見出し画像

クラシックのある日々

「やっぱり私はクラシックが好きだ」

先週、辻井伸行さんとオルフェウス管弦楽団の演奏を聴いて、改めて気付かされました。
なんて形容すればいいのか、美しいものを美しいと思える心があって良かったといいますか…ここまでの音色を奏でるまでに、どれだけのものを積み重ねてきたのだろうという尊敬の念の涙を浮かべながら聴き入る時間でした。

やっぱり音楽は振動だからでしょうか、生演奏は格別ですね。

思えば、ピアノのレッスンから離れて10年が経とうとしています。幼少期から10年以上習っていたとはいえ、振り返れば束の間の期間だったなぁと。

そこで年に数回、見る夢があります。

明日がピアノの発表会(伴奏、コンクールの時もある)だけれど、全然練習していない!
急いで楽譜を読んで、弾いて、でもなかなか思うように指は動いてくれなくて……
その夢は当日を迎える前に終わってしまうのですが、毎回夢の中で本気で焦っています。

この夢を見るたびに、「ピアノが教えてくれた継続することの大切さを最近蔑ろにしていないだろうか」と自問自答しています。

試験は一夜漬けすればなんとかなったり、仕事も少し無茶すれば出来ることの方が多かったりします。
でもピアノの音は誤魔化せません。
練習しているかいないか、音が全く違うのですぐに分かります。
それでも、1日でどうにか弾けるようになろうとしている自分が夢の中にいます。

起きた時、情けないなぁって我ながらいつも思います。
この夢は、ピアノを習わなくなってから定期的に見ています。いつ卒業できるのでしょうか。自分次第なのかなぁ。
それまでは、ピアノが教えてくれたことをその度に思い出して、小さな積み重ねを日々大切にしていきたいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?