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ギターオタクのコレクションアーカイブ ~ Ibanez RG7620

ハイ。

突然始まりましたこのコーナー。

主な目的は3つ。

①昔持ってたギターを思い出せなくなってきたので、今持ってるやつ、覚えてるやつだけでも記録をつけておきたい。

②昔持ってたギターをすっかり忘れて一度『もういいや』と思って売ったギターと似たようなギターをまた買ってしまう事があったので、それを防止したい。

③単なる自慢。

それでは始まりまーす。


Ibanez RG7620 Dark Adriatic Blue

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今ヤフオクに(高過ぎる方の)市場破壊価格で出してるやつ。

第一回がネットオークションに出品中のギターなのはあんまりかもしれんけど、俺はそういう奴だから。

文句あんならブラバしろ、ブラウザバック。

なんか特別な思い入れがあって買ったとかそういう訳ではなく、手持ちのRosenow Custom Shop製7弦ギターネックに本家Ibanez寸法のペグ穴とボルトオンジョイント穴を開けたかったから買った。
で、懇意にしてる工房さんで見事にしっかりしたネジ穴を開けて貰えたので、晴れて用済み出品って訳。

こんな薄情な事を書いてはいるけど・・・
まあ、幾ばくかの郷愁が無いわけでもない。

実は人生で初めて手に入れた7弦ギター・・・確か、大学時代だったかな? にイシバシ楽器で中古B+品で投げ売りされてた青いRG1527があって、必死こいてかき集めた5万円で買ったんだけど、まあ悪くないギターで。

ただ、当時の俺は実はあんまり乗り気じゃなかった。

というのも7弦ギター自体があんまりピンと来てなかったんだよな。

当時の最推しギタリストのエリック・ルータンはまだ自分のバンドのヘイトエターナルで7弦使ってなくて(使い始めたのは確か数年前、2018年とか)当時は古巣のモービッドエンジェルの手伝いでたまに黒のRG7620を出してくるに留まってて。

で、どうしたもんかとぼんやりしてる内に、金欠になった時に5000円くらいでメルカリに売り飛ばしてしまったんだよな。

それから暫く後に好きになった聖飢魔IIも6弦、Veil Of Mayaも6弦で、SiMも6弦だったから、ハマったバンドが全部6弦。
だからずーっとぼんやり色んな6弦を買っては弾いて売って、買っては弾いて売ってを繰り返してたんだよ。
あ、勿論高いのじゃなくて安物の6弦ね。エピフォンのプロフェシーレスポールとか、エドワーズのアレキシVとか。で、「しっくりこねえなあ・・・」と思いながら、どんどんギター趣味はフェードアウトしていった。

無趣味で何をやっても楽しくない、虚無といっても過言ではない人生がそれからずーっと続いた。

最近になって、ツイッターを始めるまでは、ずっとそうだった・・・。

うーん、昔の事を思い出しても暗い話しかねえわ。やめやめ。

でだ。

そういう感じで用済みになったから売るんだけど、まあぶっちゃけ金銭的に余裕あるなら売りたくなかったのは確かで。

というのも、

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見てくれ、この3ピースネック。

安物のRG7420だと結構見かけるけど、これはRG7620だ。
RG7620は音よし(若干ピックアップのトーンは古臭いけどね)見た目よしなんだけど、唯一の弱点がネック。
何故かというと、最後期の一部モデル以外は全部ド板目1ピースネックだから。
これは実際プロのギタリストからも指摘されてて、Kornは二人揃って「ライブの度にブチ折れちまうから何とかしろ」ってアイバニーズに文句言ってたらしい(その割にヴァイは全く折らないので、単に使い方がガサツなだけじゃねーの? と思わないでもないけど・・・)。
で、そのKornの意見を取り入れる形でまず作られたのがこの3ピースネックだったんだとか。
それでIbanezのネックはこの後更に進化を続けて5ピース、チタンロッド入り、幅広ネック・・・となっていく訳なんだけど、個人的に弾きやすいネックはここまで。
ここから先は確かに強度はしっかりあるんだろうけど、ネック幅が広すぎて手に引っ掛かりを感じるんだよな。
だからこのネック幅65ミリで3ピースメイプル/ブビンガネックのRG7620が最もバランスの良い7弦だと俺は思う訳です。

なもんで、このレアもん7弦、個人的にはヴィンテージのディンキー使ってるLAメタル懐古ギタリストとかの手に渡って欲しい、そう思うんですよね。
まあそこはもう時の運だから、俺がどうにか出来る事じゃないけどね。
ハチャメチャな改造厨の手に渡ってジャンクになるかもしれないし、或いは俺よりもっとイカれたコレクターの手に渡って永久に箪笥の肥やしになるかもしれない。
将又、転売屋の手に落ちて海外に送り出されるかも。

でも、なるようにしかならない。

それが世の中ってもんだろ。

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