パンプジン

「第29回トキワカップ」開催レポート 【前編】

 こんにちは。
「TEAM TOKIWA」の「“会長”」です。


 今回の記事では、私が「イベントオーガナイザー」として5/19(日)に開催した公認自主イベント「第29回トキワカップ」の開催レポートを書かせていただきます。



 なお、今大会は参加人数35人、大会形式はオープンリーグ、スタンダードレギュレーション、予選スイスドロー6回戦+予選上位8名による決勝トーナメント3回戦(3位決定戦あり)という形式で行っております。


 「スカイレジェンド(SM10b)」環境も終盤戦となった今回の大会ではどのような環境だったのかという点について主に触れていきます。
なお、現在開催中の公式大会「シティリーグシーズン4」に参加される方が多く勝ち上がっていた為、決勝トーナメントの詳細な結果やデッキレシピについては後日触れさせていただきます。



1.第29回トキワカップデッキ分布

 

 今回最多勢力になったのは「パンプジン」デッキで、全体の20%を占めていました。
「スカイレジェンド(SM10b)」で登場した【Uターンボード】で、【パンプジン(SM4S)】のワザ「パンプキンボム」を使った後にトラッシュするかわりに手札に戻ってくることから継続して高いダメージを与え続けることが出来ます。
また、「ダブルブレイズ(SM10)」で登場した【トリプル加速エネルギー】の存在も追い風で、5枚目以降の【ダブル無色エネルギー】として「パンプキンボム」を使えないターンを減らすことが出来ます。
ほとんどの方が【ゼブライカ(SM7a)】との組み合わせで、特性「はやがけ」で山札を掘り、ポケモンのどうぐやエネルギーカード等の必要なカードにアクセスする可能性を高めてくれる他、このデッキの弱点である、【リセットスタンプ】や【マーシャドー(SM3⁺)】の特性「やぶれかぶれ」等のこちらの手札をリセットしてくる相手に対してある程度の耐性を得ることが出来ます。
ポケモンGX主体のデッキタイプではないので、対ポケモンGX主体のデッキに対してはサイドレースで有利に試合を運ぶことが出来る点も強みで、今回の大会では大活躍していました。


 次点は「ゾロアークGX」デッキと「レシラム&リザードンGX」デッキでした。
この二つのデッキは前環境から環境上位に君臨し続けているデッキで、現在行われている公式大会「シティリーグシーズン4」でも大活躍しているデッキタイプです。


 「ゾロアークGX」デッキは、「スカイレジェンド(SM10b)」で登場したお互いの手札を捨てるカード【ムサシとコジロウ】を絡めて【ゾロアークGX】の特性「とりひき」でこちら側は多くの手札を維持しつつ、相手のリソースを削っていくタイプのコントロール重視のデッキや、同じく「スカイレジェンド(SM10b)」で登場した強力な1進化ポケモン【ユキメノコ】を採用して「レシラム&リザードン」デッキ等の炎タイプのデッキに対して弱点を突くことで強く出られるような形でした。


 「レシラム&リザードンGX」デッキに関しては、先月「ジージーエンド(SM10a)」環境で行われた大型公式大会「チャンピオンズリーグ2019京都」で流行ったデッキリストと大きな違いはないものの、「スカイレジェンド(SM10b)」環境でもトップメタの一角として君臨しているデッキパワーの高さは健在という感じでした。


 残りの複数人の方が使用していたデッキタイプとしては、
一つ目が、「シティリーグシーズン4」でも活躍を見せている【エンニュート(SM10)】の特性「あぶりだす」を沢山使うことで、【アンノーン(SM8)】の特性「HAND」の条件を満たし、勝利する特殊勝利系の「エンニュートHAND」デッキ。


 二つ目が、「シティリーグシーズン4」でも複数の会場で優勝している【マグカルゴ(SM6a等)】をデッキ構築に戻す事により苦手な【リセットスタンプ】への回答を搭載しなおした「ジラーチ/サンダー」デッキ。


 最後が、先日行われた北海道のもう一つの自主大会「メガアローゼン杯」を制したデッキタイプの「ウルトラビースト」を軸にした「ビーストBOX」デッキでした。
こちらのデッキタイプは「スカイレジェンド(SM10b)」で登場した【アーゴヨンGX】で大幅に強化されたデッキタイプです。
特性「ウルトラへんかん」で不要な「ウルトラビースト」をドローに変換し、安定した展開が出来るのと、ワザも強力なカードで、デッキパワーの底上げがされております。

 

2.第29回トキワカップベスト8プレイヤー紹介


優勝:「ごぼ選手」 
 自称「”地力最強”」の「ごぼ選手」が今回のトキワカップを制しました。
真面目に紹介させていただくと、遠征にも積極的に行かれているプレイヤーで、現時点での2019年CSP国内ランキングでは178位と「ジャパンチャンピオンシップス2019」の優先出場枠を獲得する位置につけております。
優勝おめでとうございます。


準優勝:「楓選手」
 準優勝は「TEAM TOKIWA」の「楓選手」でした。
独自にチューニングしたプレイングの難しいデッキを使い二位入賞されました。
前回大会も四位と安定した成績を残し続けています。
 
 

3位:「shirara選手」
 他カードゲームでも活躍されている江別市の強豪プレイヤー「shirara」選手が三位に入賞しました。
ミラーマッチも想定している良い構築のデッキを使いこなしてしました。 


4位:「ミーナ選手」 
 前回ベスト8だった「ミーナ選手」が今大会では四位に入りました。
沢山カードを引くあのデッキを使いこなし安定した戦いを見せてくれました。


ベスト8:「ヤマシュン選手」
 前回に引き続き予選を突破した「ヤマシュン選手」。
今回も「カゲロウ選手」の作成した独特のデッキを使いこなしていました。

 
 
ベスト8:「はるひ選手」
「ヤマシュン選手」と同じシニア部門のプレイヤー「はるひ選手」がベスト8に入りました。
今大会で活躍していたデッキタイプを上手に使いこなしていました。 
 

ベスト8:「れんパパ選手」 
 先日の「メガアローゼン杯」を制した「れん選手」のお父様「れんパパ選手」がベスト8に入りました。
自身も「メガアローゼン杯」を予選1位通過しており、好調を維持しています。
 

ベスト8:「ノケ選手」 
 ベスト8最後の一人は「ノケ選手」です。
優勝された「ごぼ選手」と同じデッキタイプをシェアして結果を残しました。 


3.おわりに

 「スカイレジェンド」発売当初はあまり環境に影響はなさそうと言われていましたが、そんな事はなく前環境で強かったデッキタイプを含め環境がかなり動くパックとなりました。ある程度環境が煮詰まった今大会も全体的に新カードが活躍した大会となりました。
北海道から「シティリーグシーズン4」に参加される方のほとんどが今週末ということで、本番前の調整の場として新カードが活躍したというのは良かったのではないでしょうか。


 また、大会の運営面に関しては、三大会連続で当日の参加率が100%だった事が非常に良かったと思います。
事前にキャンセルがあって当日枠も発生しましたが、当日に快く参加していただいた皆様、参加者の皆様のご協力には本当に感謝しております。
いつもありがとうございます。

 
 次回は6/2(日)に開催予定です。
2019年シーズン最後の大会「ジャパンチャンピオンシップス2019」に参加される皆様の調整の場として是非お使いいただければと思います。
もちろん「ジャパンチャンピオンシップス2019」に参加されない方のご参加も大歓迎です。
5/31(金)発売の「ミラクルツイン」+2種類の「スターターデッキ」の発売直後の環境でどんなデッキが活躍するか楽しみですね。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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