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Humans of Dreamly #02

彼は警察官を目指し大学で語学を学んでいる。(移民の多いスウェーデンでは、様々な言語を学ぶ必要があった)

その後、ガードマンとして(スウェーデンのガードマンは、日本のそれとは少し違い、警察官の見習い的な存在)ストックホルムの裏社会と向き合う。次第に、彼にとって警察官の仕事が「タスク仕事」の様に感じるようになった。
人助けがしたかったはず、何かやりたかった事とは違う気がする…。」
そのまま警察官になっていれば、優しい彼にとっては、非常に苦痛な仕事となっていたかもしれない。

警察官への道のりに陰りが見えてきたその頃。

数学を勉強してみれば?君のその能力を眠らせておくのは勿体無いよ。」
という友人からの一言。これが、彼の人生を大きく変えることとなり、ヨーロッパ有数の工科大学、『スウェーデン王立工科大学』にてコンピューターサイエンスを学び始める。

ここでの授業は、主体性を重視しており、また学生の起業をサポートする体制も整っている。「イノベーション研究センター」が設置され、ビジネス教育や研究にも力を入れていて、大学在学中から、次世代イノベーターの人材育成が始まっていると言える。

彼自身在学中、生徒会長をしたり、ベンチャー企業でアルバイトをしたり、起業家精神を磨きまくった。その原動力となっていたのが、「何かやってやる」という強い自身の内側からの情熱と、「天才の友人」からの刺激だという。

そのようにして彼は、「チャレンジしたい」という意志・「起業したい」という夢「好奇心が大切だ」という気付きという、これからの人生にとって大切なものを得ることができたのだ。

少年時代の話は#01へ。



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