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伸びしろは社会にあった # 母が語る2度目の高専入試

長男が苦手なものに頑張りを見せる

母親目線で息子達を観察していると分かることがあります。
葉介の場合、長男が苦手なことに対してはかなり意欲的になれるようです。
きっと本人に訊ねれば否定することでしょう。
でも確かにそんな傾向があります。
勉強でいうと漢字や社会など。

実力テストの結果

葉介が通った中学校では、中3になると定期テストの他に計7回の実力テストを実施しました。
この実力テストなるものは業者が作成したテストのこと。
実力テストを受験した中学生が各々志望する高校を記入することで、結果が数値となって合格判定が下されます。
実力テストを受験した人達の中での判定であることが前提で、志望校選びの参考にすることとテスト慣れすることが目的のようです。

長男のときも実力テストを実施しましたが、合格判定はありませんでした。

葉介の場合、第1回目では社会の偏差値(標準点)が「51.3」でした。
第1回目のテストは1学期中だったので、判定を受けた志望校は商業高校。
それでも判定は合格圏です。

そして、12月に行われた最終の第7回目のテストで社会の偏差値(標準点)は「66.1」です。
志望校は高専へ変わっています。
偏差値(標準点)が「51.3」から「66.1」までアップした頑張りはなかなかだと思うのです。
ところが、志望校判定では努力圏でした。

高専入試は別物

判定は合格圏、努力圏、再検討圏の3段階。
実はそれまでの志望校判定では、いつも再検討圏だった高専。
年明けからいよいよ私立の入試が始まるというタイミングでやっと努力圏に昇格できました。

この状況、ヤバいことには変わりありませんが割と葉介は平常心。
高専はダメ元と考えていることに加えて、「高専の過去問と全然違うんだから気にしなくていい」と割りきっていたことが大いに関係しています。

そう、高専入試は私立高校とも公立高校とも違い問題にクセがあります。
つまり実力テストの結果や暫定的な合格判定を鵜呑みにしても仕方がないわけです。

それにしても努力圏ですからね。
よくぞ気持ちが萎えずに耐えられたもんだと感心します。

ちなみに実力テストにおける理科と数学は最初から最後まで、まずまずの成績でした。
担当の先生が作成する定期テストはパッとしないのに、業者が作る実力テストはできる。
ちょっと不可解ではありますが、実力テストの判定は高専受験生にとって参考になるようでならないもの、且つ盲目的に信じてはならないものなのかもしれません。

子育ての終わりが待ち遠しいと感じつつ、継続中であることが日々の励みになっていることもまた事実。現在の心境は言葉を尽くしても語りきれずに、今日も綴ります。