今日はとても疲れた。
クラスの子が２人泣いたから。

一人は女の子。
算数の授業中に、自分はできないと机に突っ伏して泣き始めた。

「わからないのは〇〇ちゃんだけじゃないよ」
「今分からなくても、少しずつわかっていけばいいよ」

自分も友達も声をかけるが、全く届かない。

実は、この子は昨年まで特別支援学級に在席していた子。
「もし検査をしても、何も診断は出ない」
「中学校に行ったら、特別支援学級には入れないから、通常学級に戻そう」
そんな流れで、今年から通常学級に在席している。

はっきり言って、理解できない。
それなら、なぜ今まで特別支援学級にいれていたのか？
６年生から急に通常学級に入って、やって行けると思ったのか？

その子と話すと、
「ついていけないのが悲しい」
「友達が教えてくれるけど、その子達に迷惑がかかる」
そう言って、下を向くばかり。

どうすべきか考えが浮かばないまま、気づけば放課後。

家で暴れているという話を聞いたので、男の子と話をする。
家で暴れているのか、家族に酷いことを言ったのかと聞くと、首を降る。

正直に話しても、怒る訳では無いし、自分も昔、母親に酷いことを言ったと話すと、ゆっくり首を縦に降った。

この子の家はとても複雑で、この子には色々な思いがあるのだろうと話を聞いていると、ボロボロと泣き始める。

内容は書けないが、最後に、一人で抱えないように伝え、明日も待ってるよと伝える。

いろんな子が、いろんな思いや悩みを抱えている。
どうにかしたいが、できることの方が正直少ない。

自分は無力だ。
それでも、何かできることはないのか？
頭の中で、二人の泣き顔が消えない。