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【エッセイ】私の頭よ働いてくれ

どうやら私は仕事中ぼうっとしているらしい。「らしい」と書いたのは、今まで自覚が無かったからだ。

普通の人なら会議などでわからない単語が出てきた場合、メモをして調べて内容を把握するだろう。私は今までしてきたつもりだった。しかし、わからない単語が出てきても、私は「理解している」と判断してしまい調べてこなかった単語が山ほどあるのに気づいた。

これに気づいたのは、とある先輩にオシロスコープの使い方を学んでる時、

「アナログからデジタルに変換する方法を言ってみて。」

と急に言われたことがきっかけだった。大学でも学び、基本情報技術者試験でも出題される初歩的な質問だったのに、そのとき答えられなかった。

「答えられないということは理解してないということだよ。理解して、記憶してください。」

私にとって結構ショックな出来事だった。今まで覚えてきたことが自分の口で説明できないというのは恐怖の体験だった。

また、私が仕事でアクションをとるときに「なぜ」と聞かれたら説明できないことがあった。私たちは何かアクションをとる時、何かしら考えを持って行動する。私の場合、浮かんだ考えに対して「なぜ?」をしないまま行動に移してしまい、結果として無駄な行動になることが多いことに気づいた。

今は働き方改革で残業規制が厳しくなっているが、仕事に対する成果は今も昔も変わらない。無駄な行動をとってしまうと、その分出来る人との差が広がってしまう。

それでも私の特性として考えてるつもりで行動してるから直すにも難しい。自身の行動を認知していく訓練をする必要に迫られている。

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