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静岡に行ってみた~千葉side~

タイトルって考えるの難しいですよね。結果軽い感じになってしまいました。

タイトル通りなんですが、1月19日(金)~1月21日(日)の3日間、静岡県富士市と沼津市に行ってきました。
視察に行ってからしばらくたつのに…やっとnote更新できました。
簡潔にしようか…分けようか…悩んだんですが、もうそのまま超大作で載せます。目次からみたいページ飛んで行ってくださいw

※あくまで千葉sideなので、事業の詳しいことなどはかなり省ちゃっていると思います。(娘と格闘していた時間もあったので書けないということもあります)
※雰囲気がつたわればOKという感じで思っています。

富士市の相談センター「ココ☆カラ」さんと、沼津市のさぽぬまさんの取り組みをみさせてもらいました。


1日目 石巻→富士市→沼津

・ココ☆カラさんの見学
・さぽぬまさんでの活動の見学
・懇親会

我が娘の起床がAM3時。(早すぎて泣きそうになりました)
6時半石巻発の電車に乗り、新幹線に乗り換え…お昼頃に無事に富士市に到着しました。(道中は大庭ちゃんに我が娘と遊んでもらいました…💦感謝です)

富士市へ


初日は富士市の教育プラザにある【ココ☆カラ】さんの見学をしました。

ココ☆カラさんのわかりやすい目印


事務所に入ると…カレーの香りが漂う…ちょうどお昼時だったのでスタッフの方が炊飯器(圧力機能付き)でお昼ご飯を作っていたところでした🙇
そして、娘は…あそびた~いといってぐんぐん事務所に…。3歳児の娘のためにみなさん、床に毛布を敷いてくれたり、おもちゃや遊べそうなものを渡してくれたりと温かく迎え入れていただきました。

奥が事務スペース、人が集まっているところは
この具沢山カレーが美味しかった!そして掲示板にはいろんなイベントや求人情報がたくさん

TEDICの事務所は「事務スペース」「フリースペース」「面談室」と部屋がしっかり分けれられています。なので業務が違うと、TEDICに来たいわゆる「相談者」の方と顔を合わすことがありません。

ココ☆カラさんのこの事務所の空間は…事務作業をするスペースは奥の方になんとなく認識できる感じでスペースがあり、入口の手前スペースもなんか…お話できるのかな?みたいな机が一つあるくらいでした。
「この方はスタッフなのかな?サポーターさん(ボランティアさん)なのかな?はたまた若者なのかな?(窓口に来た人)」と誰がどんな人なのかわからない不思議な空間でした。(TEDICではあんまり想像できない)


沼津市へ移動


この日はサンウェルという施設で、食糧を配布するための準備を少しお手伝いさせていただきました。
約160世帯分の食料を仕分けして、各世帯に配るための1セットを作っていました。
この時私は娘がこの施設の1~5階を探検したいとのことで探検をしていました…。

かごに野菜を詰め込んだ…この景色…すごい…

視察メンバーから話をきくと…
「みなさん、手慣れている」「この数をこなすのは大変だけど、効率がかなりいい」「すごかった…」と表情から伝わる、みなさんの連携の力が伺えました、(探検していてすみません…)
余談ですが施設をうろうろしていたら、色んな方が声をかけてくれて施設の案内をしていただきました。これも沼津の方の優しさなんですね…。

そんなこんなで準備が終わると、色んな活動の紹介の時間です。「お便りもってきたよ~」「こんど報告会やるよ」「宮城からこんな人たち来たよ」という時間にTEDICメンバーも仲間に入れていただきました🙇

参加した方は何名いたのでしょう…私の感覚だと30名以上はいたのかなと…それくらいに沢山の人がいて準備をして、円座になって…迫力がすごかったです。

一旦お開きになり、サポぬまの皆さんとお話の時間へ。
(この時点で17時過ぎ…娘の限界が来て、私もうわ~となる時間です)
TEDICなのか石巻なのか…の当たり前と沼津や富士での当たり前は違うんだなって(当たり前だけど(?))

