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2021年ベストアルバム(海外編)

はじめに(2021年のふりかえり)

2021年も個人的には、2020年同様コロナ禍の影響を大きく受けた1年でありました。特に前半は行動に関しても制限される事が多く、仕事以外でプライベートな休日に外出したり、家族以外の人に会う機会は少なかった気がします。8月末~9月末に2回のワクチン接種をした後は、久しぶりに近距離の旅行(数年ぶりの松本は本当にいい街だった、またすぐ行きたい)をしたり、2年ぶりくらいにライブ(とはいえ年間で2~3回)を観たり、久しぶりに友人と会って話を出来る事の有難さを味わったりできました。10月後半に、5年間一緒に仕事をした直属の上司が急に退職した後は、今までの仕事+その上司の仕事をまんま受け継ぐ様な仕事をしていたので、11月~12月はほぼ仕事の記憶しか無いので、新しい音楽を吸収することは難しかった(国内ベストアルバム編かベストソング編で触れたいけど、OGGYWESTと粗悪ビーツさんのアルバムと第3期BiSしか聴いてなかった)ですが、数少ない正月休みの気分が残るうちに、2021年の海外ベストアルバムについて書いてみたいと思います。ちょっとだけミュージックマガジンの2021年ベストアルバム号や、他の有名批評サイトの2021年ベストアルバム記事を読んだりしたけど、年々世間のムードとは、自分の趣向はずれていってるのかな、という気持ちはあります。でも、10枚ピックアップしてみると、なんかやっぱり自分だなあ、という気持ちに溢れてて、ちょっと恥ずかしくも照れ臭くもあります。これを読んでくださった方が、1枚でも聴く機会のなかった音源に触れてくれるきっかけになったら嬉しいです。ピックアップ10枚、プラスおまけ40枚で50枚をあげています。

2021年ベストアルバム(海外編)ピックアップ

1. Sam Gendel, Sam Wilkes / Music for Saxofone & Bass Guitar More Songs (Leaving Records)

2. Nils Frahm / Old Friends New Friends (BMG)

3. Bicep / Isles (Ninja Tune)

4. Vivian Koch / Beyond Contact (AD 93)

5. Facta / Blush (Wisdom Teeth)

6. Equiknoxx, Feel Free Hi Fi / Equiknoxx meets Feel Free Hi Fi (Digital Sting)

7. Arushi Jain / Under The Lilac Sky (Leaving Records)

8. John Carroll Kirby / Septet (Stones Throw Records)

9. Nathan Fake / Sanxenxo (Cambria Instruments)

10. CFCF / Memoryland (PLANCHA)

1. Sam Gendel, Sam Wilkes / Music for Saxofone & Bass Guitar More Songs (Leaving Records)

ロサンゼルスのサックス奏者 サム・ゲンデルの音源については、2020年リリースの傑作アルバム「Satin Doll」で認識はしていたのですが、個人的な昨年のベストアルバムを選出するタイミングではそれ程聴き込んでおらず、寧ろ2021年の1月に入ってから繰り返しリピートして、自身が演奏するサックスのゆらゆらとした音色やフレーズが導く、なんとも不思議でサイケデリックな音像に魅了され、コンパクトな再生時間も含めて、夢中になって聴き込むことで、たちまちSam Gendelという才能の凄さに気づくことになりました。

「Satin Doll」については、TURNというサイトの石田昌隆さんによるSam Gendelインタビューがよい記事でしたので、引用します。

2021年のSam Gendelについては、ここ数年の録音やセッションがまとまってリリースされた事情もあるのでしょうが、ものすごい数の参加アルバムが発表されましたが、そのどれもが素晴らしく、また音に関しても「Sam Gendelが居る」ということが音ではっきりわかるくらいの個性が滲みだしており、本当にすごい演奏家/音楽家であり、2021年を代表するアーティストとして記憶に残る活躍をしたと思います。

