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「スクールの本質的な価値づくりに注力したい」Re:Build Boot Camp様 [Techpit導入事例インタビュー]


Re:Build Boot Camp様は、2020年4月にスタートしたプログラミングスクールで、Techpitを副教材として利用いただいております。そこで今回は、Techpitの副教材の利用から、どんなお取り組みをしているのかお話をお伺いしました。


0. スクールの紹介


ー Re:Build Boot Campさんはどんなことを教えていますか?簡単にご紹介いただきたいです。

Re:Build Boot Campは、実務レベルへの人材育成を目的に、「ヒアリングスキル」「最低限の技術力」「自己スケジュール管理」の3つのスキルをメインに教えるプログラミングスクールになります。

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ー なぜこの3つに?

知り合いのCTOや採用担当者の方に、未経験採用をした際に困っている事やどういったスキルがあると嬉しいかヒアリングしました。その中で「自走できている」「自己スケジュール管理が出来ている」などを重要視している印象でした。例えば、技術スキルは最低限あって、加えて与えられたタスクに対して、無駄のない質問をしつつググりながら実装しきれるか。そうすれば初期のOJT期間が短くできるという意見がありました。そういった背景で「ヒアリングスキル」「最低限の技術力」「自己スケジュール管理」の3つに絞りました。


1. スクール開校までのお話


ー どのような使用意図でTechpitの導入を検討されましたか?

Laravelのチュートリアルでしっかりしたものが、ネット上には無い印象だったので、Techpitを使用することにしました。


ー 検討の際に、自社で教材を内製することはご検討されましたか?またなぜ内製ではなく、Techpitを選んだのかをお聞きしたいです。

外部の教材を利用することから検討を始めました。なるべく自社で教材作成に時間をかけず、コミュニティ作りや、チーム開発、レビュー体制などをスクールの価値として注力したかったからです。また、今はネット上で良質な教材も増えているので、スクールとして教材作成にコストを割くのはあまり良くないかなと思いました。


ー 実際、1期生で開校してみて、コミュニティ作りやレビュー体制等に注力できましたか?

そうですね、Techpitの教材があったことで、講師は講義に集中できたり、レビューに集中できました。教材は世の中の良質な教材を使いつつ、スクールでしか教えられないことスクールの本質的な価値に注力できたのは良かったです。


ー 導入検討の際に、外部教材を使う不安はありませんでしたか?

お金のコストがかかるくらいでした。でも、自分たちでバージョンなどのアップデートは大変なので、そこは自分たちでメンテナンスするよりは良いかなと思っています。

外部教材を使う不安があったかどうかでいうと、プログラミングスクールだからといって必ずしもすべてオリジナル教材を揃えることはないかと。世の中にはすでに良質な教材がありますので。

その中でプログラミングスクールの価値は、目標管理やカリキュラム設定などの道標的な役割や、学習フォロー、切磋琢磨できる仲間・コミュニティなどだと考えています。下記の画像のように、e-learningサービスとプログラミングスクールの価値は別物だと思います。

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なので、良いものは外部の学習教材を利用させてもらいつつ、スクールでしか教えられないこと、Re:Build Boot Campでいうと、「最低限の技術力」「ヒアリングスキル」「自己スケジュール管理」の3つのスキルを受講生に身に着けてもらうことを目標にカリキュラムを設計しています。



2. プログラミングスクールを開講してみて


ー ではTechpitをどのように使われたのですか?

メインは自主学習の教材として副教材的に使わせていただきました。


ー Re:Build Boot Campさんでは講義をされていますが、講義とTechpitの副教材の時間配分ってどんな感じでしょうか?

Re:Build Boot Campでは、2ヶ月間で自学自習に300時間をカリキュラムに組んでいます。その300時間のうち、チーム開発(下記画像のオレンジ色部分)とTechpitを提供し、Techpitの時間配分でいうと緑部分は必須で、緑部分以外でも学習する必要があると感じた方には自主的に取り組んでもらうようにしています。

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ー Techpitの副教材を利用していて、受講生の方がつまづいたとき、どのような流れでフォローされましたか?

基本的にはSlackで質問してもらい、回答・フォローする形です。


ー 解答する際に何か意識されたことはありましたか?

意識したのは、魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えるように、受講生自身が自ら考えて進められるようにしましたね。

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エラー解決方法だと、例えばググり方や質問方法など、Re:Build Boot Campが教える3つのスキルの一つ「ヒアリングスキル」の一要素として、エラー解決方法を丁寧に教えて、Techpitの副教材として利用しても自走できるようにフォローしました。


ー 受講生の感想・満足度はいかがでしたか?

そうですね、満足度は高かったです。例えば、「講師の方々も親身になって、技術的な質問や転職相談にのっていただけた」であったり、「スケジュール管理や、工数の見積もり、コミュニケーション方法など、開発現場で役立つことを教えてもらえて良かった」などを評価いただきました。

受講生の声はこちらの記事が参考になりそうです。

またその中でTechpitの感想もあって、「8教材を利用でき、初級〜中級でバリエーションがあって良かった」みたいな感想をもらっています。


ー 鈴木さん的に受講生の満足度を振り返ってみていかがですか?

やっぱり「ヒアリングスキル」「最低限の技術力」「自己スケジュール管理」の3つのスキルとフォロー体制に集中できたのは良かったですね。Techpitを利用させてもらいつつ、Re:Build Boot Campで教えたいことに時間を割けて良かったと思います。



3. 今後の展開


ー 最後に鈴木さんの想いをお聞きしたいです

受講生には、純粋にものづくりを楽しんでほしいですね。やっぱりそういう方と一緒に開発している方が楽しいですので。受講生のものづくりを楽しむ気持ちをサポートしたいです。


ー 2期生のスクールは合宿型で実施されますよね。どういった背景で合宿型にされたのですか?

元々沖縄県のエンジニアを増やす目的でプログラミングスクールを始めましたけれど、県内の方に加えて沖縄県外の方も通えるように、今回の合宿型での開催することになりました。

▼合宿型の開校の詳細


なぜ沖縄県外の方も通えるようにしたかというと、うちのスクールで学びたい人に受講してほしいと思ったのと、沖縄県外の方がスクールの参加で沖縄に来てみて、中長期的な視点で沖縄に住んでもらえるような機会になったらうれしいと思っています。そして将来的に沖縄県に貢献したいですね。

※コロナ感染対策に配慮して、毎週2回の講義は、提携しているコワーキングスペース3つをオンラインで繋いで行います。



## 編集後記

お話いただきありがとうございました。

スクールでしかできない本質的な価値に注力できるよう、今後もお力になれたらと思います。

そして二期生の開講も楽しみにしております!



プログラミングスクールを運営されており、Techpitの教材利用に興味がある・話を聞いてみたい方は、下記のフォームよりお問い合わせくださいませ。


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