困ってたら助け合うでしょう?あたりまえでしょう?みたいなスタンス。

ここにも書いてある通り、本当に「一人の困りごとは、みんなの困りごと」。その通りに、ここの皆さんは動いているし、体にしみついているんだなと感じた瞬間です。

2日目 富士市

【行程】
・アウトリーチ
・サポーター養成講座への参加(とちょっと準備)
・自立援助ホームの講演
・ココ☆カラで過ごす
・懇親会

2日目、サポーター養成講座の準備のお手伝い(少し)とアウトリーチ組に分かれました。
アウトリーチは昨日用意した食糧を世帯に届けるために富士一週(ジークさんと大庭ちゃんと加倉井さん)
私は準備のお手伝い少ししました。
ココ☆カラにいたメンバーもお手伝いをしていました。

『模造紙を切って欲しい』『何枚に?』『どれくらいの大きさ?』
スタッフの方とサポーターさん?若者?かわからない人たちのやり取り。

誰でもできること、小さいことでもお願いをするんだな。
自分だったら自分でやってしまいそう。
そう思った瞬間です。でもこういうやり取りの中で、その人が頼られている、役割がある、自分はこういうことが出来るんだ。と感じることにつながるんだろうな~と思いました。

(※結局模造紙は小さめサイズだったので、切る必要はなかったです笑)

養成講座の準備中、渡邊さんからスイテンの話をききました。(漢字で変換できない💦)
スイテン(漢字で変換が出来ない💦)は色んな物事や人が集まる点だそうです。画像検索すると出てきます!これは正直自分でもうまく表現できないので…うまく話せるというか自分の言葉で話を出来るようにしたいなと思っています。

サポーター養成講座スタート!

20名くらいはいたのかな?こんなにたくさんの方が来るんだ…とびっくりしました。(TEDICの養成研修は10人前後なので)

同じテーブルのサポーターの方も気さくな方々で、私あんまりワークショップとかグループとかになると緊張するんですけど、このサポーター養成講座のあの時間は一切緊張もせずむしろ楽しく過ごさせていただきました。
そんなサポータ養成講座の中身はこちら↓(平さんメモしてくれてありがたや)

1. 静岡方式が大切にしていること
2. 「働くこと」 津富さんの少年院の経験
3. IPS 一般就労を地域で応援する。働くために必要なことを支援する
4. 事業「校内カフェ」
5. 地域でどんなことをしているか
6. 静岡方式
7. 富士の話
8. センパイサポーターの話

この中での先輩サポーターの話は特に、個人的には胸がぐっとくる話が多くて初めての場なのに泣きそうになったのが本音です。

「若者」がココ☆カラさんに来始めた経緯、何を感じたのか、サポーターのみなさんがいてくれたことの心強さや、安心感についての話、自分と同じ「若者」の存在が、自分も頑張ろうと思える原動力であること。いろんな人や場との出会いから自分を見つめ直し、自分が好きでも向いていないこと、好きの中の得意なことを話してくれました。

その「若者」の話をきいたうえで、その方の口から名前の挙がっていたサポーターの方からも話をきける場でした。
・あなたは、なんとかしようと思ってもともといたから、その気持ちがあるから応援したくなった
・大変な時もあったよね、一緒に泣いたね
・○○な場面の○○さんはとてもいい顔をしていたし、穏やかで面白い一面もあるんだなって。

これまでの経過をすべて知っているわけではないけど、当日話をしてくれた「若者」の姿をみて、サポーターのみなさんは本当に純粋にこの方を「応援したい」自分で出来る範囲でサポートをしたいと思いながらこの方と過ごした、応援していたんだな。それがこの方にとって、気持ちの支え、力、安心感、行動力に繋がったんだな。
そして同じ「若者」の存在も切磋琢磨ではないかもしれないけど、そういう存在、励まし合い、時に負けないぞ!という気持ちになれる存在だったのだろうな…。
この純粋な気持ちと、その行動を石巻に持っていきたいと思いました。

長いようで短い養成講座を終え、私はココ☆カラさんの事務所で過ごすことになりました。

ココ☆カラさんの事務所で…

私の娘3歳は、事務所の中でお兄さん、お姉さんに囲まれながら大人気の某パンのアニメをみていました。(養成講座中もずーっとみてくれていた方々に感謝です💦)

さて、雰囲気がわかると良いなと思い事務所にいた私でしたが正直「どんなふうに過ごしたらいいんだ!?」と困惑しました。
周りのみなさんは、私の娘と遊んでいたり、その様子を眺めていたり、ゲームやスマホをしていたり…。それぞれがそれぞれの過ごし方をしていました。たまにスタッフの方がきて「あれ手伝って~これ手伝って~」というと数人の若者が事務所の外に消えていきます。