2021年のSam Gendelについては、ファラさんのnoteと、吸い雲レコードさんのはてなブログ記事が素晴らしいまとめなので、そちらも引用させてもらいます。

2021年の個人的なベストアルバムを選出するにあたって、Sam Gendel関連の音源を外すわけにはいかないけれども、ここ数年の録音音源まとめである52曲3時間半に渡る大作「Fresh Bread」(その割には1曲の短さと聴きやすさもあり、重いアルバムというわけでもなく、どこから聴いてもSam Gendel印のいいアルバム)を始め、「Satin Doll」のアウトテイク/続編とも思われる2曲入りのEP「Isfahan / My Little Suede Shoes」、殆どの音源に参加しており、アートワークにもSam Gendel印がクッキリ見えている盟友Blake MillsとPino Palladinoのアルバム「Notes With Attachment」なども素晴らしかったのですが、収録時間のコンパクトさととっつきやすいメロディーの良さが目立つ選曲からSam Wilkesとのデュオアルバムの続編「Music for Saxofone & Bass Guitar More Songs」をとっておきの1枚として選びました。

ファラさんのnote記事でもピックアップされていたけれど、このアルバムでは3曲目「I SING HIGH」が本当に美しいフレーズが印象的な名曲で、8曲目の「CAROLINE, NO」のカバーも美しいフレーズを独特の解釈で演奏していて素晴らしい。

Sam GendelとSam Wilkesといえば、Louis Coleも交えた3人での2019年の演奏動画もすごくよかったので貼りつけておきます。

この個人的なベストアルバムを選ぶ基準としては、何年か経っても繰り返し聴きたくなる頻度が高そうな音源を意識的にピックアップしました。そういう意味で、この「Music for Saxofone & Bass Guitar More Songs」は何度も聴きたくなる素晴らしいアルバムだし、寝しなに小さな音で流すと、ぐっすり眠れそうな優しい傑作だと思います。

2. Nils Frahm / Old Friends New Friends (BMG)

2021年の前半は、Sam Gendel関連音源とともに、個人的にはポスト・クラシカルブームが続いており、ソロ・ピアノ作品も含めて沢山のアルバムを聴きました。その中でもお気に入りだったアーティストのひとりがドイツのピアニスト/作曲家 Nils Frahmでした。このアルバムは2009年から2021年までの過去のアルバムに収録されなかった曲をまとめたソロ・ピアノ作品集ですが、それゆえに時代を超えて、繰り返し聴きたくなる強度と美しさを備えた素晴らしいアルバムだと思います。


このアルバムについて検索していた時に見つけたディディエ・メラさんという方のnote記事が面白かったし、「繰り返し聴きたくなる」という部分がとても共感できる内容でしたので、引用させてもらいます。

2021年のNils Frahmは2009年に制作されて未公開だったというピアノ作品「Graz」やF.S. Blummとの共作ダブ・ピアノアルバム「2X1=4」も素晴らしいアルバムでしたのでおすすめ音源です。

3. Bicep / Isles (Ninja Tune)

こちらも2021年1月リリースだったので、ざっと色々流し読みした2021年のベストアルバム系の記事には殆どピックアップされていなかった様に思われたけれど、個人的にはクラブ/ダンス系のアルバムで、これ以上に素晴らしいクオリティーの新譜は思い出せないくらいの傑作だと思うので、3番目のベストアルバムとしてピックアップします。

「Feel My Bicep」という音楽ブログ(mp3ブログという表現がもう若いリスナーには伝わらない死語になっている気がする)で知られる北アイルランド・ベルファストのDJデュオBicepによる2017年のファーストアルバム以来4年ぶりとなるフルアルバム。imdkmさんとin the blue shirt有村さんによるMikikiの記事とファラさんのnote記事が分かりやすくてよかったので引用します。

MixmagのCover Mixもいい内容でした。

4. Vivian Koch / Beyond Contact (AD 93)

こちらに関してはベルリンの女性アーティストというくらいしか詳細の分からない(検索で出てくる画像やBandcampのプロフィール写真を見るとすごい美人!)ViVian Kochによる美しい電子音楽。あんまりビート強めではなく、どちらかというとアンビエント寄りだけど、決してリスニングアルバムというわけではなく、しっかり低音部分も作り込まれてて、こういうバランスのアルバムは貴重だと思います。

Youtubeで観られる1時間のDJ動画、やっぱりめちゃくちゃ美しい(ビジュアルも音も)!

