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熊本が水の都と言われる理由とは?

まとめ

全国有数の降水量
天然のフィルター、水がめを兼ね備えた地形
節水、排水規制など地域ぐるみで保全

水の都、熊本市

人口70万人と九州第三の都市にも関わらず、水前寺公園、江津湖というきれいな水が見られます。水道は8割、地下水でまかなっているため、美味しい水が蛇口をひねると飲めます。

上江津湖へ流れる清水


名水スポット

江津湖

透明度の高い湖。川が拡大してできた湖。
熊本市街地にありながら、一日40万トンもの水が湧き、透明度をキープしてます。
多種多様な生態系も整い、魚だけではなく、野鳥、両生類、昆虫も多く存在します。運が良いとカワセミなどレアな生物に出会えるかも
上江津湖、下江津湖の2つの湖に分かれてます。
市電最寄り駅
上江津湖→八丁馬場駅
下江津湖→動植物園前駅。

上江津湖

阿蘇神社水基めぐり

宮地駅から徒歩15分。
阿蘇神社の参道にある水基。
阿蘇神社のある阿蘇市一の宮の住民は、昔から湧水を贅沢に生活用水、飲用水として利用してきました。
阿蘇神社周辺には、木、石造りの水基を十四箇所設置してます。、散策で楽しんだり、湧水を持ち帰ったり、さまざまな楽しみ方で注目されています。


熊本県が水の国と呼ばれるわけ

全国有数の多雨地帯、熊本県。

熊本市内でも2000mmの降水量、特に阿蘇山周辺は年間3200mm。

天然のフィルター+水がめの地形

砂礫→火砕流堆積物層→地下には岩があり、水を通しにくく、水がめの働きをしてます。また、地層が天然のフィルターの役割を果たしており、不純物などを取り除きながら、水が磨かれます。
火砕流は約27~9万年前に起こった阿蘇山噴火によって発生。この火砕流の堆積物は粒径が大きく、水を通しやすい性質をもちます。
また、熊本城を築いた加藤清正公によって約500年前、用水路などを作り、大規模な水田開発を行うことにより、さらに水が浸透しやすい土地になり、地下水が豊富になりました。

天然の地層と先代の土地開拓によって、天然のミネラルウォーターを作りだしているのです。

水の都、熊本の現状

平成に入ってから地下水の水位は減少傾向。原因は住宅、市街地の増加。これにより、水田、畑、森林だった場所がアスファルト、コンクリートで覆われるようになり、雨が土地に染み込みにくくなります。これにより、地下水が作られにくくなりました。
また、家庭、工場、農薬の廃棄物により地下水の汚染も見られます。

地域ぐるみの改善活動


地下水を守るために節水の強化、排水規制などの対策が行われてます。

美しい風景を保つために、地域ぐるみでの取り組みが必要です。

チャンスと破壊は一瞬、しかし、修復、創設には時間がかかります。

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