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チャイを(かなり簡単に)手作りしてみた。

世界的に飲まれている紅茶は,熱々のお湯を入れても味はあまり変化しません。むしろ香りを立たせるために,高温のお湯を使います。中国茶や玄米茶など,発酵や加熱をしているお茶はそうです。

一方,煎茶などのいわゆる緑色のお茶は,一般的に60度から80度(お茶による)で淹れると言われています。玉露なら50度など。沸騰したお茶だと苦味が強く出てしまうからです。

茶葉に直接氷を乗せて溶かして飲む「氷出し」のお茶が出汁のように甘く感じるのも,苦味が出ないよう0度でじっくり旨味だけを抽出するからです。(氷出し緑茶は,下のツイートのように茶葉の上に氷を乗せて溶けるのを待てば完成です!)

世界中に「お茶」はあれど,緑色のお茶を飲んでいるのは日本だけだと思いませんか? 旨味を抽出するために,わざわざお湯の温度を下げて飲む茶文化は,日本にしかないと言われています。

逆に言うと,焙煎して茶色くした緑茶(つまりほうじ茶)なら加熱しても大丈夫のはずです。インドの紅茶の代表,チャイなんかは鍋でスパイスを煮込みますが,あれも可能なのではないでしょうか。

そこで,今年2月にほうじ茶でチャイを作ってみました。

作り方などはインスタにも載せています。ほうじ茶の場合,手加減すると味がボケやすいので,通常のチャイよりスパイスを結構入れても,入れすぎなことはないです。

1. ホールのクローブとカルダモンのサヤ,サヤから出して潰した実,シナモンを細かくしたものを水で煮出す
2. 火を止めてほうじ茶を投入して待つ。砂糖もここで入れました
3. 生姜や牛乳を入れて沸騰寸前まで温める
4. 茶漉しとかでスパイスを取り除く。(ブラックペッパー振ったら美味しかったので,茶漉しの前でも後でもいいと思います)

温度とか分量をきっちり計らなくても,お茶と牛乳でスパイスを煮ると,チャイになることがわかりました。そこで。

午後ティー(ミルク)でチャイを作ってみた

この度用意したのは,メジャーな白いパッケージのミルクティーではなく,ホット専用の「午後の紅茶あたたかいミルクティー」
「濃厚」と書いてあったことと,通常のミルクティーとカロリーを比較して,よりチャイに向いているのではないかと判断(根拠は雑)。

使用したスパイスはほうじ茶チャイのときと同じ,シナモン,カルダモン,クローブ,ブラックペッパーです。(ピンクペッパーは撮影用の飾りで,チャイには入っていません笑)

作り方は上記のほうじ茶チャイと同じです。お好みですが,砂糖は既に入っているので加えなくても大丈夫なところだけ違いますね。

もともと甘みがしっかりしてる紅茶で作るとおいしいです。午後の紅茶おいしい無糖でも作ってみましたが,糖分が無いとめちゃめちゃピリッとしたスパイスティーになりました。

低温で飲む緑茶もいいですが,煮込める茶色のお茶に思いを馳せながら,チャイを手作りしてみるのもいいと思います。


と,午後ティーでジンジャーチャイを作ってみたら,新商品(↑)として売ってました。


#紅茶の日 に書いた,抹茶の人にとっての紅茶の日に関するnoteはこちらです。合わせてどうぞ。


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