見出し画像

愛用香水遍歴(後編)2010年〜

前編最後にも書きましたが、2010年以降はコレクションに変わってきたということもあり、そんな中で『これは凄い!!』と思った香水の紹介とさせてください。

① A☆MEN PURE TONKA - MUGLER

A☆MEN PURE TONKA - MUGLER

THIERRY MUGLERの男性用ANGELであるA☆MENは毎年特定の香料をフィーチャーした限定フレグランスが出ていました。コーヒー、リキュール、ミント、レザー、等など。トンカビーンにスポットライトを当てたこちらは2016年に限定販売されたもので、トンカビーンの魅力を教えてくれました。

② TOBACCO OUD - TOM FORD

TOBACCO OUD - TOM FORD

同ブランドのヒット作に「タバコバニラ」がありますが、その調香師だったOlivier Gillotinに依頼し、更に「ウード」という香料を融合させた香りです。確か日本のトムフォードでは取り扱ってなかったと思います。このあと「ウード」という香料にハマっていきました。

③ Tyrannosaurus Rex - ZOOLOGIST

TYRANNOSAURUS REX - ZOOLOGIST

「動物たちの独自の特徴を香りで表現する」ことがコンセプトというカナダの新興ブランドです。国内ではノーズショップが取り扱っているのでジワジワと知名度も上がって来ていますね。このブランド、大好きで結構買い揃えているのですが、中でもこの「ティラノサウルス」が抜群に好きです。太古の時代を感じさせる絶妙な調香です。

④ Vi Et Armis - BeauFort London

Vi Et Armis - BeauFort London

とあるキッカケで5mlサンプルを手にしたことで即落ちました(笑)とにかく臭い…臭すぎる…。でも「臭い匂い」と「いい香り」って表裏一体で、実はすごく近い場所にあるってことに気づきました。国内はおろか海外でも殆ど取り扱われてないので入手するのは至難の技ですが機会があれば是非チェックしてみて欲しい香水です。

⑤ Areej Le Doré - MANLY

Areej Le Doré - MANLY

こちらも香水仲間が3mlほど小分けしてくれたのがキッカケでした。同じく即落ちまして(笑)調べてみると全世界で1000本ほどの限定生産だったようで今はもう入手出来ません。eBayなどのオークションに出て来ても5万円以上したりしますので…。先ほど少し触れた香料「ウード」ですが採取出来る量に限りがあり1キロあたり3000万円以上する場合もあったりします。そんな貴重なウードをふんだんに使って作られてるそうです。使ってる香料の質がよいと当然ながら香りの質が格段に上がるということを証明するかのような香水。大切に使っていきたいと思います。

⑥ SUNDOWNER - TAUER PERFUMES

SUNDOWNER - TAUER PERFUMES

5角形ボトルが特徴のタウアー。このブランドだと【モロッコの砂漠の風】が1番知名度高いですが、個人的にはコチラがお気に入りです。(タウアーの日本での取り扱いはノーズショップが行ってましたが近々取り扱いが終了すると聞きました)

⑦ Light My Fire - By Kilian

Light My Fire - By Kilian

ヘネシーの御曹司キリアンが主宰の香水ブランド、バイキリアン。こちらは廃盤となってしまった香りです。同ブランドの顔ともいえる香水になった【ブラックファントム】をはじめ【ストレイト・トゥ・ヘヴン】【アップルブランデー】【ウォッカ・オン・ザ・ロック】などを生み出した調香師Sidonie Lancesseurの傑作。

⑧ FIGMENT MAN - AMOUAGE

FIGMENT MAN - AMOUAGE

オマーンのカーブース国王直々の命で作られたブランド【AMOUAGE】は厳選された最高級の香料を用いて丁寧に作られています。世界で一番高価な香水と呼ばれてます(実際はもっと高い香水が色々ありますが)その中で最も気に入ったのがコチラ。香料に「アースノート」と記載があるだけに本当に【土】みたいな香りがします。発酵が進んだ腐葉土といいますか…。

⑨ Io Non Ho Mani Che Mi Accarezzino il Volto - UNUM

Io Non Ho Mani Che Mi Accarezzino il Volto - UNUM

画家・写真家・グラフィックデザイナー・音楽家・祭服のデザイナーなど、多くの肩書を持つ奇才Filippo Sorcinelliが手がけるイタリア発の香水ブランド【UNUM】香水名は日本語に訳すと「神私にはこの顔を撫でてくれる手がない」となります。写真家マリオ・ジャコメッリの代表作の名前からの引用だそうです。香りはとにかく唯一無二で似た香りが思いつきません。こういった香水は突き抜けているだけに好みが分かれるので有名ブランドではなかなか出せないんですよね。

⑩ Quando rapita in estasi - UNUM

Quando rapita in estasi - Filippo Sorcinelli

⑨と同様【UNUM】の1本です。香水名は【恍惚の彼方へ】1950年代、ミラノ・スカラ座で、ガエターノ・ドニゼッティ作曲のオペラ「ランメルモールのルチア」の狂乱の場を見事に歌い上げる20世紀最高のソプラノ歌手マリア・カラスの神々しい立ち姿を模したボトルデザインとなっています。香りはインセンスが上手に昇華された感じで、煙っぽくクセもあるんだけれど使い易い…そんな香水となっています。

❶ Geranium Pour Monsieur - Frederic Malle

Geranium Pour Monsieur - Frederic Malle

フレデリックマルの香水も一通り買って試してみました。そんな中、幾つか気に入ったものが4つあって【MONSIEUR】【ROSE & CUIR】【PROMISE】そしてこの【GERANIUM POUR MONSIEUR】です。この香水がキッカケでゼラニウムの香水が好きになりました。

❷ LAVENDER EXTREME - TOM FORD

LAVENDER EXTREME - TOM FORD

ラベンダーの香水も色々ありますが、これはおそらく名前のとおり究極かつ頂点ですね。香料もラベンダーの他に、シナモン、ゼラニウム、トンカビーン、ローズ、と好きな香料だらけで最高なのです。

❸ Black Gemstone - Stéphane Humbert Lucas 777

Black Gemstone - Stéphane Humbert Lucas 777

デザイナーでありクリエイターであり調香師でもある彼は総じてアーティストで、ブランドコンセプトから商品テーマ、デザイン、内容は当然のこと、店舗やブースデザインや広告などのビジュアルも全て彼が1人で担当してるそうです。この香水もたまたまメルカリで購入したものですが、その香りに一発でノックアウトされました。他に似た香りが見つからない素晴らしい香りです。

❹ Oud 777 - Stéphane Humbert Lucas 777

Oud 777 - Stéphane Humbert Lucas 777

他のウードをうたう香水とは一線を画す香りです。やはり使ってる香料がよいんでしょうね。扱ってるお店が日本は勿論、海外でも殆ど見つからないので入手は困難ですが、是非探して手に入れて欲しい1本です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?