5. Facta / Blush (Wisdom Teeth)

こちらもK-LONEと共にレーベル「Wisdom Teeth」を主宰するロンドンのアーティストFactaによるファーストアルバム。これまでもLivity SoundやAncient MonarchyなどのUKレフトフィールド界隈のレーベルから音源をリリースしてきましたが、まとまった形でのフルアルバムもリスニング向けにも聴ける美しいパッド系の音色とメロディーの良さ、しっかり構築された低音域のトリートメントも含めて、飽きさせない曲構成の素晴らしいアルバムでした。

関西の鬼才(初期イルリメさんのアルバムでのトラックの凄さ!)MATSUANDTAKEさんのブログの2021ベストミュージック記事でも、このアルバムについて、非常に納得な感じのコメントをされててめちゃくちゃ共感です。

90年代に自分がインテリジェンステクノ、アンビエント、トリップホップに求めていた、それらの中間地点的なチルアウト感がここに生み出されてました。シングルやEPで出てるFMシンセ大活躍のダンストラック群も素晴らしい。

FactaとK-LONEの制作動画。

FactaとK-LONEによる1時間のミックス。

6. Equiknoxx, Feel Free Hi Fi / Equiknoxx meets Feel Free Hi Fi (Digital Sting)

2017年以降ずーっとイケイケの現行ジャマイカ・デジタル・ダンスホール・コレクティブ「Equiknoxx」は2021年も絶好調でした。こちらはミネソタの”ジャマイカ音楽のコレクターとスピーカー設計家が出会い結成された米ツインシティーズ拠点の新鋭サウンドシステム・コレクティブ” Feel Free Hi Fiとのコラボ盤。12インチのA面B面でお互いの音源をダブ・ミックスし合った、刺激的なデジタル・レフトフィールド・ダンスホール最前線音源。

新譜をDIGる時に常に参照させて頂いている大阪の「Newtone Records」、東京の「Lighthouse Records」、今いちばんツイートからもSpotifyのプレイリストからも影響を受けている国内トップDIGGERのひとりであろう門脇綱生さんの京都「Meditations」という国内有数の先端レコードショップでも悉く絶賛されていますね。

2021年のEquiknoxxは主宰のEquiknoxx Musicから2021年8月にリリースされたアルバム「Basic Tool Mixtape」も素晴らしかったです。

マイメン「lan」くんのブログでもピックアップされてましたね。

こういうニッチなアルバムについて、上記の先端レコードショップの商品紹介ページ以外で日本語で書かれたテキストって、検索してもあんまりひっかからないんですよね。twitterとかで検索かければ感想ツイートなんかはもっと読めるのかもしれないけれども。もっと読みたい、日本語でこういう海外の先端現行ダンス音楽についての紹介テキスト。自分でこういう事をコツコツやるのが、ここ数年の個人的目標なんですが、なかなか出来ないなあ。こういう年間まとめnote記事を書くことでリハビリして、まめに文章を書く練習を頑張ろう、2022年は。

Equiknoxxクルーは、日本の「鼓動(KODO)」とのコラボ2曲も良かったし、クルーの女性シンガー「Shanique Marie」のソロ・アルバム「Gigi's House」も良かったです。

Feel Free Hi Fiも主宰レーベル「Digital Sting」からのEP「Prophet Noir」がとてもよかったです。

7. Arushi Jain / Under The Lilac Sky (Leaving Records)

インド生まれアメリカ在住の女性作曲家/モジュラー・シンセサイザー演奏家「Arushi Jain」のLeaving Recordsからのデビューアルバム。

国内盤CDの販売元PLANCHAの紹介ページがとても充実してていいんだけど、下記の引用フレーズに担当者様の熱意が溢れてていいですね。モジュラー・プリンセス!(かわいいから言いたくなる気持ちもわかります)

各所から注目を集めているインド出身アメリカ在住のモジュラー・プリンセスArushi Jainが遂に本邦初登場!
インド古典音楽の伝統的な響きをモジュラー・シンセで再現し、日没を彩る黄昏のアンビエント・シンセサイザー・ラーガ!

