キレる_

キレる!

書名:キレる!
著者:中野信子
出版社:小学館
発行日:2019年5月31日
読了日:2019年7月8日
ページ数:190ページ

面白かった!!
そもそも「キレる」事は人間にそもそも
備わっているモノで、狩猟時代には
獲物を獲得するために、キレて
アドレナリンなどを出したり、興奮状態を作って戦闘モードになり
危険から身を守ったりしていたわけである。

そんな現代ではそこまで危険がないわけだが
ちょっとした事で「キレる!」が勃発している。

まず「キレる!」というのは
自然と起こりうる感情だと認識して
どう付き合っていくかという事。
こういう認識があるだけで
だいぶ違うと思う❗️

それに脳科学の視点から、どういう感情の時に
どういう物質(セロトニン、ドーパミン、アドレナリンなど)が
分泌されるから、感情的になるなど
科学的に説明されているのですごく納得性があります。

なんというか、体にそういう物質が出ていると
なかなか自分でもコントロールしにくいわけで
そういう状態である事を客観視する(メタ認知)事で
少しは冷静になれるのかもしれません。
(相手を見る時も、どういう状態かを客観視できます)

理不尽な事で怒られた時に
黙ってしまう、受け入れるのではなくて
そこで賢く「キレる」事が大切だと
中野先生は述べています!

何でもかんでも波風立てない
我慢していると、そこに付け入ってくる
人がいて、泥沼にはまってしまいます。
→お人好しにはなるなって思った!

それにどんなに温厚な人でも
我慢に我慢を重ねればやっぱりストレス溜まるものなので
相手に反論、賢くキレる事が大切である。

相手を責めるのではなく

「私は⚪︎⚪︎〜思う」

など主語をにする事で
あなたの事を責めているのではなくて
私自身はこういう感情に陥っていると
伝える事ができます。
(アサーティブなコミュニケーション)

あなたは!なんでなの!って相手に
ベクトルが向かうと、相手も責められると感じて
売り言葉に買い言葉になってしまうので
言葉一つで全然変わるなって思いました。

最近、電車で怒ってる人を見かけたり
ちょっとした事でクラクションを鳴らしてる人がいて
出会った瞬間に私も「イラっ!」としたりしますが
そこで相手に対して言い返したりすると
同じ土俵に上がる事になるので
自分自身のレベルが下がると思って
相手にしない事にしています!

中野先生は日本語は書き言葉は習うけど
話し言葉を習う機会は少ないと述べていますけど
なるほどって思った。
日本語力が高い人はボキャブラリーも多いし
返すフレーズもたくさんあるから
上手に切り返す事ができる事につながります。
メンタル的な問題よりも、いかに上手に相手に返すか
日本語の問題なのかもしれないですね!

<以下自分メモ>

✅戦うホルモン
ノルアルドレナリン→神経系
アドレナリン→筋肉系

前頭前野は”理性を司る”
70歳を超えると、3割の人は萎縮する。
老化で頑固になる理由はこれなんだね!

✅ドーパミンは快楽物質
ドーパミンが出てそうな怒りからは逃げるしかない❗️
話しても無駄❗️

✅思春期はテストステロンがどんどん出る!

✅愛情ホルモンはオキシトシン
愛情があればあるほど分泌されるため
裏切りや嫉妬から攻撃的にもなってしまう。

✅安心ホルモンはセロトニン

メタ認知とは自分の行動を客観視する力


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