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杉田陽平さんの名古屋の個展の初日に行き、感想はもう書き切ったはずだったのに、その後に続く10日間の出来事に感動してしまったので、また書くことにした。

2021年10月30日(土)から11月8日(月)まで、ジェイアール名古屋タカシマヤの10階催事場で開催されていた現代美術家の杉田陽平さんの個展「朝起きた時、そこにアートがあれば」が閉場しました。

杉ちゃんファンである私はその初日に個展に伺って、個展と名古屋を満喫しました。その時の感想はこちらに書いたので、よかったら読んでいただけたら幸いです。


けれども……。
その後に続く10日間に伝え聞いた出来事がすごく刺激的で心を揺さぶられてしまったので、その記憶をとどめておきたくもう一つ記事を書くことにしました。

当の杉ちゃんご自身は閉場の翌日には、TwitterもInstagramの名前も「杉田陽平2月個展渋谷パルコ」に変えてしまうくらい、もう気持ちは名古屋になく次の個展を見据えている様子だけど、ファンとしてもう少しだけ名残惜しく振り返らさせてもらいたいと思います。

東京の自宅に帰ってきてからも名古屋の様子はとても気になっていたので、杉ちゃんのSNSを中心に情報収集は続けていました。

そして、びっくりするくらい多くのメディアに杉ちゃんが取り上げられいることを知りました。

以下、備忘録的にまとめてリンクを貼っておきます。

まず、開催前からPR TIMESに書いてあったことは知っていて、すごいなと思っていました。(10/19)


その後、どうやら初日に私が会場に着く前に受けた取材の動画と記事が、Yahooニュース東海テレビニュースoneに載っていたようでした。(10/30)
見た人が思わず行きたくなるような会場のいい雰囲気を映した動画だなと感じました。



また、ナゴヤドットさんの記事がとても読み応えあり素敵でした。(11/1)
この記事は個人的にとても好きなので、また深堀りしたいと思っています。

他にもいくつかありますね。貼っておきます。


メディアではないけれども、バチェロレッテで共演し、次回のバチェラー4を務められる黄皓さんとのトークショーもありましたね。(11/2)
行きたかったけれど、さすがに平日に行くことはできず断念しました。
勝手にリンクは貼れないのですが、後日、イベントに参加された方が様子を書いてくれたブログを読むことができて本当にありがたかったです。

当初初日の10/30と会期中の最後の日曜日の11/7の午後に在廊予定だった杉ちゃんが、他の日も連日時間の許す限り、在廊されていたと聞いて、来場者の方が思った以上に多かったんだろうなと想像していました。来場者が多いことはとても素敵なことだけれど、杉ちゃんの体力や健康が気になっていました。

個展の度に思うのですが、アーティストの方は心身ともに本当に力のいるお仕事だと感じます。それをずっと続けられていることが本当にすごいなと思います。

地元の中京テレビ「ぐっと」に11/5の午前中に生出演されていましたね。
個人的なことですが、私の住む地域では見られなかったので、名古屋に住む友だちにお願いし動画をとってもらうことができました。本当に嬉しかったです。


動画を載せることはできないので、ざっくりとした内容を書かせてもらいますと……

「地元三重県出身、綺麗な色彩が印象的な日本一作品が入手困難と言われています現代アーティスト」と紹介されると、杉ちゃんは「ありがとうございます。初めまして杉田と申します」と丁寧に挨拶された後「彼女とデートで行くのは大体名古屋でした」と爽やかに恋バナを披露していました。
画面に映ったいくつかの作品とともに「絵の具の大胆さと繊細さが共存する作品として評価が非常に高い」と紹介され、バチェロレッテに出ていて「愛情表現もアートでされたりして大人気だった」と説明されていました。
その後、スタジオに持っていかれた「クリスタルシリーズ」の作品に光を当てて、その光を通して色づいた影が主役の作品と杉ちゃんが丁寧に説明してくれていました。
また、画家になった経緯も話してくれて、最後に地元初開催の個展がジェイアール名古屋タカシマヤでやっていますよと紹介されるという充実の3分半でした。

また同じ11/5の夕方に今度はジェイアール名古屋タカシマヤさんのInstagramのアカウントで会場に来られない人のためにスペシャルライブペインティングのインスタライブをやってくれましたね。カメラのアングルもとてもよく、私も夕食を作る手を止めて拝見しましたがとても楽しかったです。

(ジェイアール名古屋タカシマヤさんのInstagramの動画のアーカイブに残っています。30分くらいです🌕🌊🎨)


そして、なんと中日新聞にも掲載されたと杉ちゃんがブログで教えてくれました。
ご実家のご両親がとても喜んでいらっしゃったと書いてあり、なんか私まで嬉しくなりました。この新聞も東京だと入手できないと思っていたら、なんとバックナンバーを売ってくれるというシステムがあると知って入手しました。
余談ですが、中日新聞には地方版が60種類もあるらしいです。

