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広報のPDCA

体当たりNPO運営記(11) 2016年3月記
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世間的な年度末、予定にない新しい仕事が舞い込んできました。横浜市都筑区から、区内の農業ボランティアグループの方向けの「広報講座」を受け持ってほしい、ということです。区との協働事業で始まったグループが3年の助成終了にあたり自立するために、活動を周知しイベントなどの参加者を増やすにはどうしたらいいのか、森ノオトの広報・集客について具体的のノウハウを提供することになりました。

そこで、これまで森ノオトで主催・共催してきた地産地消に関わる10イベントをピックアップして、
・ターゲット
・日時
・集客目標
・広報ツール(ウェブ、SNS、チラシ)
・広報予算
・協働団体
・集客結果
を割り出し、広報がうまくいったかどうかの結果考察をしてみました。

そこで、いくつかわかったことがあります。集客がうまくいくためには、
・協働団体が複数あって、各団体が広報や来場者確保に協力してくれること。
・ウェブでの情報やチラシを、個別具体的な誰か(名前がわかるまで)に確実に届けるための努力をすること。
・著名なゲストを招くことに成功できれば、その人の名前である程度の集客が見込めること。
・ターゲットがはっきりしていて、ターゲットに合わせた広報(子育て系のイベントならば子育て支援施設に届けるなど)ができていること。
・熱意をもっている担当者がいて、イベント前日まで集客のためにベストを尽くすこと。

それらの条件がうまく回ると、やっていて楽しいですし、集客はうまくいきます。逆に、「(チラシ配りやFacebookの拡散など)誰かがやってくれるだろう」と他人任せだと、なかなか、集客はうまくいきません。
チラシを渡す、Facebookでの情報拡散を頼むのも、一つひとつ、協力者にお願いをすること。汗をかいて、足で稼ぐしかない、千里の道も一歩からなのだなあ、と、常々感じています。

それもこれも、やっぱり、中心になって活動してくれているリポーターと、それを支えてくださる会員の皆さん、そしてチラシを喜んで受け取ってくださる地域の協力店あってのことです。本当に感謝しております。
今後も、広報ひとつとってもPDCAを意識して、重ねていきたいと思います。

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