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指導者辞めます。

ニュースーパーマリオブラザーズってゲームにひたすらはまってた。
普通にクリアしてくのも楽しいけど、
少しでも近道したくて裏ゴールを探すのに必死になってた。笑
何ステージもすっ飛ばしてファイナルステージに行くのは爽快だったな。




最近、人に会うたびに『就職するので指導者辞めます』って伝えてる。
色んな反応が返ってきた。
そしてちょっと悲しくなった。




僕はサッカーが大好きだ。観るのもするのも教えるのも好きだ。
そして何事も上達するためにはピッチの近くに居続けるべきと思ってた。


だからこそほんとに悩んだ。
指導者として、サッカーに関わるものとして成し遂げたいことが山ほどある。
そのためには現状では程遠い。成長しなきゃいけない。


周りの人間が指導者として生きてく覚悟を決めてる。まっすぐ突き進んでる。
かっこよかった。
置いてけぼりだった。


だからたくさん考えた。何ヶ月も。
自己分析というやつだ。


答えは出た。
自分はサッカー以外にも指導者以外にも経験したいこと、学びたいことがあった。


だからピッチから離れる。
一緒に指導をしようって話はあるから可能性はあるけどね。




『就職するので指導者辞めます』

『えーもったいない』
『指導者は現場にいるべきだよー』
『こんなに積極的だから期待してたのに』

きっと親切心で言ってくれたと思う。
でも、『指導者辞めます』って言うのが少し嫌になってた。




友人に相談された。
『サッカーも好きだし、指導者もやりがいあるし楽しい。もっと成長したい。でも、サッカー以外にもやりたいことある。就職して企業にも入りたい。指導者としての熱量足りてないのかな。成長止まっちゃうのかな。』


指導者一本で日々奮闘してる人を尊敬する。
サラリーマンをしながら指導者を兼任してる人を尊敬する。


指導者一本の人に対して、指導現場を離れたり、二足のわらじの人が劣等感を感じてる。


一足でも二足でも素晴らしい。
それぞれの良さがある。


どっちが正しいなんてない。
どっちが熱量高いかなんてわからない。自分次第だ。


自分の価値観は大事。
でも価値観の押し付けはいらない。


そして指導者の成長はピッチだけじゃない。
自分だけの経験をしてオリジナルの自分になればいい。


現場にいない分、多少知識やピッチでの経験で劣るかもしれない。


でも、人を指導する上で"知識や経験が無い"ことは決して悪ではない。
"知識や経験が無いことを自覚できない"ことが悪なのだ。




でも悔しい気持ちは残る。
何も言い返せなかった。


いつか指導者に戻る。
成し遂げたいことがある。


そして結果で示す。
がんばる。


もう、もったいないって言わせない。




冒頭の話に戻る。

通常のゴールは簡単にできるけど、裏ゴールは簡単には見つからない。何日もかけて探す。

そうこうしてる間に気づく。
通常のルートで進んだ方が早く進めたなと。

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