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「これだけは負けないという“得意“が自信を生んだ」 - 保護者インタビュー #01

テックプログレスに通学する親御様に、通学のきっかけや通学で生まれた変化や成長、ご家庭での子育て方針などを聞くインタビュー企画。
記念すべき第一弾は、私たちスタッフが勝手に「レジェンド」と呼んでいる亀ちゃん(中学3年)のお母さまにお話を伺いました。
この春に中学校を卒業するとともに、テックプログレスも卒業する彼とは、ITものづくり教室テックプログレスが誕生する約5年前に出会い、誰よりも古くからテックプログレスを知る特別な生徒の一人です。

創業のきっかけを作ってくれた出会い

ー 本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

ー まずはテックプログレスと出会いからお聞きしていきたいのですが、コミセン(※松山市コミュニティセンターの略称)のイベントでしたよね?早いもので5年前になるでしょうか。

そうですね、コミセンの図書館前にチラシが置かれていて、たまたまそこでチラシを見つけました。
家に帰ってチラシを夫に見せると「これからはプログラミングだろう。体験会があるなら行ってみたら?」と言われ、イベントに申し込みました。
息子は当時5年生でしたね。

ー 5年も前にこれからはプログラミングだ!って感じられていたお父さまもすごいですよね。
もともと亀ちゃんはものづくりだったり、デジタルは好きだったんですか?

小さい頃から工作は好きで、ガラス工房など「○○体験」みたいなのはよくやりたいと言って、参加していました。
そして5年生の頃には、「中学生になったら技術部に入りたい」とよく言っていまして、もともとパソコンやロボットなどへの興味は強かったように思います。
そうした息子の変化に加えて、私も当時どこかでプログラミングという言葉をちらっと耳にした記憶があり、チラシを見かけた時に「あ、プログラミングだ!」となったんですよね。

ー 今でこそ、テレビやインターネットでプログラミングという言葉を見かける機会は増えましたが、5年前(2014年)なんて全然見かける機会は少なかった気がします。

ほんと、たまたまですね…。夫がプログラミングいいと言ってたのかな?(汗)

ー とはいえ、あのとき亀ちゃん含め2名がイベント参加してくれましたが、あれがきっかけで僕たちは会社を立ち上げて本格的にプログラミング教育を始めることとなりました。あのときはまだ会社ではなく、若者2人が勢いで開いたイベントだったんですよね。(笑)

えー、そうだったんですね!知らなかった!

ー はい。試しに一度イベントやってみよう、ということで実施してみたら、参加してくれた2人がとても楽しんでくれたんです。これは本腰入れて取り組んでみる価値があるな!と。
だから、亀ちゃんなくして、テックプログレスは存在してなかったと言っても過言ではありません。(笑)


これだけは負けないという”得意”が自信を生んだ

ー そんなこんなで約1年後に晴れて教室を開校するわけですが、開校後にも再度体験会にご参加いただき通学となりました。通学によって生まれた変化はありましたか?

まずはパソコンに触れることで、パソコンには詳しくなりましたね。
あとは自信がついたと感じます。

たしか当時6年生だったかな、学校の宿題で「これだけは他の誰にも負けないことを日誌に書いて提出しましょう」というのがあったのですが、そこに「プログラミング」と書いていました。
同様に、「得意なものは何ですか?」といった質問にも「プログラミング」と答えていました。
彼の中でプログラミングは、周りのどの友達よりも胸を張って優れていると答えられるものになっていて、大きな自信につながっていたと思います。

ー 自信ってとても大事ですよね。この教室で自信がついたことはとても嬉しいです!

他には、論理的思考と言いますか、筋道立てて考えていく力が深まったのかな、と思います。

ー それは具体的にどのような時に感じられますか?

わかりやすい変化で言うと、国語が得意になって、分厚い本を読むようになりました。
中学校の実力テストで学年1位になったこともあったんです。
今でも漢字を書くのは得意じゃないんですけどね。(笑)

ー 1位!それはすごい。亀ちゃんはどちらかというと理系ですよね?

