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欧州でタータンを見かけないわけ

タータンは可愛い。そもそも格子柄がキライな人を除いて豊富な柄や色調の中から好みのものが必ずや見つかるのではないか。と思うほど。
日本ではタータンは小物から服まで愛されていてなんなら定期的に流行りの柄になったりして人気。

私も好きな色やパターンいくつもある。
でも…
欧州の日常では見かけないなあ。
流行らない。
小物なんかにもあまり使われてない。

大昔、こちらに来た頃英国でやっと手に入れたキルトを履いていたら 不思議そうな、ちょっと変わったものを見るような目で
なんでキルト?
と聞かれた。
えっ?好きだから。(に決まってるよね⁇⁇なんで聞く⁇ いまヘンな人認定された…よね)

その後 理解したところによると
キルトはスコットランドの(クランの)民族衣装。伝統的なもの。

部外者が身につけるのは それキルト タータンの柄が示すものと中身が一致しなさすぎてとても奇妙なことらしい。



キリスト者でもないのに十字架を身につける のも意味不明だろうけど ちょっと違う
着物を着る外国人よりもっと違和感が出る。着物の柄そのものが意味だから。

マッチョにして美麗なりコネリーさま
着こなしすぎ、板につきすぎかっこええ

そんなに深くカルチャーに関心がある人々ばかりじゃないように思うけど
キルトはそういうもの 的な立ち位置が確立されすぎてて複雑な国家や民族の出入りのあった欧州では キルトはやっぱり流行ることはなく、流行らせるらことはできないらしいのだ。
(たまーに、伝統的なキルト柄ではない妙な色合わせのものが出回ったりもすることがあるが、日本人のように日常的にタータン柄を愛することはないのだ)

もちろんイギリスでも同様。スコットランドの そのクランの者が身につける決まった柄、どうしてサッカーでも他国扱いで出場する他地域のもの身につけたりすることがあり得よう。

大好きなのに 残念すぎる。
(ブロンプトンのSバッグフラップに、表は恥ずかしくても裏布とかででもいいからタータンチェック使いたいと思いつつ)

ところで、余談
キルトの下には下着は身につけない そうですね。あのバッグはおーっと捲れてしまわないようにとかなんとか…

余談の余談剣道男子はパンツ今でも履かないのかしら。半世紀近く前は男子部員はパンツ履いてるとセンパイに寄ってたかってひんむかれてましたけど。

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