少しアニメについて考えてみる

アニメといえば、日本の誇るべきカルチャーでありますね。でも、アニメって恥ずかしいと思うことが多いと思うんですよ。

特に、かわいいキャラが出てきたものを見ているのを知られたら困るとかですね。

でも、これ自体がアニメの文化を狭くしている原因なんじゃないでしょうか。アニメってきもいよねとか思う人がいれば、必死で隠す人が現れます。

だけど、アニメ好きには変わらない。隠さないといけないというのは、窮屈な生活だと思いませんか。

アニメを見ていることがなんだというんだ。

別に勝手な思考で判断すること自体が間違いだ。

素晴らしい文化を馬鹿にするのはどういうことだ。

このような考えを持っている方はなかなかいないでしょう。アニメは悪だと認識されてしまっていることにとても残念に思います。せっかく生み出したものを自分たちで踏みつぶしていることに気づく日はいつ来るのでしょうか。

安い給料で頑張っているアニメーターやアニメを制作している方々に失礼ではないだろうかと考えたことはありますか。なかなかないかもしれません。

せっかく好きなら、頑張っている方々をたたえましょうよということでアニメーターなどの裏事情です。

よく言われるのはアニメーターは釣り合わないと。なぜそうなるのかというと、1枚2000円の報酬が入る仕事があったとしましょう。

でも、1枚描くのに3時間ほどかかってしまうことがあります。では、時給に換算するといくらでしょうか。約666円です。

どこの最低賃金だよといえるほどの金額ですね。1時間の666円しか稼げないのです。これが、クリエイティブの業界で厳しいところです。

収益を出すためにはこのように人件費を削減しなければならない。どこの業界も同じだといえます。前回の記事でもこのようなことを触れましたね。

では、監督になるといくらぐらいかご存知でしょうか。5万? 10万円? 違いますね。一般的結構もらっていると聞いたことがあります。

実際にはアニメによって制作予算が異なるので、明確には言えませんがこんなにも違うのです。

これが格差というやつですね。格差は今後のアニメ業界に大きな傷を残すでしょう。なぜか、それはアニメーターがいなくなってしまうということです。

アニメーターがいなくなれば、絵を描く人間がいなくなるわけで人手不足になりますね。

以前書いた「少し従業員について考えてみる」でも触れたように人手不足になるとどんなことが起きるのかということですね。

従業員が会社を支えていることを以前のnoteには書いていますが、監督を支えているのはアニメーターの方たちです。だとすれば、下で働いている人間を大切にすることが今後必要だと見えてきませんか。

アニメーターだけではありませんが、どの業界にも見えないところで活躍している方たちはたくさんいます。でも、そのような方たちはなかなか評価されることもなく、悲しい想いをすることもあります。

なぜこのようになってしまうのか、日本人は考えなければ、どの企業も危機に陥るでしょう。ただでさえ、今の若者は経営者の方たちとは考え方が異なるといわれます。

昔の考えが通じないことを知っているからといえますし、昔を知らないから今の状況で判断しているとも言えます。でも、今の考えを持っているからこそ、現代をしっかり見えているといえるでしょう。

話がずれましたが、アニメーターのやりがいや給料面でサポートしない限り、アニメ業界は日本の文化でありながら、自分たちでつぶす羽目になるかもしれません。

クールジャパンというなら、アニメから変えられることを実行していくことが必要なのではないでしょうか。私はそう思いますし、願っています。

せっかくの文化を手段として、経済が発展していく糧になるようにしていくことが必要だとここでは言いたいですね。

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