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ファシリテーション技術

一人ひとりに関わるときに必要なスキルは教える力であったり、コーチングであったりします。それによって、自己確立を生み出すからです。多くの人たちは、この方法を使ってより良い人生であったり、効率の良い仕事ができるように導いたり、モチベーションを高めることをします。
この二つの教える力、コーチングのスキルを身につけてたら次に身につけるべきスキルは、ファシリテーション力です。

ファシリテーション

基本的には促進者のことをファシリテーターといいます。ファシリテーションは「会議やプロジェクトなどの集団活動がスムーズに進むように、また成果が上がるように支援することをいう。 会議の場面の例としては、質問によって参加者の意見を引き出したり、合意に向けて論点を整理することが挙げられる。」といわれていますし、「物事を容易にできるようにすること。簡易化。」することを言います。

コトバンクには以下のようにも記されています。
「ファシリテーターが関与するプロセスには、段取り・進行・プログラムといった、活動の目的を達成するための「外面的なプロセス」と、メンバー一人ひとりの頭や心の中にある、考え方や筋道などの思考的プロセス、感情の動きやメンバー同士の関係性など心理的プロセスの「内面的なプロセス」がある。ファシリテーターはチーム活動を円滑に進めるための外面的なプロセスと、成果や満足感を左右する内面的なプロセスの、両方のプロセスに関わることで、人と人の相互作用を促進する。
・ファシリテーションのスキルには、場をデザインするスキル(プロセス設計)、コミュニケーションのスキル(傾聴、復唱、質問、主張、非言語メッセージの解読等)、構造化のスキル(図解、フレームワーク)、合意(コンセンサス)形成のスキル等が挙げられる。」といわれています。

行動コミュニケーション学とファシリテーション

行動コミュニケーション学がなぜ効果的なのかは、実は外面的なプロセスもありますが、内面的なプロセスを大切にしているからです。それは、行動コミュニケーション学を開発したのがファシリテーターであり、チームビルディングを行っていたからです。

チームビルディングは、感情の動きやメンバーの関係性などの心理的なプロセスを大切にします。それだけでなく、非言語メッセージの解読をして、合意形成を図っていきます。その考え方をフレームワークとして簡易化したのが行動コミュニケーション学です。

ですから、多くの人たちが納得感があるだけでなく、本来複雑で解明しにくいことを簡易化されたのです。しかし元々複雑なので、それでも難しく感じるのは、二つか三つを重ねて(レイヤーとして)造られているので、構造が複雑になっているのです。行動コミュニケーション学では、そのレイヤーを外して簡素化にして発表しているのです。

ファシリテーション技術を知るために

ファシリテーション技術を知るためには、援助の方法を知る必要があります。
援助には四つの段階がありますが、通常は三つが使われています。

援助とは、ヘルプ、アシスト、サポート、エイドです。
ヘルプ(help)は「お手伝いします、助けます」。
アシスト(assist)は「支援します、お手伝いいたします」。
サポート(support)は「応援する、援助、援助してくれる」。
エイド(Aid)は「援助」。

さて、ここで援助は実際にどのような場面で活用されるのか。
ヘルプはティーチング(Teaching)で教えることです。
先生がいて生徒がいます。答えを持っている先生が、答えのない生徒のお手伝いをするのです。それがヘルプです。

アシストはコーチング(Coaching)で指導することです。
コーチがいてクライアントがいます。答えを持っているのがクライアントで、それを引き出す質問をするのがコーチです。クライアントから引き出しつつ、ゴールまで支援するのです。それがアシストです。

サポートはラーニング(learning)で自分で学ぶことです。
ファシリテーターがいてプレイヤーがいます。プレイヤーは自分で学びます。サポーターとして応援するのがファシリテーターです。場を促進させるのです。プレイヤーが学びやすいように、場を提供することです。それがサポートなのです。

主役はプレイヤー

今の教育のシステムでは、答えを与えられ、答えに答えられないと悪いという評価がつきます。それによって、受動的な歩みしかできないので、自己肯定感と自己効力感が低くなるのです。今のシステムは教師やコーチ、ファシリテーターまでもが主役になっていて、プレイヤーに育てていないのです。

行動コミュニケーション学においても、その環境にいる人が自分で問題を解決しなければなりません。正解だけを求めていると受動的な歩みになるので、満足出来ません。ですから、満足出来るように色々と学びに行くのです。

一般社団法人行動コミュニケーション協会の素晴らしいところは、月会費を払っていれば何回でも学ぶことができますし、だからこそ、自分に関係している人と一緒に学ぶことができるのです。自分が学び、附に落として活用するためにフレームワークを使っているのです。それをサポートするのがファシリテーション技術です。

ファシリテーション技術

技術というのもありますが、ファシリテーションを行う人のあり方がすべてを左右することになります。目の前の人を大切にすること、愛すること、支えることを意識しなくなるほどトレーニングを積み重ねる必要があります。

それこそが、最高のファシリテーション技術なのです。

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今回の写真は第4期アチーバスプロフェッショナルトレーナー養成講座でのファシリテーションを学んでくださった方々です。

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