ITトレンド情報に日々追われているあなたへ。テクノロジーの未来を長期で見通す有料マガジン「テクノ説法」のご案内
こんにちは。テクノ大仏です。IT系スタートアップ向けの特許活動支援をメインにしていて、その一環でアジアのテック情報を追うnoteを書いたりしてます。
ITトレンド追いかけるnoteを書く一方で、トレンドとは距離を置いた長期目線の有料マガジンを始めようと思い立ち、そのご案内をさせてもらおうと思います。
なぜ長期目線でテクノロジーを追うマガジンを始めようと思ったのか
動きの速いIT業界の仕事をしてるのでトレンド追うのも重要なんですが、その一方で特許の仕事をしてるので短期スパンで物事を考えすぎるのもよくないんですよね。
特許の権利期間は出願から20年なので、直近のビジネスに加えて20年先まで考えてないといけない。
例えばですが、2017年に任天堂がコロプラを訴えるというゲーム系の特許侵害訴訟があったのですが、そのポイントとなる特許は2004年9月に任天堂が特許出願したものでした。
タッチパネル上でのジョイスティック操作に関する内容。「該当する特許を推理する」とありますが、記事公開後にこの特許が裁判の焦点の1つになっていることは確定済み
初代のiPhone発売が2007年なので、つまり任天堂は
・スマホと呼ばれるものがまだ無い時代に
・現代のスマホで必要となるUIを考え
・特許の形で権利を確保していた
ということです。IT分野で特許の仕事をするというのはこういうことなんですね。
もう1つ違う切り口のお話を。自分は以前米国の某特許ファンドと仕事をしていた期間があるのですが、そのファンドは
・10~20年後くらいに世界が直面する課題を予測する
・その問題を解決するためのアイデアを広く募集する
・そのアイデアを買取→特許化→ビジネス化して利益を上げる
という形で利回りを上げるファンドでした。そのファンドはパテントトロールなんて叩かれたりもしたのですが、アイデアを提供してた自分たちとしては「将来起こりうる大きな問題に対して、予算を付けて事前に解決案を用意して、結果的に被害を受ける人が減る」活動だったと思っています。
ちょっと脱線しましたが、特許の仕事をしていく上で、今ネットでもてはやされがちな(米国・中国のIT情報を紹介する)ITトレンドとは別に、
・長期の目線で考える機会をまずは自分が作る
・できる範囲でそれを皆さんにシェアする
ということをしようと思いました。
長期の目線でテクノロジーの未来を見るために
未来を長期で見るために、振り子じゃないですが過去の歴史を長い目線で調べなおすことにしました。どこまで振り返るかというと「人間がまだ動物だった頃から」です。
いまの社会を作っている様々なテクノロジーについて
・どんな技術背景があって生まれたのか
・どんな社会背景があって生まれたのか
・どの技術とどの技術がどう繋がっているのか
というのを自分の中で整理していこうと思っています。
例として1月に読んでた本を紹介すると、
MaaS(移動のサービス化)→地図→都市、みたいな感じです。こういう人類が作り上げた様々な叡智がどう絡まりあっていて、ITでどうアップデートされていくかを、各テクノロジーの原点に遡って考えていこうと思ってます。
有料マガジンの運用・価格体系
noteの有料マガジンは「継続課金」と「買い切り」がありますが、今回は
・買い切り型(最初の1回だけ課金。1度買ってもらったら、更新する全コンテンツが読める)
・コンテンツが増えたら値段を上げる(購入済みの人は追加料金かからない)
・コンテンツ増えてきたら、一部の記事を無料マガジン(テックノマド in アジア)に移管
という感じでやってみようと思います。
コンテンツのイメージ
メインのコンテンツは「ツイートの深掘り・背景説明」になります。
例えば、先日GooglePlayストアを見て思ったことをこんな感じでツイートしたんですが、
このツイートをするにあたって、
・ツイートに入れようと思ったけど文字数の関係で削った内容
・ツイートに入ってないけど考えたこと
・これに関連して後で調べたこと
などをツラツラnoteに書いていく予定です。コンセプトにも書きましたが、軽めのコンテンツを数多く書いていければと思っています。
これに加えて、前述の『技術の歴史』の内容を整理してIT未来予測につなげた独自記事なども書いていければという感じです。
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ここまで読んで興味を持っていただいた方は、下記リンクからマガジンの内容ご覧ください。お試し版として、5本くらいは無料で全文公開しておきます。
※現在お試しコンテンツ準備中。しばしお待ちください。
サポートいただいた分は下記にまとめた本を読んで還元したいと思います! デジタルヘルスケア https://is.gd/4XCPtN スタートアップ×知財 https://is.gd/KHV8G8 中国スタートアップ https://is.gd/KG2zcF