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日本茶を広めたい! ただそれだけのシンプルな想い。

こんにちは。
お茶好きの服部孝江と申します。初めてのnote投稿で緊張しておりますが(笑)、どうぞよろしくお願いします。

普段は、個人ブログBeautiful Tea LifeとSNSで「お茶のある暮らしぶり」などを、ほぼ毎日更新しております。もうすぐ5年。少しでも「お茶を広めたい!」という一心で書き続けてきました。

ただ、このようなやり方では圧倒的に広めることは難しい・・・限界がある・・・と感じていたのも事実です。つまり、一人で片手間に個人的に活動する方法です。そこで、先月1月に会社を設立しました。

今回は起業に至るまでの経緯や想いと、今後について書き綴っていきます。これから進めていく上での備忘録的なものにもなりますし、茶業界を盛り上げる為の “1つのきっかけ” になればと考えております。

6つのチャプターに区切って書いております。どうぞ途中でお茶でも飲みながら、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

1. お茶との出会い

まずは、どうしてお茶なのか?

私は新潟出身。身近に、茶業界に携わっている知り合いはいなかった。家の周りは水田や野菜畑が広がっていた。一見「お茶」とは無縁の環境だ。

◆お茶で親子げんか
実は、私の母親がバカがつくほどお茶にこだわっていた。正確に言うと、お茶全般ではなく「煎茶だけ」にこだわり続けている。今もなお現在進行形。1日に5回以上は急須で煎茶を入れる。親類の家に行けば、自分で淹れた方が美味しいからという理由だけで、勝手に人様の家で抽出が始まる。

高校生のころ、私が淹れたお茶が不味いという理由で親子げんか。もう二度と急須に触るものか!と思ったものだ。でもふと「どうして同じお茶っ葉で、同じお湯を使って、同じ急須で淹れているのに、ここまで味が違うのだろう?」と、疑問に思った。

この疑問こそが、お茶に興味をもつきっかけとなった。ある意味、お茶と出会った瞬間なのだ。

◆海外の紅茶に興味をもつ
大学進学とともに、上京。100種類ものお茶たちと出会うことになる。

上京したときは、どれもかれもが新鮮。その中で私が釘付けになったのは、100種類ものお茶が並ぶお茶屋さんだった。「お茶って、こんなに沢山あるんだ!」とても感動したものだ。

社会人になってからは、頻繁にお茶屋さんに足を運んでは紅茶を買い、何十種類ものお茶を飲み比べていった。そうして気がついたら、お茶の虜になっていた。紅茶教室にも通い、最終的にはティーアドバイザーの資格も取得しました。


2. 修行のような日々

実は最初の勤務先は、小学校だった。なんとなく敷かれたレールの上を歩いていたら、小学校にたどり着いた。。。確かに、楽しい日々でした。

でも、あれ?!私の居場所はココではない。

◆紅茶の世界へ
小学校を離れ、あの100種類もの紅茶の世界へ。あのお茶屋さんで、働きたい!

しかし現実はそう甘くはなく、2度もお断りの連絡をいただいた。3度目の正直で、本店のサロンで働けることになり、そこから修行のような日々が始まった。

お茶の名前と味わいを一致させ、各種類に合った淹れ方や味わいを提供しなければいけない。しかも紅茶だけではなく、緑茶部門も合併し、トータル200種類くらいの世界中のお茶の種類を覚えて、抽出できるようにならなければいけない・・・

ときには一般のお客様に混じって、本店のセミナーにも参加したりと、もう必死でした。でも楽しかった。

◆過去に一度、起業も考えた
実は、過去にも起業を考えていた時期があった。

2度、お茶屋さんにお断りされている間に、起業塾セミナーに通っていた。このとき思い描いていたことは、紅茶専門のカフェだった。でも最終プレゼンをしながら、「お茶を広めるって、こういうことではないんだよなぁ。。。」と感じていた。しかし、どういうことが「いわゆるお茶を広めること」なのかは、見当がつかなかった。

まだガラケーの時代。実店舗を出すことしか思いつかず、起業は断念した。


3. 個人ブログで、お茶の情報発信をはじめる

数年後。
ネットやスマホも普及し、誰もが情報発信できる時代がやって来た。

◆周囲のすすめでブログをはじめる
「Wordpressでお茶のことを書いていったらいい」

今までメールかネット検索しかしてこなかった私には、
・Wordpress
・ブログ
・情報発信
と言われてもピンとこなかった。

でも数週間後には、そのWordpressとやらでブログを始めていた。好きなお茶について、毎日更新するのが楽しみだった。
ブログ参照:Beautiful Tea Life

◆狙いは、お茶に興味がある人を増やすこと
まだお茶に興味がない人、消費者向けの情報発信のはずだった。

しかしフタを開けたら、日本の茶園さんと知り合う機会が増えていった。お茶が好きというお茶仲間の方々とも、ネット上で繋がることができた。いい意味で、当初の狙いとは真逆の反応に戸惑ったりしたものだ。

茶園さんと交流していく中で、日本茶業の実態を目の当たりにする機会も増えていった。実際に茶園さんの元へお伺いして、お話をお聞きしたり茶畑を見学する機会もいただいた。

