アップル_Apple_さらなる成長と死角

Apple さらなる成長と死角

書名:Apple さらなる成長と死角
著者:竹内一正
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2019年3月21日
読了日:2019年6月4日
ページ数:248ページ

私はアップル大好き人間です。
・phone6(2014年からまだ使っている)
➡️アップルファンなら買い換えるべき?(笑)
・AirPods
➡️これは本当に便利!ワイヤレスイヤホンは最高。
・apple watch
➡️普通の時計をつけなくなってしまった。
 SUICAで改札通り抜けられるの本当に快適!
・Macbook
・iPod shuffle
・itunes
…とりあえず依存・・・。

ジョブズがいなくなって約7年。
ティム・クック体制になっても伸びたアップル。
ざっと列挙してみる。

✅2018年8月 時価総額1兆ドル(約110兆円)世界初
➡️時価総額1兆ドル!2019年度の日本の一般会計が101兆円だから
 それと同じだけの時価総額は恐るべし…。

✅2011年7月 膵臓癌でジョブズが亡くなり7年。
 (7年で売り上げ2倍、株価4倍)
✅2018年度 2656億ドル(29兆2160億円)596億ドル(6兆5560億円)
➡️トヨタの売り上げが約30兆だから、やっぱりすごい事だわ。

✅1997年8月 Microsoftとの提携
  1億5,000万ドルの投資をしてもらう。(3年間売却なし)
  MAC用のワードとエクセルの開発。
  当時の時価総額は25億ドル(1997年はCockの入社1年前)

ティム・クックCEOの在庫に対する考え方↓

「乳製品と同じように考えて管理すべきなんだ。
 もし、賞味期限が過ぎたら問題だ」

ティム・クックになってからは在庫管理なども徹底したから
ここまで伸びたと思う。

✅CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)
 販売して現金化するまでの日数
 CCCは小さいほど良い。マイナスだと資金調達が不要。

 2018年度のアップルのCCCは−84日。
 一方、パナソニックは+22日。

✅中国市場の売り上げ(2018年度、519億ドル・5兆7,000億円)
 アップル全体の20%。

✅台湾のEMSの鴻海に製造委託。
 丸投げではなく、技術者を工場に送り込む。

✅2018年度の売り上げの7割をiphoneが占める。
 2011年に累計1億台突破
 2018年に累計15億台突破

✅インドのアップルのシェアは1%
 シャオミやオッポに席巻されている。

✅Appストア2008年7月開始

✅デジタル課税

✅サブスクリプションモデル
 APPストアのアプリとapple music。
 apple musicは月額980円で5,000万曲が聴き放題。

 スウェーデン初でSpotify社が2008年にサービス開始
 ソフトウェアはサブスクと相性良いが
 ハードはそうでもない。

 パナソニックの安心バリュープラン7500円。
➡️まさか、テレビでサブスクしているとは知らなかった…。
 利用してる人いなさそう・・・。

 Apple Watchの販売台数は公表されておらず
 スピーカーのHomepodなどとともに
 「その他の製品」に区分されている。
 市場調査会社のAsymcoのアナリストHorace Dediuは
 発売開始から2018年第1Qまでの累計販売数は約4,600万個。
 累計売り上げは約164億ドルとの見方を公表。
 これが正しければ、出荷台数はMACシリーズに肩を並べた事になる。

 リストバンドを交換したいから
 手首の内側には心拍センサーをつけられない。
 手首の内側につけるのは医療業界では当たり前。
 リストバンドではなく、apple watch本体の裏側につける。

 「血液が赤いのは、赤色光は反射して、緑色光を吸収しているから」
という原理に基づき開発された光電式容量脈波記録法
フォトプレチスモグラフィーという技術。
本体背面に緑色LEDライトと感光性フォトダイオードによって
手首を流れる血液の量を検出する。

✅2019年1月アップルショック。
ナスダックは1日で200ポイント以上値下がり
1兆ドルを超えピーク時に1兆1,000億ドル(約121兆)
あったアップルの時価総額は、わずか5ヶ月間で35%も急落。
2018年10月〜12月の四半期業績が予想を50億ドル下回ったから。
中国市場のでのiphone販売の失速と
米中貿易戦争の余波。

①iphoneの販売が頭打ちとなったことは間違いない
世界的にスマホ販売は勢いを失っている。
3年前と比べて2018年度はわずか7.5%しか伸びていない。
iphoneの販売ピークは


2015年度の2億3122万台。
2016年度は2億1188万台
2017年度は2億1,675万
2018年度は2億1772万台と頭打ち。
(既にレッドオーシャン)

・中国製スマホは成長を続けシェア拡大。
 個人情報の保護や知的財産権も無視。

②iphoneに代わる新しい製品がない。

・アップルはインドでのiphone生産も着々と進めている。

★アップルの強みは「ユーザーインファーフェイス」

・垂直統合型(ハード、OS、アプリ)も1社なので
 製品完成度を高めるには良いが、コスト力に欠ける。
 ポストiphoneを出すべき!

今後はやっぱりサブスクなのかなって思う。


Apple News+(ニュース)
Apple Card(クレカ)
Apple Arcade(ゲーム)
Apple TV+(動画)

これらは伸びるのは間違いないからね。
アップルはそれに加えてハードもOSも持ってるから
次にiphoneに変わる商品が出てきたら
まだまだアップル時代は続くかもしれないな。
あのiphoneを触れた時のワクワク感をまた味わいたい!

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