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[ラグビースクール] 夏合宿 2022

大っっっ変、ご無沙汰です。


ラグビースクールのことを書いてから早数か月。
気づけば夏も終わり、
為替が急激に円安に転じたり、
いつもどこかで線状降水帯が発生してたり、


などなど、
いろいろな出来事が世の中で起こってますが、
その間に僕がコーチをやらせていただいている
ラグビースクールは夏合宿が行われました。


夏合宿に行く前、
つまり春シーズンはこんな感じでした。。

課題はたくさん。
けど少しずつ進歩、変化しようとしているし、その姿勢も見える。
まさにBaby step。

そんな彼らに、
もっとラグビーの楽しさを、
チームとして得られる感動や興奮、
そして勝つことの歓び、
といったことを体験させてあげられたら。
これを僕自身のターゲットとして、合宿に臨みました。

ちなみに合宿は2泊3日で行われ、
・1日目 午前:移動 午後:練習
・2日目 午前:試合 午後:練習
・3日目 午前:試合 午後:移動、終了
というスケジュール。

この中で僕は、
体力が一番あるときに、課題に徹底的に向き合うため、
それをゲームに反映できるか見定めるため、
1日目の練習に最大フォーカスしました。

そのため、当日バタバタしないように、
1週間前から練習メニューと時間割りを熟考しました。
そう、仕事を二の次にしつつ。。。

で、特に重きをおいたのが、コンタクト。

立ち位置に立ててない
どこを見るべきか
しっかり体を当てる
強く踏み込む

などなど。

基本のキから、ちゃんと向き合ってやってみました。

結果、

時間が経つにつれ、
慣れも手伝ってか、
熱量も帯びてきて、
アタックもディフェンスもしっかり体を当てられるようになってきました。
そして、自分たちで自発的に話しながらプレイする姿も見られるように。

さすが子供、のびしろまみれ。
きっとポテンシャルはあったんだろうけど、
きっかけがなかった、気づけなかった、
だけだったんだな。
ちょっとラグビーらしくなってきました。

適度な疲労と充実感、
そして、少しの自信を持って練習を終えました。
僕からしても、翌日のゲームに今までにない期待を持たせてもらえました。

そして宿へ帰還。

従来ならすぐ風呂に入って夕食、という流れでしたが、
その前にミーティングを実施しました。
ちなみに、このミーティングも僕の中での重点項目。
今までの活動でなかなかできてなかった、

・僕の思いを伝える
・みんなの思いをあぶり出す

をやりたかったので。

まず伝えたことは、合宿や今後のチームのコンセプト。
言葉をかみ砕いて話したところ、彼らの表情からはそこそこの理解が得られたように感じました。

そして、みんなの思い。

この合宿に先立ち、それぞれ課題や目標を考えてきてと宿題を出しました。
何人か、もしくは全員忘れてるのではという不安を抱えながら聞いてみると、そんな心配はご無用、ちゃんとみんな自分の言葉で話してくれました。

それらをホワイトボードに書き出し、双方の思いを「見える化」して終了しました。

僕の中では、もうこれだけで8割は合宿成功と感じました。
ちゃんとみんな向き合えてることがわかったためです。


そして2日目。

この日は4チームと4試合。

結果はいずれも敗戦。
スコア上は。

けど、
内容は格段に上がってました。
攻撃も連続していたし、
ディフェンスもいきなり大きくゲインされることなく、
ちょっとラグビーらしくなってきました。
ほんのちょっと頑張れなかったところが、
ほんの少しサボってしまったところが、
スコアとしてあらわれたのかな、と。

僕としては、全然満足。
これを翌日はスコアにつなげるべく午後の練習を考えてたのですが、豪雨によりほぼレクみたいなトレーニングで終了。

練習でやりたかった課題確認などはミーティングに置き換えて行いました。
もう一息のところ、そこを打開するためには、
そんなのを中心に話し合いました。
彼らもある種の達成感はありつつも満足はできていない、
それを得たい、そんな表情をしてました。

そこで僕は、もう一つ仕掛けとして、
グループトークを発動しました。
ポジションを大きな括りで3つのグループをつくり、
それぞれに満足感を得るためのお題を与え、それについてトークしてもらいました。
ルールとしては、
・否定しない
・僕に回答をしなくてもよい
・トークしたことは実践しよう
というもの。

僕は遠巻きにその様子を見てましたが、活発にトークが繰り広げられてました。
その光景にちょっと感動。
明日への期待がはち切れんばかりに膨らみながら、夜は更けていきました。

そして最終日。

前日と同じ4試合。
相手もほぼ同じ。

最終日とあってさすがに疲れや痛みを訴える子もいたけど、
アップから良い雰囲気。
これが昨日のグループトークの案のひとつなのかなと思いながら、いい予感しかしませんでした。

そして結果。
1勝2分け1敗。
スコアでも結果が出ました。

2分けのうち、内容はほぼ我々がゲームを支配できていたと思います。
※あくまで主観的な見解

目に見えて改善できた点として、
・グラウンドの幅を広く使うことができた。
・効果的なコールができるようになった。
・前への推進力が増した。
・しっかり体を当てることができた。
・みんなでチームを盛り上げる姿勢ができた。
などなど、
こんな短期間でこんなにできるようになっちゃうの?
ってくらいの延び幅を見せてくれました。
これには、サポートしていただいた父母会の方々も大興奮!

少しケガ人も出て最後はギリギリのメンバーでしたが、全員でやりきることができ、合宿は大成功。
みんな、いい笑顔で終えることができました。


そして9月。
再来月には、全国大会もあるヒーローズカップの地区大会があります。

僕自身、どこまでチャレンジできるかが楽しみで、結果は二の次って思ってます。
大会と名のつくものは優勝以外は皆敗者となるわけで、
そのプロセスの中で彼らが何を見出だすか、
その後の向き合いかたはどう変わるのか、
それが楽しみです。

ミスを恐れず、どんどんチャレンジしてほしい。
そう取り組めるような仕掛けを僕は考えて実践していきたいと思います。


そして、



僕自身もあるチャレンジを。


このことについては割りと早いタイミングで綴ってみたいと思います。
早くしないとまた事後になってしまうので。。。


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