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アイマス歴10年のオタクがヴイアラで初めてプロデューサーになった話

はじめに

まず大前提として、アイマスが好きだけど担当アイドルがいなかったり、いたとしても名刺交換や布教活動などをしていない人はプロデューサーじゃないということが言いたいわけではないです。あくまでも自分の中のアイマスに対する意識が変わったというだけの話です。

2013年頃にアニメ「アイドルマスター」を見たことをきっかけに、アイマスにドハマリして10年間過ごしてきました。

約束で泣きS(mile)ING!でも泣き、デレステにハマって初めて現地参加したライブのシンデレラ6thでも泣いて、最近だとMOIW2023で泣いてIf I _ wingsで泣いてミリアニで泣いてsideMのファンコンで技術の進歩に驚き、ミリオンact4で泣いてという感じの10年です。なんか泣いてばっかですね。

思春期ど真ん中だった自分にアイマスが与えた影響は計り知れなく、価値観の形成や職業選択にまでその影響は及んでいます。

そんなアイマスに影響を受けまくった人間ですが、これまで自分のことをプロデューサーだと思ったことは全くと言っていいほどありませんでした。

その理由については後で話すとして、2023年4月に始動したProject IM@Sのアイドル育成プロジェクト「vα-liv」(ヴイアライブ)で3人のアイドル候補生に出会ったことをきっかけに、自分はプロデューサーではないと思っていた人間はアイマス歴10年目にして初めてプロデューサーになろうと決心しました。

どうしてこの1年間でそうなったのかを振り返りつつ、ヴイアラについて語りたいと思います。


プロデューサーではなくファン

先述のとおり10年という決して短くない期間をアイマスと共に過ごしてきましたが、これまで自分のことをプロデューサーと思ったことはありませんでした。

自分のアイマスの楽しみ方が普通にゲームを遊んで、アニメを見て、曲を聴いてライブを楽しむくらいで、シンデレラの総選挙などのプロデュース活動ができるようなコンテンツにはほとんど触れてませんでした。

もちろん好きなアイドルはいましたが、そのアイドルのために何かしたいとか多くの人に魅力を知ってほしいといった気持ちが薄く、自分が好きならそれでいいかなといった気持ちでした。

なのでライブ会場で名刺交換をしたり、企画を立ててアイドルの宣伝や応援をするなどのプロデュース活動を熱心に取り組んでいる人をみて凄い熱量だなと思いつつ、そこまでの熱量はないしあまり興味もないから自分はプロデューサーじゃなくてファンでありただのオタクだと思っていました。

だからといってプロデューサーでないことに負い目を感じることもなく、同じアイマスでも楽しみ方が色々あるんだなーっていう程度にしか思ってなかったです。

自分は飽きっぽい性格なので無理してプロデューサーをやっていても長続きしなかっただろうし、そのままアイマスから離れていたかもしれないので、これが自分に合った正解の楽しみ方なんだと思っていました。

しかしこのプロデューサーではなくファンでいようという意識は、ヴイアラによって大きく変えられてしまいました。

ヴイアラとの出会い

2023年4月Project IM@Sの新プロジェクトとしてヴイアラが発表されました。それは3人のアイドル候補生が1年間配信活動をメインとしたレッスンやお仕事を行い、最後は視聴者の投票によりデビューするかしないかが決まるというものです。一言であらわすならアイドルマスター×配信×オーディション番組です。

アイドルマスターにおける今までの投票企画やオーディション番組のイメージから、デビューできるのは1人だけだとか誰か落とされてしまうといったイメージが先行しがちですが、実際はもう少し優しく、デビューする条件は候補生それぞれが票を規定数以上集めることなので、3人そろってデビューできる可能性が十二分にあります。逆を言えば3人とも規定数に達しなかった場合は誰もデビューできないことになります。

アイドルマスターに関連する新しいコンテンツということもあり、プロジェクト開始当初から候補生の配信は見ていたのですが作業用BGMとして聞き流していました。ファンとしてアイマスを楽しんできた自分にとっては、視聴者=プロデューサーの構図はちょっと重くチャットなどで配信に積極的に参加しようとはあまり思えませんでした。

しかし、3人が配信を楽しんでいる様子や緊張でガチガチだけど努力したことがとても伝わるし今後のポテンシャルを感じる歌唱、そして歌い方や表現の方法、アイドルとしての自分の在り方などに苦悩する姿などを見ていく内に3人に心惹かれ、他のアイマスと同じようにファンとして応援するようになっていました。

ファンとして応援するようになったけれども、特に何かを始めたわけでもなく配信をちゃんと見るようになったくらいでした。が、ファンからプロデューサーに一気に変えてしまう大きな転機がありました。
ヴイアラ公式番組9月後半回です。

お題は候補生自身が何をするのか考え、10分間のパフォーマンスでどれだけ観客の心を揺らせるかというもの。3人の発表は自身のすべてをさらけ出し、これまで歩んだ道や今の想い、そして叶えたい夢がつまってました。

とにかくすごかったです。自分の拙い語彙ではとても表現しきれないのですが、3人のとても大きなパワーを感じ、アイドルになりたい、夢を叶えたいという強い想いを改めて感じました。

このままファンとしてひっそりと応援を続けているだけだったら最後がどんな結果だったとしてもきっと後悔が残る、何より3人そろってデビューして欲しい!、もっと多くの人に3人のことを知ってもらいたい!