Boiler Roomでのライブ動画。ここでも「Modular Princess」扱いだったのか!

旧名義「OSE」でのMixmagライブ動画。

僕はこの人の事をJ-WAVE金曜深夜のサラーム海上さんの番組「ORIENTAL MUSIC SHOW」で知った記憶があります。この番組から学ぶアーティスト、とても多くていつも勉強になります。Arushi Jain本人のコメント音声も流れてましたね。

8. John Carroll Kirby / Septet (Stones Throw Records)

ロサンゼルスのキーボード奏者、ソランジュやフランク・オーシャンのアルバムへの参加で知られ、2017年以降はPatienceやLeaving Recordsからソロ・アルバムをリリースし続け、2020年以降はStones Throwよりソロ・アルバムを発表しているJohn Carroll KirbyがLAのミュージシャンを中心に7人組のバンド編成で録音したアルバム。8曲46分、心地良い演奏といい曲が詰まってる。ノスタルジーでは無く、現在進行形のソウル・ミュージック。Silk Sonicのアルバムも当たり前の様に素晴らしいけれども、同じプレイリストにJohn Carroll Kirbyの曲も入れて欲しい。J-WAVEの朝の番組で別所哲也にいい声で曲紹介してもらいたい、そんな気分です。

rings主催 原雅明さんのQeticでのJohn Carroll Kirbyへのインタビューが、このアルバムについて、とても詳細に紹介されてて素晴らしい内容なので貼り付けます。

2021年のJohn Carroll Kirbyはもう1枚Stones Throwからアニメ映画「Cryptzoo」のサントラ・アルバムをリリースしており、そちらも良いです。

2020年11月リリースのEddie Chaconのアルバム「Pleasure, Joy And Hapiness」もJohn Carroll Kirbyプロデュースで素晴らしい内容ですので、こちらも合わせて是非。

9. Nathan Fake / Sanxenxo (Cambria Instruments)

ここから先2枚はおそらく2021年のベストアルバムとしては、僕くらいしかピックアップしなさそうな趣味性が強く、あまり陽の目が当たってなさそうな、でも好事家には届いて欲しいという素晴らしいテック・ハウスの逸品を紹介いたします。

まずは2020年の傑作アルバム「Blizzards」が素晴らしかったベテランNathan Fakeの主催レーベルCambria Instrumentsからの5曲33分のEP。アルバムとしてはボリューム不足ですが、同じく主催レーベルからのRemix2曲、ライブ1曲に素晴らしい新曲1曲入りの「Blizzards Remixes」と合わせて、1枚分のフルアルバムとして聴いていただきたいと思います。


「Sanxenxo」の中では3曲目「Vanavond」がユーモラスなフレーズのループから、Nathan Fake節の強い歪んだシンセフレーズが重なり、4分すぎからのエモーショナルなコード展開で泣ける哀愁の9分14秒が堪能できます。

「Blizzards Remixes」からも唯一の新曲「Sandstone」が8分58秒の素晴らしいトリップを味わえて最高でした。

海外サイトの「Sanxenxo」リリース時のインタビュー記事。興味を持った方は翻訳ソフトかけて読んでみてください。

2021年のDummy Mix。こちらも現在進行形のNathan Fakeのモードを味わえます。

https://www.dummymag.com/mix/dummy-mix-624-nathan-fake/

10. CFCF / Memoryland (PLANCHA)

2021年のベストアルバム、一応ピックアップは10枚に絞ろうと思って、最後の1枚をJacques Greeneのアンソロジーアルバムにしようかと思いましたが、なんとなく2021年にもう2000年代リバイバルは始まっていたんだぞ、という空気感を忘れない様に、このCFCFのアルバムを10枚目のピックアップにしました。