お伺いしながら、再び「お茶、いや日本茶を広めたい!」という気持ちがふつふつと湧いてきた。


4. リアルに活動してみる

お茶を消費する人口を増やそう!という思いで、「ミニセミナー」と「Tea散歩」の2つの活動を実施しました。

◆ミニセミナー
こちらも周囲のすすめもあり、初心者向けのお茶教室を開催することができた。

ただ単に、お茶の知識を伝達するのではなく、
・お茶の「美味しさ」を知っていただく
・お茶の「楽しさ」を知っていただく
特に、上記の2つに重点をおいた。

印象的だったのは、「えっ?!お茶ってこんなに美味しいんだ!」「いつものこのティーバッグ、こんなに美味しくできるんだぁ」という驚いた表情でした。

もしかしたら、お茶が苦手とか嫌いなのではなく、知らないだけなのかもしれない。あとは急須とか、面倒くさいと思っているだけなのかもしれない。でも美味しいお茶を知ってしまうと、みんな笑顔になる!美味しい笑顔は、みなさん共通しているようだ。

ミニセミナーを実施して、そう感じた。

◆Tea散歩
この企画は、ある日目覚めたら急にパッと思いついた企画だった。その日の午前中には、浮かんだ構想をまとめていた。「お茶を広めるには、何が有効的なんだろう?」と常に考えていたから思いついたのかもしれない。

Tea散歩で実施したことは、2つ。
・お茶の専門店や日本茶カフェに行ってみる
・茶畑へ行ってみる

ここで感じたことは、参加者が増えてきたら一人で運営しきれない。もし全国の茶畑へ泊まりがけで行くことになったら、旅行会社のごとく働くことになる。一人で片手間では、限界がある。そう感じた。

実施した2つのことは、浮かんだ構想の1部分だった。今回起業したきっかけには、このとき浮かんだ構想が土台にある。具体的には、今後少しずつ公表するときが来るだろう。


5.通販で「売れないもどかしさ」を経験

少し、お茶とは関係のない話になります。

個人的にブログを始めたり、リアルで活動を実施しているのと同じ時期に、実は個人的に通販を始めている。販売している主な商品は、お茶ではない。ドロップシッピングというシステムを活用して、家具を販売していた。

◆最初の1つが、全く売れない。
ド素人感覚だと、自分のネットショップを公開したときから、たくさんサイトにお客様がやってくると勘違いしてしまう(笑)でも実際に経験してみて、こんなに難しい商売はない。(まぁ、どの商売もそんなに簡単ではないが・・・)

まずは最初の1つが売れないのだ。これは、もどかしい。サイトを作り込む作業と売上結果には、タイムラグが必ずある。コツコツ積み重ねることが大切だ。そして相当の売上高を維持するには、これまた個人的に片手間では、難しいことなんだということも分かった。

◆ふと、茶園さんのことを思った
自らネットショップを開設して、産地直送している茶園さんもたくさんいらっしゃる。

・お茶を育てる作業
・販売チャネルを増やすこと
・通販サイトをつくって販売すること などなど。

そう。茶園さんはただお茶を育てているわけではない。手塩にかけて育てたお茶が売れたとき、美味しいと言われたとき、どんなに嬉しいことか。なんとなく分かる気がした。

実際に、茶園さんの通販で購入したお茶のレビューを、ブログやSNS等で発信すると、直ぐに反応があったりする。とても嬉しそうな感じが伝わってくる。


6. 圧倒的に広めるために、自分ができること

私は今や「ただの消費者」でもなく、「茶業界」に携わっているわけでもない。でも、この立場だからこそできることもある。

◆茶園さんたちの、笑顔を増やしたい!
今までご紹介させていただいた経験などを通して、シンプルに茶園さんたちの嬉しそうな笑顔を、もっとたくさん増やしたいと思った。

日本茶の歴史は古く、鎌倉時代、平安時代からとも言われている。その歴史を背負いながら、何百年も茶業を受け継いだりしている。凄いことだと思う。

◆お茶を飲んでいるときの、笑顔も増やしたい!
ミニセミナーで見た、「美味しい!」と言いながら飲んでいた、あの笑顔は忘れられない。

美味しいお茶は、人を笑顔にする。

今や、お茶の入れ方や飲み方は、自由だ!堅苦しいことは横に置き、まずは楽しんでもらいたい。もっと詳しく知りたいと思ったときに、知識なりを得ればいい。

◆笑顔と笑顔をつなぐ、架け橋のような存在になりたい。
作り手、販売者、消費者などなど。立場によっては、いろいろな想いがあるだろう。でも美味しいお茶を飲んだときの、あの笑顔はどの立場でも同じはず。お茶を通して、笑顔がつながる場所を提供していきたいと思う。

最後に

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!

起業はしたものの、当たり前ですがこれからが勝負。本格的に始動する前に、SNSで繋がっていただいている茶園界隈の皆さんや、お茶好きの方々に、ご挨拶というかご報告しておこうと思い、今回長々と書き綴ってきました。

とはいえ、ここで一区切りというわけではなく、今後は今まで同様、一緒に同じ方向を見て茶業界を盛り上げていただけたら、という気持ちでいっぱいです。どうぞよろしくお願いいたします。

では、また何か進展などありましたら、noteにてご報告させていただきます。個人的な内容は、今まで通りの個人ブログで発信して参ります。

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最後の最後に、デザイナー&エンジニアの皆様へ

もし最後までご覧になり、少しでもご興味をもたれたデザイナーやエンジニアの方がおりましたら、ぜひ、私:服部孝江のFacebookメッセンジャーの方に、ご一報いただけると幸いです!また周りの方々へ、ご紹介していただけるとありがたいです。

ちなみにTwitterもございます:服部孝江のTwitter

UI/UXデザイナー、プログラミング、バックエンド、CTOなどなど、スタートしたばかりなのでポジションは充実しております。

本格的な求人は、資金調達の目処がついた時点でさせていただこうと、今の時点では考えております。その前に、最後まで読んでくださったデザイナー&エンジニアの皆様に、先行してお声がけしております。

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