しばらくして、私はボードゲームの存在に気づきました。
陣取りゲーム…、私が関わっている男の子の顔を思いうかべ
「○○くん、こういうの得意そうだな~」と思いました。ちょっと遊んでみたかったので目の前にいるお兄さんに声をかけたら、私と遊んでくれました。笑
陣取りゲームをしながら、いろんな話を(主にピアスの話)してくれました。
ちば「ここは人が多いけど、いつもこんなに人がいるんですか?」
男性「いや、今日は特別に多いですね。懇親会あるから。」
あーなるほど!だからこんなに人の出入りもあるし、ここにたまるんだ…
きけば会場はここから徒歩5分の中華屋さん…
みんなで移動するからか~~!!!!

なんか学生時代を思い出す感じありました。
みんなでご飯だからとりあえず事務所集まってみんなで行くか~の雰囲気。
懐かしい~。という初見の地で不思議な感覚になりました。

みんなで懇親会

こんな大きな飲み会は年に数回くらい。
懇親会には何人人がいるんだろう…というくらい人がいました。50人くらい人がいたんじゃないかな?
年齢も職種もバラバラな人たちが集まって、食べて飲んで…。
新鮮なような懐かしいような…。
ごちゃごちゃ感でめっちゃ気を遣うわけではなく、私は個人的に居心地が良いというか悪くない、これもまた変な感じです。
(こういう会って緊張してそれどころじゃなくなるんですが…)
もっともっとこの場にいたい気持ちがありましたが、娘がもうノックアウトの時間だったので中座しました。
(美味しい中華料理屋さんだった❤)

3日間の感想

私は外の世界に出ると、とっても緊張するし初対面の人にもめっちゃ固まります…。
不安で不安で仕方ないスタートでしたが、現地に着くとその不安がぶっ飛ぶくらいに不思議な感じでした。
「ようこそいらっしゃ~い、ささどうぞどうぞ」と丁寧な感じで出迎えられることが多いですが、いい意味でこの富士・沼津はそんなことなくて
「あ~なんかここにいてもいいんだな」と思える場だったり、びっくりするくらいみなさん、お話しするのが面白い人たちだし、温かい方々が多かったです。私が娘を連れてわーぎゃーとなっていても、「いいよいいよ」「こっちで遊びなよ」と声をかけてくれるみなさん(泣きそう私が)。
嬉しいな~という気持ちです。
2日目の養成講座は本当に、純粋さが持つ力に気持ちが大きく揺れました。
1人の若者にこんなに多くの人が関わって、それは年代とか性別とか、なにやっているとか関係なく…純粋にその人を応援したいと思っているからこその力のすごさを感じました。
それぞれが自分が出来る形で、できることを。「見捨てないでいてくれた」その言葉の背景にある出来事はあくまで私の想像でしかないですが、大変だったこともつらかったことも、楽しいことも、嬉しいことも色んな人とその時々の場面場面でわかちあっていたんだろうな。
私もTEDICに来てからそういう場面で会うこともあったけど、忙しさの中ですこし忘れてしまっていた感覚を取り戻しました。
本当は高校生のころから誰かの役に立ちたい…でもという気持ちを持ちながら過ごしていた。大学生になってからは誰かの役に立ちたいと思い、ボランティアをした。気づいたら私はみんなに助けられながら、応援してもらいながら、隣にいてもらいながら今ここにいることに気づきました。
この感覚だけは忘れてはいけないし、これをまたもって石巻や自分の住んでいるところで過ごしたいと思った3日間です。
視察からしばらくたって今、それがちゃんと出来ているのかな…と感じることも多いですが「なんとかしよう」「なんとかしたい」「どうにかしたい」という気持ちの人が近くにいたら私も一緒に考えたいし、応援したい。今回一緒に静岡に行ったメンバーと同じ景色をみたから、この感覚がわかりやすく伝わる感じがします。
忙しさで忘れそうになったら自分で書いたこのnoteを見返すようにします笑

上手くまとまってないんですが、今の自分の素直な気持ちを書き綴りました。(抽象的でわかりづらいですが)(自他ともに認める感覚、ニュアンス人間です。)

最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます!
また気が向いたらnote書きます🙌

※富士山は3日間滞在のち1日しかみれなかったですwww