もともと国語と社会は全くダメで、数学と理科は好きみたいですね。

ー 典型的な理系という感じですね。でもそこに国語がかなり強化されたと。

はい。それがプログラミングと直接関係あるかはわからないのですが、話をするときも以前に比べて筋道立てて話せるようになったような気もします。

ー 必修化で期待されている、いわゆる”プログラミング的思考”と呼ばれているものがそうした力を指しており、無関係ではないと思います。
そういえば、亀ちゃんは中学校では技術部に入り、中学生ロボコン(創造アイデアロボットコンテスト中学生大会)にも出場していましたよね。

そうですね、作ることが好きだったので技術部の活動は楽しんでいました。
創造力というか作る力、考えたものを形にする力がついたのではないかと思います。
中学1年と3年のときには、中四国大会にも進むことができていい経験になったと思います。
トーナメントの組み合わせが良くて、運がよかったのもあるんですけどね。(笑)

ー 運も実力のうちです。(笑)

でも、部活でロボットなどのハードを学び、こちらの教室でソフトを学ぶことができ、両方経験できたのは良かったなと思います。


子どもは親のものではない。
心がけたのは、子どもの世界が広がるのを楽しみに見守ること

ー これは個人的に聞いてみたかったことなのですが、これまでたくさんの親御様を見てきて、千差万別だなと感じます。子育てでなにか意識されてきたことはありますか?

夫にも言ってないですけど、なんとなく私は「面白い子」になってくれたらいいなと思っていて…

息子が小学生のころに何かの本で「子どもの世界を邪魔してはいけない」と読んだことがあって、子どもは自分の世界をだんだんと広げていくので、それを邪魔と言うか妨害してはいけない、みたいなことが書かれてあったんですよね。

息子は小学生の時、ポケットにいろんなものを入れて帰ってくる子で、ボロい釘とか王冠とか。(笑)
親からすると何の価値があるか全然わからないんですけど、彼には「やめなさい」とは言わず、こっそりポケットから汚いものだけ捨てて、その他はそのままにしておきました。

中学生になった今は、自分の部屋にこもっている時間が長いんですけど、部屋がまたすごく汚いんですよね。手出ししたくなるけど、なるべく手出しせず、これも自分の世界を広げているのかなーと見守っています。たまに要らないこと言って喧嘩になることもあるんですけどね。(笑)

ー 子どもの世界を邪魔しないという姿勢はすごく大切ですね!
習い事含め、これまで彼にやらせてきたことはお父さま・お母さまの意向というより、彼の興味関心を尊重してきた感じでしょうか?

そうですね。部活も自分がしたいものでしたし、テックプログレスも一度体験してハマったので、それなら通学してみる?みたいな感じから始まり、その後も本人が「続けたいから続けさせてー」という感じでした。

ー 僕から見た亀ちゃんは、とにかく自分の意思で物事を決断していける子だなという印象があります。
高校の進路選択が最たる例だと思いますが、普段から自分で決断したり、その意思を尊重してくれる環境がないと、県外の高専に進んで寮で一人暮らしという選択肢は浮かばないだろうと思って。

建築に興味があったので、建築ならこういう学校があるみたいよと伝えたり、興味あるところがあれば一緒に見に行ったりはしました。
高専はものづくりが好きな子がたくさん集まっている学校だと思うので、いろんな刺激を受けて創造性を磨いて欲しい、建築やロボット製作など学びたいことに打ちこんで欲しいと思っています。

ー そういえば、今年アメリカに何日か行ってましたよね。

はい、夏に10日間、海外派遣事業に参加しました。
きっかけは「いい経験になるから行ってみたら?」という私の一言でした。
中2のときには選考の結果、落選してしまったのですが、その時に「来年絶対リベンジしたい!」と言って、受験生なのに…とは正直思いましたが、本人が絶対行きたいというから行かせました。
向こうでは、人前で自分の意見を述べたり、プレゼンしたりする機会がたくさんあったようで、また他の学校から参加している子にはそうした能力に長けている子も多くいたらしく、たくさんの刺激を受けて帰ってきました。ちょっと度胸もついたのかもしれませんね。

ー 高専やアメリカなどお父さま、お母さまの子育て方針が垣間見えるエピソードですね。
子どもに裁量を持たせるのはすごく大事だと思います。親がなんでも決めて与えてしまうと、子どもが受け身になってしまうような気がします。良い距離感で子どもを信頼して支援することが自律した子どもを育むヒントになると思います。

これは息子ではなく、お姉ちゃんの話にはなるんですけど、思春期で悩んでいた時期があって、そのときに絵が好きになったんです。それがきっかけでデッサンを習い始めて、ついにはデザイン系の大学に行きたいと夢が見えてきました。
勉強とデッサンの両立は大変ではないかと思いましたが、好きなことだったら頑張れるんだなと傍で見ていて感じました。

