むらさきの_スカートの女

むらさきのスカートの女

書名:むらさきのスカートの女
著者:今村夏子
出版社:朝日新聞出版
発行日:2018年6月7日
読了日:2019年7月27日
ページ数:160ページ

気になってたけど、本屋さんで売り切れ。
やっと手に入れました。
初の今村さんです。

ストーリーはWebに譲るとして
なんか奇妙で不気味なお話でした。

”むらさきのスカートの女”
”黄色いカーディガンの女”

黄色いカーディガンの女の
異常なまでの執着心に恐怖を覚える。
淡々と人間観察して分析する姿。
語り手として冷静かと思いきや
なんかおかしい。

むらさきのスカートの女は
実は普通なんじゃないか?!って
途中から感じさせる持っていき方が
見事だ。

そういえば
”むらさき”
”きいろ”
補色ですね。

光の場合は混ぜると白になります。
絵の具の様な場合は灰色っぽくなります。

だから表紙はこのような色なのですね。
そして物語でもそれぞれが
独立している様で実は二人の女が
出会うと灰色になる!
なんてこと思いました。

すごく面白かったです!

個人的には、栞紐・スピンは個人的には”きいろ”の方が
良かったかなぁって思いました。

”むさらき”が主だけど、ページに”きいろ”が
割り込んでくる!っていうニュアンスです。


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