主に、個展の紹介が書いてあって、作品と一緒に写る杉ちゃんのにこやかな笑顔が印象的な写真が載っていました。


元々の在廊予定の11/7はそれはまた多くの人が杉ちゃんに会いに会場を訪れたとSNSで知りました

その夜というよりは最終日の明け方に杉ちゃんが「本日〆切“抽選販売申し込みされたお客様へ」というブログを書いていて、その内容にまたグッときました。

そして最終日、杉ちゃんはYouTubeの撮影もされていたようで、その後また会場に訪れたファンの方々やお客さんと交流されたと聞きました。

……と、ここまで、10日間を取材を受けたメディアを中心に振り返ってきたけれど、本当にすごいなと思います。

私が、今回の個展の何に感動したかというと、杉ちゃんの作品が素晴らしかったことはもちろんなのですが、それ以外に3つあります。

1. 杉ちゃんがプレッシャーの中、異例の挑戦をしたこと

杉ちゃんは、今までも、東京ではたくさん個展をされていたけれど、名古屋で個展をされるのは初めてだということでした。「地元初開催」ということは本当に素敵なことだけれど、そういった冠がつくということは、同時にすごいプレッシャーだと思います。
また、通常の個展とは違って「現代アートイベント」という催事ということで、百貨店の担当の方と一緒に異例の工夫としたということ。杉ちゃんのブログによると「百貨店としての初めての試みも多くあり毎日フィードバックしながら明日を迎えていました」と書いてありました。これって本当にすごいことだなと思います。
黄皓さんとの「トークイベント」もわりと急に決まった感じがありましたが、これもきっと準備している中で「またとないいいチャンスだからやろう」と決めたのだと思うのです。そのフットワークの軽さが素敵だなと思いました。おそらくインスタライブも途中で出た「いいアイデア」だったのではないかと想像します。そういったフレキシブルな対応、既存の慣習に囚われず、いいなと思ったらやってみようという人たちが集まって「できるだけ多くの方に、現代アートのもつ魅力や片鱗を味わってもらおう」と思って企画してくれていたのだと考えただけでワクワクします。

以前杉ちゃんが、何か選ぶときに「リスクなのはわかっているけれど、でも何か可能性があるような気がして仕方がないじゃないけれど、そういう性分なんです」と言って、他の人が選ばないような未知なる道に惹かれるっていう話をしてくれたことを思い出して、未知のものに挑む勇気とか、直感の鋭さとか、そういったものに感動していました。

2. 杉ちゃんに会いたい! とか、作品が見たい! と思って、遠くから人々が観に行かれたこと

数字はわからないですが、ものすごい数の人が来場されたのだと想像しています。その数も本当にすごいと思うのですが、私は「すごく遠くから人が来られたこと」に感動しています。
私の場合も「遠くても行きたい」という思いが今回強かったのです。
私にとって、東京から名古屋というのはいつもならすごく遠い距離のはずなんです。だけど「行きたい」と思い「行けるかもしれない」と希望を持ち「行こう」と決めることができた。そして行けたのです!
それは今の私にとってすごく大きなことであり喜びでもありました✨
行きたいと思える場所と機会を作ってくれて杉ちゃんには本当に感謝しています。

そして、このことは、あくまでも個人的なことだと思っていたら、杉ちゃんの作品を見たいとか、杉ちゃんご本人にお会いしたいという理由で、私以上に遠くにお住まいの方々が、全国からものすごい数、あの時空に集まられたこと、そのことにも本当に感動しています。

もちろん、どうしても事情があって行けない場合もあると思うのですが、人って本当に見たいとき、会いたいときは行動するんだ、そして作品を買いたいと思うんだ、それって本当にすごいことだなって思ったんです。

それを多くの人が杉ちゃんに対してしている現実が目の前にある!!

作品一つひとつが素晴らしく素敵だなと感じるのとともに、個展そのものが、杉ちゃんご本人が、生きたアート作品に感じました。

杉ちゃんがインタビューで「お客さんと一緒にアートの価値を作ってきたい」と言っていたこと「現代アートの良さは作者が生きていることです」と言っていたことが「本当にその通りなんだな」と感じられる本当に素晴らしい時間と空間でした。

3.杉ちゃんとジェイアール名古屋タカシマヤさんのスタッフさんのお心遣い(ホスピタリティ)

展示も本当に素晴らしく、作品はもちろん、スタッフさんのホスピタリティにも感激しました。
写真撮影のときに、ファンの方一人ひとりに丁寧に対応してくれる杉ちゃんが本当に素敵な上に、写真撮影してくださるスタッフさんが、カメラ目線で意識して撮る記念撮影の前に、杉ちゃんと話していたり、絵を描いてもらったりする自然体というか、ファンの方のドキドキした気持ちや何気ない形で現れる杉ちゃんとの心の交流のようなものをさりげなく撮ってくださるお心遣いに感動しました。

細かいことを言うと、もっともっと感動したポイントはたくさんありました。本当に素晴らしかったです。

自分でもなんでこんなに何度も文章に書いたりしたくなるんだろうって不思議です。

でも人って本当に感動すると誰かに話したくなったり、記憶に残しておきたくなって記録したくなるんじゃないかと思うんです。

だから、その気持ちに素直に、書きたかったので書きました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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