ー 親の価値観を押し付けるのではなく、子どもの好きなことを尊重するというスタンスは一貫しているんですね。

そうかもしれないですね。

せっかくの機会なので私からもどうしても伝えたいことが一つあって、
息子が中学1年生のときに、これまた学校で「尊敬する人は誰ですか?」という質問があったんです。そのときに「武田さん(弊社代表)と重松さん」って書いてたんですよ。
その頃は授業にやってくる息子にあわせて毎週テキストをギリギリ間に合わせて用意してくれていて、私も会うたび「寝不足ですか?」と感じていたのですが、そうしてでも頑張って準備してくれるお二人の姿に息子は起業家精神みたいなものを感じていたようです。

ー うわー、すごく嬉しい。そして照れくさいです。ありがとうございます!!(笑)


テックプログレスの課題と今後期待すること

ー 今後のためにお聞きしたいのですが、もっとこうしたら良くなるのに、という教室の改善要望はありますか?

若いお母さんはITに詳しい方が多いのかもしれないんですけど、私はパソコンとか疎くて、子どもがなにを学んでいるのか全然わかっていなくて…
今となっては、もういいや、と思えてきたのですが(笑)、5,6年生ぐらいの頃は、「うちの子はどのへん進んでいるのかな?」と思っていて、もう少し進捗や成長について教えてもらえると、わからないなりにも安心感は得られるのかなと思います。
3ヶ月に1回とか、1年に1回でもいいんですけどね。
一昨年の年末にもらったお便りはよかったです。今でも大事に取っています。(笑)

ー そうですよね…。通学生が増えてからコミュニケーション量が減ってしまいましたし、ましてや自分が知らないプログラミングの話となると全然わからなくなりますよね。

そうなんです…。水泳やピアノなどであれば、なんとなくわかるんですけどね。(汗)

ー 貴重な意見として参考にさせていただきます。

進捗も嬉しいですが、先生ご自身が感じられた子どもの変化やこういう力伸びてきたんじゃないか?みたいな単なる感想でもすごく嬉しいです。
親は自分の子どものことって意外とわかってなかったりするので、教えてもらえるとすごい新鮮だったりします!

話が変わりますが、プログラミング教室すごい増えましたよね。

ー 増えましたね!今でこそカリキュラムがきちんと体系化されて用意できていますが、開校初期に入会いただいたメンバーには、それこそ先ほどの話ですが、ギリギリで間に合わせた授業もあって申し訳なく思っています。
テキスト制作に追われていましたからね、毎週金曜日になると焦ってくるんですよ。「やばい、明日の◯◯くんの課題を…」みたいな。懐かしいなあ。(笑)

でも、それが良さでもあったように思います!
そんな中でも子どもに主体性を持たせて自由に考えて作らせつつ、導くところは一貫していましたから。
以前、別の教室にプログラミング検定を受けに行ったことがあるんですけど、そこでは先生がスーツにネクタイのまさにパソコン教室という雰囲気で、受講後に「絶対あそこには行かん!」と言ってましたね。ここの雰囲気が息子には合っていたんだと思います。

ー 嬉しいお言葉です…本当にありがとうございます。
最後となりますが、私たちへの今後の期待も込めて、何かメッセージをいただけますでしょうか?

今まで通りで。自由にさせていただける教室が、本当にそこがとってもいいと思っているので。
そして、武田さん、重松さんとの出会いに感謝しています。親とは違う視点で息子をずっと温かく導いて下さって本当にありがとうございました。

ー 最上級の褒め言葉ですね、ありがとうございます!
本日はお忙しい中、ありがとうございました!
亀ちゃんのこれからにも注目しています!

自分で自分の道を決断し、切り開いていこうとする彼は、まさにテックプログレスが理想とし目指す姿の一つです。テックプログレスは彼との出会いなしには存在し得えず、出会った頃はまだ小学5年生の少年だった彼が立派な青年へと成長を遂げた姿を見ると、私自身、様々な出来事や想いがよぎり、グッとこみ上げてくるものがありました。今回、お話を伺う中で、”子どもは決して親のものではなく子どものもの”であり、その世界を邪魔しないよう楽しみに見守る、と少し引いたところから支えようとするお母さまの優しさから私も多くの気づきをいただきました。

亀ちゃんの今後の活躍が楽しみで仕方ありません。
この度は貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました!

第二弾もお楽しみに!

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ITものづくり教室テックプログレス

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