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2018.9.11 DJ Richard / Dies Irae Xerox

久しぶりの完全なる休日。昨夜は疲れ果てて帰宅したけど、朝はいつも起きる時間に目が覚めてしまう...しばらくコーヒー飲んだり、朝のニュース観たり、ネット巡回してから、再び9時すぎまで二度寝。昼間も、自転車で近所の図書館と大型スーパーに行ったくらいで、終日読書と音楽を聴くだけで過ごしていた。こういう休みもしばらく無かったな。

いろいろ聴こうと思って、寝かせてた音源も少しずつ消化。このデビルマンのワンシーンを更に漆黒に塗り込めた様なジャケットのDJ Richardのアルバム、内容も深く深く闇に潜り込むようなダーク・エレクトロだった。

DJ Richardのプロフィールについては、クラベリアのサイトから引用します。

本名不詳。エレクトロニックミュージックの世界においてDJ RICHARDの名で知られる男。過去5年間ベルリンとニューヨークの2つの都市で過ごしながら、彼は故郷である米ロードアイランド州プロヴィデンスで過ごした日々を片時も忘れることがなかった。かつてLightning Boltのメンバーも通っていたロードアイランドデザインスクール在籍時にノイズアーティストとしてキャリアをスタートさせ、ほどなくして現在の相棒であるYOUNG MALEとともに、当地出身の一風変わったダンスミュージックアーティストとして世界中に知られることとなる。やがてRICHARDはYOUNG MALEと2人でアウトサイダーハウスレーベル"White Material"をスタート。Galcher Lustwerk, Morgan Louis, Alvin Aronsonら新しい才能を次々と輩出。また彼自身も独ハンブルグの名門レーベル"Dial Records"から傑作アルバム"Grind"を2015年にリリースし、Pitchforkなどの音楽媒体で高い評価を受ける。2016年現在、活動拠点を再び地元プロヴィデンスに移したDJ RICHARD。今もっともその挙動が注目されるアーティストの一人である。

音の解説はLINUS RECORDSのレビューが分かりやすかったので、こちらも引用します。

前作に続きDialからリリースされた、DJ Richardの3年ぶりのリリースとなるフルアルバム。
ドラムマシーンのダウンビート〜トリッキーな乱れ打ちのビート、機械的な淡白なビートや、小刻みな反復のベース〜歪んでうねるベースなどによる少しローファイでレトロな質感もあるビートと、サイケ〜コズミックなシンセ、ストレンジなエフェクト音〜ノイズなどのダークな煙ったムードや催眠的なトリップ感のある独特の歪みのあるサウンドで展開される、ディープなアンビエント〜エクスペリメンタル・テクノ。前作も多様なテイストを取り込んだダンス・ミュージック作でしたが、今作もアルバムの半数近くビートレスのアンビエント〜ノイズ系のトラックで、ビート・トラックもダブ・テクノ〜インダストリアル・テクノから、ダーク・ウェイブ〜ポストパンク、エレクトロニック・ボディ・ミュージック、アブストラクト・ヒップホップなどまでも行き来するなど、DJ Richardの独自のセンスが存分に発揮されたエレクトロニック・ミュージックが繰り広げられているアルバムとなっています。全12曲55分収録。

この解説にあるように、大半の曲がノンビートで暗いシンセがどよーんとうねってる感じだし、リズムがある曲にしてもダンスフロアで機能させるのは相当難しそうなひねくれたトラックばかり。でも、こういうアルバム、10代後半から山ほど聴いてきたけど、なんか嫌いになれないし、時折コレが欲しくなる瞬間があるんだよな。今日みたいな、夏の終わりのひんやりした休日にはとてもフィットするアルバムでした。 明日も引き続きお休みなので、読書と暗い音楽に浸りたいな。


毎日聴いた音楽についての感想を1日1枚ずつ書いています。日々の瑣末な雑事についてのメモもちょっと書いてます。