このPLANCHAのインタビュー記事を読むとよく分かるように、ジャケットからも溢れかえる様な2000年頃の痛恥ずかしいエモーショナルな思い出を掘り起こしてきたようなノスタルジーに溢れかえってて、でも異国の地モントリオールで青春を送ってきたMike Silverさんの思い出語りに付き合いたくなるような、こんなアルバムが2021年にリリースされていたことを忘れたくないんだよね。

今回、自分のベスト10で3回も引用させてもらいましたがファラさんのnoteの記事で、このアルバムのノスタルジーとリバイバルの効用について詳しく解説されておりますので、そちらをご参照ください。

アラフォー・アラフィフのみなさん、このMVを直視できてますか?僕は恥ずかしくて5秒で停止して、スキップしてしまいました。

Matthew Sweet感もあるこのナードメガネ姿、たまんないね。

ベスト10に入らなかったけれども2021年に聴いて良かったアルバムたち(+40枚)

Special Request / DJ-Kicks:Special Request (!K7 Music)

A.G. Cook / Apple vs. 7G (PC Music)

Benny Sings / Music (Sings Records)

Benny Sings / Beat Tape II (Sings Records)

Iglooghost / Lei Line Eon (Gloo)

Hiatus Kaiyote / Mood Valiant (Brainfeeder)

Pauline Anna Strom / Angel Tears in Sunlight (RVNG Intl.)

Porter Robinson / Nuture (Sample Sized)

Carlos Nino & Friends / More Energy Fields, Current (International Anthem)

Overmono / fabric presents Overmono (fabric Records)

Moritz Von Ozwald Trio / Dissent (BMG)

Westside Gunn / Hitler Wears Hermes 8: Side B (Griselda Records)

Not Waving / What Is Normal Today? (Ecstatic Recordings)

DJ Earl / Bass + Funk & Soul(Deluxe) (Moveltraxx)

RP Boo / Established! (Planet Mu)

Jacques Greene / ANTH01 (LuckyMe)

Makaya McCraven / Deciphering The Message (Blue Note Records)

Nels Cline / SILENCER (ENJA RECORDS)

Kanye West / Donda(Deluxe) (Getting Out Our Dreams II)

Slawek Jaskulke / Europa 67/21 (Narodowe Centrum Kultury)

BADBADNOTGOOD / Talk Memory (XL Recordings)

Boyz Noise / +/- (Boyzenoise Records)

Theo Croker / BLK2LIFE II A FUTURE PAST (STAR PEOPLE NATION)

Koreless / Agor (Young)

John Glacier / SHILOH: Lost For Words (PLZ Make It Ruins)

Perila / How Much Time it is Between You and Me? (Smalltown Supersound)

Visionist / A Call to Arms (Mute Artists)

Slick Shoota / Function (Teklife)

Calibre / Feeling Normal (Signature Records)

The Zenmenn / Enter The Zenmenn (Music From Memory)

Joy Orbison / still slipping vol. 1 (Hinge Finger)

Various Artists / Garage Shared: The Annual(Mixed By FooR) (Garage Shared)

Altin Gun / Yol (Glitterbeat Records)

Proc Fiskal / SIREN SPINE SYSEX (Hyperdub)

Vels Trio / Celestial Greens (Rhythm Section International)

Yu Su / Yellow River Blue

Park Hye Jin / Before I Die (Ninja Tune)

Andy Stott / Never The Right Time (Modern Love)

Maxwell Sterling / Turn of Phrase (AD 93)

Flying Lotus / Yasuke (Warp Records)

毎日聴いた音楽についての感想を1日1枚ずつ書いています。日々の瑣末な雑事についてのメモもちょっと書いてます。