このままファンのままでいるのではなく、プロデューサーになって何かできることをやろう、そう思い自分はこの瞬間、ファンからプロデューサーになりました。

プロデュース活動はじめました

プロデューサーになると決めてからやり始めたことは大体こんな感じです。

  • 配信にちょっと積極的に参加してみる

  • 候補生能力評価

  • 名刺交換

プロデューサーになったからといってやることはそこまで大きく変わってないです。普段の候補生の配信ではチャットを打ってみるとか、メンバーシップギフトをちょっと投げてみるとか、配信を見るだけではなく1視聴者(プロデューサー)として参加するようになりました。

候補生能力評価はヴイアラ公式の企画で、歌唱力や表現力などの8つの力のパラメータのうちどれが特に優れているか選んだり、配信などの普段の活動から感じた強みや弱みについて回答するアンケートみたいなものです。

人に評価をつけることなんてやったことがないうえ、歌やトークも人並み以下の自分にとっては評価をつける立場にはいないなと思いつつ、あの配信のここが良かったなどの感想とかを書いてました。

アイマス名刺はミリオンact3参加の際に初めて製作し、名刺交換をしました。名刺は自分のプロフィールに各ブランドの好きなアイドルを載せたアイマス名刺としては一般的なものと、ヴイアラ宣伝用に候補生3人の宣材写真と配信に飛ぶリンクのQRコードを載せた2つを用意しました。

名刺交換をやってみての感想としては、素直に楽しかったです。初対面の人と話すのがそんなに好きではないので今まで敬遠していましたが、いざやってみるとライブの感想を言い合えたりだとか、担当アイドルの推しポイントを聞くことができて思った以上に楽しめました。
また渡したヴイアラの名刺をきっかけに興味を持っていただいたり、その場で投票してくださるプロデューサーさんもいてとても嬉しかったです。

他にも切り抜き動画をツイッターやYoutubeに上げたり、投票呼びかけツイート、有志企画の協賛などを少しだけしてました。自分には発信力も企画力も画力もないので、個人できる小さなことしかできなかったし、これらの活動がヴイアラにとって、候補生にとってプラスに働いたかは微妙ですがどの活動もやっていてとても楽しかったです。

また、これらの活動や多くのプロデューサーさんと話したことでアイマスとヴイアラの両方をより好きになって楽しめるようになったなと感じています。これからは他ブランドにおいてもプロデューサーとしてアイマスを楽しめていけたらなと思っています。

この短い1年のヴイアラという1つのコンテンツによって、アイマスに対する自分の意識や活動がここまで変わると思ってもいませんでした!
新しい世界に導いてくれた候補生の3人には心から感謝しています。

さいごに

明日がどんな日になるか誰だって解らないけれど
それはどんな日にもできること

M@STERPIECEより引用

今のヴイアラはこのM@STERPIECEの歌詞のとおりだな思います。

デビューした後どうなるかは全くわからないし、とんとん拍子に人気コンテンツ・人気アイドルの道を歩むのも難しいと思います。うまくいかないことや失敗だって何度もあると思います。ですがそういったことも受け入れて何年も続けていくことで、最終的に素晴らしいアイドルやコンテンツになるのではないでしょうか。

自分に自信がなくそんな自分を変えたくてアイドルを目指し、「やっぴー!あなたの心、灯します」を合言葉に見た人が笑ってくれるように全力でチャレンジし続けそんな自分を好きになりはじめた愛夏

芸能活動10年目の最後のチャンスとしてヴイアラに参加し、挫折を経験しながらも活動の中で、自分の好き・楽しいという気持ちから人を感動させることに生きがいを見出し、こつこつと努力を継続してきた宇宙

大好きな歌を続けるためにアイドルの道を選び、自分の理想と周囲から求められていることとのギャップや、人を信じ切ることができないことに悩みつつも、どうにか答えを見つけて少しずつだけど自分を出すことができるようなったレトラ

3人の候補生は、この1年間夢を諦めずに頑張り続けてたくさんの課題や困難、目標を乗り越えて輝く姿を見せてくれました。アイドルとしてデビューした3人ならもっともっと輝いているところや素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると信じています。

その姿を見るためにはまず、3人そろってデビューできる明日をつくらなければなりません。

よかったら最終審査の投票と、3/31に開催される候補生としては最初で最後のライブ「THE LAST STATEMENT!!!」をよろしくお願いします。


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