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Vol.2 内ケ崎酒造店【地元に愛される、宮城最古の蔵】

内ケ崎酒造店は1661年創業で、宮城最古の歴史を誇る。
創業当時から、奥州街道の宿場町 富谷にて酒を造り続けている。

(奥州街道に面する 内ヶ崎酒造店)

今回は、15年以上勤続されている鈴木満さんにお話を伺った。

内ヶ崎酒造店が造る銘酒「鳳陽」は、故事「鳳鳴朝陽」(平和であること、または、秀でた行いをすることの意)にあやかり、家運の隆盛を願い名付けられた縁起の良い銘柄である。

大量に造るのではなく、長く地元に愛されるお酒を醸し続けてきた。

社員の方も地元の方が多く、鈴木さんも地元のご出身で、
「日本酒が好きで、地元のこの蔵に入社しました」と笑いながら話す。

更には、原料米も多くは宮城県産にこだわり、酒蔵周辺の農家さんとの関係も厚いという。
田植えと稲刈りの時期は、社員の方が総出で手伝いに行くほどだ。

これも、「鳳陽」が地元で愛され続ける由縁かもしれないと感じた。

(歴史ある蔵の中は、静かで冷涼な空気感がある)

現在も、地元への出荷がメインであるが、都市部や海外へも力を入れつつある。
地元の人にはもちろんだが、海外の方にも飲んだ時にも、
「美味しいと言ってもらえるように」との思いで造っていると話してくれた。

そのためにも、様々な味のタイプのお酒に挑戦しているとのこと。

長年人気のある どっしりとした味のあるお酒から、
すっきりしたお酒、口当たりが良い少し甘めのお酒まで、
様々な人が楽しめるようなお酒を造っている。


そんな「鳳陽」の酒造りをここ10年ほど指揮するのは、全国的にも有名な瀬川博忠杜氏であるが、
近く30代の若き蔵元 内ケ崎啓さんに、世代交代をする可能性もあるという。

創業350年を超えてもなお、ますます進化していく「鳳陽」。
「宮城最古の蔵」の新しい挑戦に、今後も期待していきたい。

(2018年6月5日 取材・撮影)

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てっちゃん@全国酒蔵めぐり🍶

酒蔵の魅力を知り、未来に届けるため、日本酒を醸す全ての酒蔵を巡る旅をしています。 元蔵人。元酒販店員。

酒蔵の物語

「日本酒を醸す全ての蔵を巡る旅」にて出会った酒蔵のお話。 ひとつひとつの酒蔵の物語を、「人」に焦点を当てて、丁寧に紡ぎたいです。
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