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正義の教室 善く生きるための哲学入門

書名:正義の教室 善く生きるための哲学入門
著者:飲茶
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2019年6月20日
読了日:2019年7月17日
ページ数:352ページ

これは面白かった!
哲学・正義について知るには
一番読みやすいのでは?って思いました。
オススメです。

ストーリー立てて読み物としても面白いし
読みながら自然に”正義”について学び
理解できる本📗です。

異なる正義の考えを持つ女子高生3人
生徒会長の男子1人が倫理の授業を通して
そして仲間で議論する中で正義とは何か?
互いに意見をぶつけ合うお話。

コミカルにも書いてあるので
サクサク読めるし、途中の投げかけで
哲学について学ぶ事もできる!

正義の判断基準は3つ

・平等
・自由
・宗教

すごくわかりやすい。

世界中の国を見てもどれかに当てはまる。
納得!

平等をより強く推し進めるのか
それとも自由を尊重するのか
どれかが1でどれかが0というわけではなくて
それぞれ取り入れて世の中成り立ってる気がする。

個人的には正義ってやっぱり
「人として正しい行為」かな。
まぁ何が正しいかとか考えると難しいのだけれどね。

社会生活していると
環境や立場によってその人の正義って
変わったりもするからほんと難しい。
そういうものを全て取っ払った時に
残る人間の本能的に正しいor正しくない
の判断した事が正義なのかな。

そもそも人間以外の動物は”正義”という
概念すら考えずに本能のゆくままに生きてるわけで
そう考えると”正義”について
考える事すら意味がないのかもしれない…。

以下は自分メモ

✅平等は功利主義(個人に強制をする)

・創始者は”ベンサム”
・幸福の量(快楽)によって決める。
・最大多数の最大幸福

【問題1】万人に共通の幸福なんてあるのか?
【問題2】身体的な快楽だけが幸福なのか?

✅自由は自由主義(個人に強制はしない)

・弱い主義と強い主義がある
・弱い主義:幸福>自由(幸福になるには自由が必要!)
・強い主義:幸福<自由(幸福かは関係ない、自由であれば良い!)
→「他人の自由を侵害しなければOK」
→「愚行権(不幸になる権利)もある!」

【問題1】格差拡大、弱者排除を容認
【問題2】自己責任、個人主義によるモラル低下
【問題3】個人間で同意があれば、非道徳行為も認められる。

✅宗教は直観主義

・道徳観に従う

なかなか説明が難しい…。

たくさん付箋がつきました⭐️


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