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イギリス (ドーバー3)

ドーバー城で見つけたもの

眼下に広がる港町。
それ以外にドーバー城で見つけた衝撃的なものがあった。

実は、砲台の跡が残っていたのだ。
大きすぎて上手く写真に残せなかったが、明らかに海を狙った砲台だ。

第二次世界大戦の時に使われていたらしい。
なので、本当にここは交通の要衝、守りの要でもあったのだろう。

伝統で戦闘の模擬をしているだけではない。
本当に戦闘を経験した城なのだ。
しかも、割と最近まで使われたのだ。

高台からの眺め
広く海を見ることができる
だから砲台が設置されたのだろう

近くの博物館にて

それ以外にも、博物館で戦闘の記録が残っていた。
そこには、写真には残酷で残せないものが多かった。

血まみれの日本軍の軍服やサーベル。
それ以外にもイギリス軍の備品などもあった。

間違いなく、直近まで戦場だった証だ。
こう言ったものを残すということが大事だろう。

言葉で語られるより、説得力がある。

一方で、平和

色々なことを感じながら散策していた。
思った以上に考えさせられた。

一方で、ふと目をやると、そこには平和な景色が。

高台にいた時に、先ほど演習をしてくださった方々が城内を行進していた

昔の血生臭さなど微塵も感じられない、平和があった。
その平和がどこから来ているのか、忘れないようにしたい。

高台の反対
穏やかな景色ばかりがそこにある
残された遺跡のような建物
あれは、平和の証か、戦禍か

更に城の高台に。
とても見事な景色がそこにはあった。

だから、海からの監視にも使われたのか、と思った。

今は人が憩う城の頂上
穏やかで綺麗な景色が眼下に広がる
海ばかりではなく、城下町も
日本も海外も、同じようなところに城を建てるのだろう

昔の悲しい歴史も抱えつつ、伝統を受け継ぐ姿もあった。
城といえば、兵士なのかな。

中世の騎士の格好で現れた方々
こうやって観光客を楽しませてくれる

高台から降りて、来た道を戻り出した。
すると、先ほど通った広場でイベントが開催されていた。
両軍に分かれて、戦争ごっこと言ったところか。

ほのぼのとした眺めだった。
こう言ったことで、平和を実感するものなのかもしれない。

子供達が元気に雄叫びをあげる
微笑ましい景色だ
振り返ってみる
来た時とはまた違って見えたのは気のせいか

通らなかった道を出口へ

奥まで行く時とは違った道を通った。
色々見てまわりたかってからだ。

すると、またもや遺物を見つけた。

海に向かって砲台が
何に使っていたか、言うまでもない

人は争わずには生きていけない生物なのかと思う。
他にその力が使えたら、違う歴史があっただろうと思うが。

海に向かっている、古い建物
監視台に使われていたのでは、と勘繰ってしまう

まだ周りを見る

それでも、出来る限りのものを見ようと散策を続けた。
また違った側面をみた。

ホワイトクリフを遠くから
こんなに白く見えるとは

最初に間違えて入った、ホワイトクリフだ。
日本ではまず見かけない景色に、ちょっと感動した。

一方で工業都市
様々な側面が見て取れる

また違った方向に目を向けると、工業都市。
古代と近代が入り乱れた、不思議な景色だ。

城の大外を通って、出口へ
思った以上に色々と考えるきっかけをもらった

最後は、城の大外を通って出口へ向かった。

正直に言って、こんなに色々考えるとは思わなかった。
日本なら、隠してしまうのかな?などと思った。

平和と戦争を改めて考える良い機会になった気がする。

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