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登録者が8000人を越えました

学生時代に「JAPAN ADVENTURE CYCLING CLUB」という団体に入っていました。

自転車で世界を旅し、国際交流を深めよう、という団体です。

さまざまな年代の人が、さまざまな国や大陸を自転車で走り、日本に帰ってきてからは、これから海外を走ろうとする人のアドバイスをすることを基本としていました。

忘れられないエピソードがあります。

アメリカを横断していた人が、インディアン居住地で夕方を迎え、泊まることにしました。

居住地には、インディアン観光施設があり、興味本位でやってくる旅行者がたくさんいます。

インディアンの人達は、彼等をよく思っていません。距離を置いています。

しかし、自転車にたくさんの荷物(キャンプ道具から炊事道具、自転車の部品などなど)を積んだ日本人がそこに一泊のテント地を探していたところ、大変な歓待を受けたそうです。

私はその話を聞いた時、なんて自転車はすごい道具なんだろう、人種の壁を越えられるんだ、と感動しました。

三十年近く前、日本に世界中の人が自転車で旅するようにならないか、と夢を見て、ホームページを作りました。

ホームページの更新は、随分前に休止した為、古いスタイルで、閲覧はほぼされていません。

今は、Facebookグループがメインになっています。

アフターコロナになり、円安や日本の風土の良さが、世界中のサイクリストにも広まり、数か月前にはFacebookのグループ登録者が六千人になりました。

この時、嬉しい反面、急激な増加と、それに比べて日本人の登録者の少なさを心配していました。

もっと日本人が参加してほしい。

海外の人が喜ぶ情報は先駆者の海外のサイクリストの方が知っているかもしれないが、より安全に法律的なことや気候のこと、地域ごとの今起きている道路などの障害に関して、日本人だからこそはっきり答えられる事を、英語で反応できる人が増える必要がある、と焦っていました。

ちょうどnoteを再開した頃で、この活動のことを積極的に書きました。

ハッシュタグで、自転車やインバウンドなどの言葉を入れて投稿した成果が出てきたのか、日本人の登録者が増えてきました。

今日、八千人を越えたのですが、この二週間位は日本人の登録者が目立ちました。


嬉しいです。

ここまで来ると、一万人も視野に入ってきます。

色んな国の人が大勢来るようになれば、何かのトラブルが起きる確率も増えてしまいますが、それ以上に、来日される方も、海外のサイクリストと日常生活の中で出会う日本人も、それぞれがいい出会いとなる事を願って、そして、お互いの文化をリスペクトし合う気持ちをより大切に思うきっかけになるよう、これからもこの活動を続けていきたいと思います。
よろしくお願いします。

JAPAN CYCLING NAVIGATOR代表
長沼