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ほわちょこ創作の裏側vol.4 ボイスドラマ『サイセイ』松田和佳奈×水無瀬弘奈

ボイスドラマを投稿させてもらえた上、後日談というか、裏話まで語らせてもらえるなんて感謝感激です。

今回は高校の演劇部で一緒だった水無瀬弘奈さん(ひろな)が一緒に作品を作ってくれました。せっかくなので、今回の裏話も二人のインタビュー風に仕上げてみました。よかったらお付き合いください。(以下、ひろな:水無瀬弘奈、まっつー:松田和佳奈です。)


〜今回作品を作ることになったきっかけは?〜

ひろな 「オンライン飲み会だよね?」

まっつー「うん、思いつきでね。」

ひろな 「普通に飲んでて、なんか面白いことしたいよねって。」

まっつー「とにかく暇だったんだよね。今は遊んだりとかどこにも行けないし。」

ひろな 「演劇も見に行けないしね。そしたらオンライン上で演劇祭があるよってまっつーが教えてくれて、じゃあなんか作ってみる?みたいなね。」

まっつー「そうそう。今回の『サイセイ』のネタにも繋がってくるんだけど、思いついた時にはもう作品の応募が始まっててね(笑)」

ひろな「どうしようどうしようって(笑)」

まっつー「作ってから、演劇祭で募集してたのが映像作品だったって知って。私たちが作ったのはボイスドラマだったから、今回ほわちょこ(劇団ホワイトチョコが好き)の方に相談させてもらったら、投稿させてもらえるってことになってね。」

ひろな 「すみませんお邪魔しますって感じで。」

まっつー「作品を作ってからぶん投げるというね、本当にありがとうございます。」

〜どうしてこの作品になったの?〜

ひろな 「この状況が面白いって感じだったんだよね?まっつーの中で。」

まっつー「そうそう!急に、演劇やろうよ!ってあんまりならないでしょ?(笑)」

ひろな 「そうだよね(笑) ボイスドラマっていうのは、コロナの状況だからこそいいなって思って選んだよね。」

まっつー「ボイスドラマの常識みたいなのを一切知らない状態でとりあえず作り始めたんだよね。」

ひろな 「でも意外とスムーズに進んで。やろうって言ってからまっつーが台本送ってくれるまで、めっちゃ早かったよね(笑)」

まっつー「その時は演劇祭に間に合わない!って思ってたから、勢いでバーって書いて。1日くらいで第一稿作った(笑)」

ひろな 「話し合っていくうちに、二人の関係性だったりキャラクターだったりが際立ってきて。内容的にもいい感じで収まってくれて。いいじゃん、いいじゃん!みたいな。(笑)」

まっつー「作っていくのも楽しかったよね。」

ひろな 「そう、終始楽しかったよね。そしてこの勢いのまま最後まで走り抜けれたのがすごいなって(笑)」

〜実際にやって見てどうだった?〜

ひろな 「演劇で観るのと、声だけ聞くのとは結構違った。自分で聞き返してて、めちゃくちゃ改善の余地あるなって。もっと抑揚つけたかったーとか、ここの声のトーン違ったわーとか。」

まっつー「目を閉じて聴いた時に、あんまり想像がつかないところがあったりして。」

ひろな 「身振り手振りがあるのと、声だけだと全然違うよね。もうちょっとオーバーに言ってもよかったなって。」

まっつー「身振り手振りで助けられてる部分がかなりあるんだなって。発見だったと思う。」

〜作製秘話は?〜

まっつー「最初私が台本を書いたけど、ひろなに見てもらって、二人で修正して。何日で作ったんだろう? 1週間もかからなかったよね。」

ひろな 「そうだね。録音の時は10回も読んでないしね。まっつー結構噛んでたよね(笑)このまま最後までいけるかなって思いきや最後の方で噛んだりとかね。」

まっつー「ヒートアップしてるところで噛んだよね(笑)」

ひろな 「元部長の方がよく喋るし、しっかりした口調だったからね(笑)実際のモチーフは、部長が私で、もう一人の方がまっつーっていう感じで。」

まっつー「実際に演じる役を逆転させてみて良かったよね。そのアイデアはひろなが出してくれて。」

ひろな 「実際やってておもしろかったよね!逆転させてた方が。」

まっつー「実際の私たちと、ラジオドラマの登場人物たちとはちょっと違うじゃん? モチーフになったのは私たちだけど、重なる部分とそうじゃない部分と。」

ひろな 「作っていく中でキャラクターたちが自立してったよね。勝手に歩き始めたというか。」

まっつー「多分この人だったらこういう風に言うんじゃないかっていう。」

ひろな 「脚本作る過程も楽しかったよね。作品としてはさ、結局自分たちが楽しむのも大事だよねってところで終わりにしているじゃない?そこに関しては賛否両論あるとは思うし、お金をもらってプロでやっている人たちからしたら、自己満足なんじゃないって思われるところはあるとは思うけど。自粛で演劇ができない中で、娯楽として、楽しむものとしての演劇を考えた時に、見てもらう人たちにも楽しんでもらいたいし、作る私たちも楽しめたら万々歳じゃんって思って。」

まっつー「ひろなが出してくれたアイデアなんだよね、終わり方は。ドラマで切り取る部分が高校の頃の繰り返しになるのか、そこから抜け出すことができるのかっていう。実は、第一稿は最後抜け出せないまま終わらせてました。」

ひろな 「繰り返しになっちゃうのは苦しい方向に行っちゃわないかな?って思って。二人の中で落とし所を見つけて欲しかったから。」

まっつー「私としては自分が作ったものに、ひろながキラキラーっとした魔法みたいな、パウダーをかけてくれた感じ(笑)自分一人だったら、きっとこういう風にはならなかったなって。」

ひろな 「基本的に性格も考え方も違うじゃない?だから擦り合わせていくのは面白い作業だった。あ、そういう風に考えてるんだ〜!みたいな(笑)他の作品も作ってみたいって思った。」

〜最後に〜

まっつー「『サイセイ』っていうタイトルだけど、実は二重に意味があるというか。謎かけじゃないけど。」

ひろな 「だからカタカナで書いたんだよね。最後の落とし所的に、サイセイしてる感は出たよね。」

まっつー「二つの意味があるから考えて聞いててね、みたいな(笑)」

ひろな 「あと!写真のこだわりは生物室っていうね。あー懐かしいなって感じ。」

まっつー「生物室!ってね。」

※私たちは実際に高校時代、生物室で演劇の話し合いを延々としてました(笑)

ひろな 「またやりたいなって思う。第二弾、第三弾みたいなね。」

まっつー「またホワチョコさんお世話になります(笑)」

いかがでしたでしょうか?私たちのサイセイ。少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。それではまた、次の作品でお会いできることを祈って。

【ボイスドラマ】サイセイ ※8月9日(日)20:00公開
(作:松田和佳奈 声:松田和佳奈・水無瀬弘奈)
https://youtu.be/xB4sSf7liOw

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