをします。

なぜビジネスモデル図解のワークショップをやるのか?

まずビジネスモデル2.0図鑑の序章から引用します。


ビジネスモデル図解には、大きく分けて3つの理解のレベルがある。1 認識: たくさんのビジネスモデルを知ることができる2 学習: ビジネスモデルを図解で表す、ということを学べる3 実践: 自分の仕事での説明に図解を取り入れることができる

ここで主張したいことはつまり、本を読んだあとに、自分で実践してみないと本当の知識は得られないということです。ぱらぱら眺めることで1の認識をし、深く読み込むことで2の学習をし、そのあとに、自分で実際にビジネスモデルを図解してみるという体験を通して初めて、本の内容が自分のものになっていきます。なぜ書籍をもとにしたワークショップをするのか?の答えは、ビジネスモデル図解を自分のものにしてもらう(実践のレベルまで達する)機会を提供することにあります。

ビジネスモデル2.0図鑑の大きな特徴は、実践するための手順が具体的に書かかれていることにあります。よくよく読めば、実践までつなげられるようになっています。本の終わりに、ビジネスモデルをかんたんに図解できる「ビジネスモデル図解ツールキット」についての案内もあります。

参考)「ビジネスモデル図解ツールキットを無料で配布してみた」の記事にツールキットの説明があります

https://note.mu/tck/n/nb76ac2c2a709

どうしたらビジネスモデル図解を自分のものにできるのか?

自分のものにする(実践のレベルに達する)ためには、

1. ルールを知ること

2. レビューをしあうこと

3. 目的を決めること

の3つが必要だと考えます。順に説明します。

まずは1の「ルールを知ること」。ビジネスモデル図解を見たことある人の中には、自分でもできるかも?と思い、試してみたことがある人もいると思います。現に、ビジネスモデル図解ツールキットは合計7,000回以上ダウンロードされています。いろいろな会社の方から、使ってみたよと連絡をいただきます。ただ、やってみると、案外奥が深くて、手が進まなかったり、できたとしてもすこしわかりづらい図解ができてしまう、という声もききます。

この実践のハードルを乗り越えるためには、ルールを知ることが重要です。ルールは絶対的なものではありませんが、よりわかりやすい図解をするための1つの指針にはなります。以下の7つのステップは、ルールを知るためによく説明する図です。

もっとも重要なルールは、ビジネスモデル図解は3×3で構成されるということです。そして、3段構成になっていることが重要です。上から、利用者、事業、事業者の段になっています。そのルールを示したものが以下の説明書の図です。

これらのルールを知るだけで、かなりビジネスモデル図解がしやすくなります。

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次に、2の「レビューをしあうこと」。

本を読み、1人で図解を進めると、非効率的なこともあります。なぜなら、本を読むという行為は、自分の興味のあるところ以外はどうしても見落としがちになるからです。図がたくさんあってみやすさが考慮されているとは言え、テキスト部分だけ数えても10万文字以上あるビジネスモデル2.0図鑑においても、まんべんなく情報を吸い上げるのはなかなか骨の折れる作業だと思います。

だからこそ、ワークショップをすることに意義があります。ワークショップは、参加者が実際に手を動かすだけでなく、そこに双方向のコミュニケーションが生まれます。レビューをしあい、自分の理解と他人の理解を重ね合わせることができる場のため、理解の相乗効果が得られます。自分で10時間悩んで図解するよりも、3時間のワークショップに参加してしまった方が効率いいということもありえます。なぜそう言えるかというと、僕が実際に複数人で図解してきたからです。

ビジネスモデル2.0図鑑は、約50人の有志コミュニティ「ビジネス図解研究所」で制作しています。このコミュニティでは、図解をするときに必ずレビューをします。他の人がかいた図解をレビューすることで、レビューされた方も、した方も学びになります。第三者の視点が得られるからです。

つまり、ビジネスモデル図解のワークショップは、これまで半年以上ずっとやってきたビジネス図解研究所の活動を疑似体験してもらい、ビジネスモデル図解を体験してもらうことで、参加者が短時間で実践のレベルまで上がることができるように意図されているのです。

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最後に、3の「目的を決めること」です。

これまではHOWの話が多かったですが、これはWHYの話です。なぜビジネスモデル図解をするのか?の目的がないと、うまく図解はできません。なぜなら、ビジネスモデル図解はコミュニケーションツールだからです。多くのビジネスパーソンは、自分のビジネスをだれかに説明する機会があると思います。堅苦しい場じゃなくても、友達からなんの仕事してるの?と聞かれることだってそうです。

そのときに重要なことは、自分のビジネスモデルの仕組み・構造を理解しているかどうかです。これは、図解の話ではありません。顧客が誰で、どんな事業を提供し、誰が事業運営をしているのか、パートナーは誰なのか、どんなユニークなポイントがあるのか、について、頭の中で整理されていないと、人にも説明できません。

ビジネスモデル図解は、3×3のフォーマットという厳しい制約で図にすることで、必然的に情報を削ぎ落とさなければならない設計になっています。情報を削ぎ落とすためには、なにが重要な情報で、なにが重要ではない情報なのかを理解しなければいけません。そうして、図解することを通して、ビジネスの仕組みを構造化してシンプルに可視化していきます。

その際、ビジネスモデル図解をして、誰になんのために伝えるのか?の目的がないと、図解も意味をなしません。投資家向けのプレゼンテーションで投資判断を仰ぐために使うのか、プレスリリースを出して将来の顧客に対してアピールするために使うのか、社内のメンバーに一丸となってもらうよう理解を促すために使うのか、目的に応じて図解で強調すべきポイントは違います。よく僕は、「図解に正解はない」と言います。なぜなら、目的と解釈に応じていかようにもかけるからです。今回のワークショップでは、各々、自分が実践するときの目的をイメージしながら、図解してもらえるといいと思います。

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ビジネスモデル図解を自分のものにしてもらうための方法についてここまで説明しました。自分のものにする上で、なぜビジネスモデル図解のワークショップが必要かが、本記事をよめば少し理解しやすくなったかと思います。

ちなみに、9月29日に発売した「ビジネスモデル2.0図鑑」は、発売2日で重版が決まり、現在3刷まで決まりました。買って読んでいただいた方、ありがとうございます。

https://www.amazon.co.jp/dp/4046023619

noteでは、発売2週間以上前に(予約開始時に)、ビジネスモデル2.0図鑑の内容を全文無料公開をする、という試みをしました。ビジネス書での発売前全文公開は初の試みだったと思いますが、こうして反響をいただけて、とてもうれしいです。

全文公開の記事はこちらです。まだ読んでいない方はぜひ。

https://note.mu/tck/n/n95812964bcbb

最後になりますが、今回10月18日に行うワークショップは、今後シリーズ化していこうと思っています。すぐにチケットが売り切れてしまったこともあり、また参加したいという人の声にこたえて、はやいうちに機会を設けたいと思っています。また詳細が決まり次第、お知らせさせてください。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

ワークショップのイベント詳細のリンクもはっておきます。

https://eventregist.com/e/dsn1018


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読んでいただきありがとうございます。有志の約50名でビジネスの図解を行うコミュニティ「ビジネス図解研究所」として活動しているため、サポートをいただいたらその活動資金に使わせていただきます。

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チャーリー

COMEMO by NIKKEI

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