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私たちの世界の歩きかた

お元気ですか、みなさん。↑この写真は新大久保の思い出です。

超私事なのですが、4/19に引越しをしまして、新居よりお届けしてます。
てげ交換日記、山脇唯のターンです。引っ越しって本当に大変だね〜。

引っ越し2日前の私。荷造りを一切せずに子どもたちとミュージカルしてました。

前日に気合入れればいけるっしょ、とたかを括っていたんだけど、全然追いつかず。当日朝も
「トラック14時に来るから、一旦お茶しよ!」
なんてコーヒー飲んで、だらだら。

YOUR DAILY COFFEEさん。お世話になりました。

11:20ごろ、引っ越し屋さんから電話。
「僕ら12時に伺いますね!よろしくお願いします!」
「えっ? えっ? あれ? 14時だと思ってたんですが、え?」
「あ、12時ですね!」
「どうしよう!まだ終わってないんです!」
「……あ〜、とりあえず運べるものから運んでいくんで、とりあえず、お客様は頑張ってください! 僕ら40分後には着きますんで!」
キャー!!!!

この状態。ロフトからの景色

久々にテキパキしました。

私たち(主に引っ越し屋さんが)、がんばりました。

新しい家には、大きな本棚を2つ並べました。壁一面本棚が夢だったので、本当にしあわせ〜。
そして、このお題。


最近どんな本読んでる?なんでその本読もうと思ったの?
おもしろい本があったら教えてほしいです!

<めーちゃんからのお題>
現代戯曲の設計 劇作家はヴィジョンを持て! ゴードン・ファレル著 常田景子訳

俳優指導者ゼミでおすすめされたものの、なかなか入手できなくて図書館で借りました。

自然主義の戯曲はこういう考えからきていて、リアリズムは世界をこう捉えていて、不条理は何を目指していて、どういうヴィジョンでその作品が描かれているか、ある作風のブームが起きたのにはどういう社会的背景があるか、とか、
「なるほどな〜! ごっちゃになってたわ〜」
と、整理できて、ためになった。
hontoで探しても売ってないので、古本屋で見つけられたらいいな。

認知症世界の歩き方 筧裕介

当事者へのインタビューをもとにつくられた「本人の視点」で認知症を知ることのできる本」(帯裏より)。
祖母が嗜銀顆粒性認知症の診断を受け、「なにかに頼りたい……」というときに購入。

認知症っていうと、もう何もかもわからなくなっちゃって、別人になっていく……みたいなイメージがあったんだけど、色々な段階があるし、症状も人それぞれだし、なにより本人も困惑するし、心細いんだな、というのがわかって、すごく助けになった。
祖母は先日95歳になりまして。面会に行ってお祝いしたら
「みんなにお祝いしてもろて、おばあちゃん涙が出るわ〜」
って喜んでたんだけど、翌日の電話ではボンヤリとしか覚えてなかった。
この本を読んでなかったら悲しくなっちゃってたかもしれないけど、喜んでた瞬間の気持ちは本物だし、忘れちゃっても
「おめでとう〜〜!」
ってまたお祝いすればいいだけなんだな〜って。今のおばあちゃんを受け入れやすくなりました。自分もいつか行く道……という心構えもできます。

自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 サラ・ヘンドリックス著 堀越英美訳

おや?どうもこの傾向があるぞ……と思って読みました。
「自分の性格が最悪だから、何やってもうまくいかない!」と思い悩み、「どうして普通のことが上手にできないのか……自分は欠陥人間!」と絶望していた過去、もったいなかった! とハッとした本です。

例えば、朝出かけるときに、普通に出かける準備をすればいいのに、急に気になって洗面台を磨き出したりして、時間ギリギリになって焦ってイライラする、ということがよくあって。
「どうして準備できないの?!」
って何度言われてもダメで。
でも、「気になったことを無視できない」脳の仕組みだ、ということを自分でも理解して、パートナーとも共有して、朝なにか別のことをやろうとしたら、
「あ、今違うことやろうとしてる」
と自覚したり
「先に準備したほうがいいんじゃないかな?」
と声をかけてもらったりしたら、少しずつ軌道修正ができるようになってきたんですよ。
「いい」「悪い」とジャッジするのではなく、そういう傾向がある、という理解をする。
直そうとすると苦しくなるけど、傾向に対しての対策ならできる。

「牡蠣食べるとあたりやすい」人を想像してください。
牡蠣にあたるのは努力でどうこうできるものではないから、
「いや、牡蠣は食べなきゃ!」
って無理やり食べるのって違うんだな、と。 
「じゃあ、牡蠣はコースに入れないようにしてもらうか、1人だけ抜いてもらおうか」とか「カキフライならいけるかな? 無理ない程度にちょっといってみようかな?」とか、都度都度、対処して生きていくと、結果本人も周囲も楽なんだと思います。

K-POP時代を航海するコンサート演出記 キム・サンウク著 キム・ユンジュ画  岡崎暢子訳

みんなでBTSのライブ観るとき、
「ホビって場ミリ(立ち位置のために舞台上につける印)にシビアそうだよね〜!」
「ここの映像スイッチング、タイミングまちがえたら白目むいちゃうよ〜」
とかスタッフあるある妄想して楽しむやつ、ありますよね?
あれのリアル版みたいな。
SPEAK YOURSELFツアーファイナルまでBTSについていたPlan Aのコンサート演出PDキム・サンウクさんの本。
最高にエキサイティングな仕事だな、コンサート演出……(胃はめちゃくちゃ痛くなりそうだけど!)。
エンド・クレジットにある、BTS メンバーに向けたコメントもすごく素敵。

Skylight David Hare

NTLで何年か前に観て、こーれはおもしろい!と思っていた戯曲。翻訳を2種類読んで、「どういうニュアンスの違い?」と気になったので原語も。いつか演じたい作品のひとつです。

デヴィッド・ヘアーは『生命の息吹』(The Breath of Life もめちゃくちゃおもしろくて、還暦までにはやりたいなあ。ジュディ・デンチとマギー・スミスが2002年に演じています。女性2人芝居。おもしろいんだよー。安易にキャットファイトさせないヘアー卿、大好き〜!

まだまだあるけどこのへんで!

子どものころ世界は恐ろしい場所だったけど、本の中は安全で、いろいろ学べて、そこで蓄えた力を持って現実に向かうことができてたなあというのを思い出したので、やっぱり本読むのはいいね。
(宗田理「ぼくら」シリーズを読んで中学に復帰した人より。現代の「ぼくら」的なのあるのかな? もしやそれがハートストッパーなのか?)
以上、本の話でした。

めーちゃんコンテはじめたんだね! コンテ楽しいよね〜。
「心身」とはよく言ったものだと思う。踊るって、いいものだよね!

マギーの「えごまジャバンのり」まだ見つけてない!これはどういうもの??(写真求む)超昔にやった「ソーセージオーディション」みたいなパーティ、またやりたいね……

と、いうことでマギーに質問!

春ですね。
いま、一番飲みたいお酒はなんですか?
そして、そのお酒に合わせたい料理・おつまみ・お菓子(要は酒のアテになるものならなんでも)を、ベスト7選出してください。
(お店のメニューも選択可。現実にはテイクアウトしていないものもOK)
ただし、その7品はコース的に、流れで食べるものとします。


今もつけっぱなしのテレビから、絶望するようなニュースが流れていて、「この世はもう地獄なのではないか……?」
と目眩がする日々ですが、私たち、生きていきましょうね!

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