ファイターズってすごいな。

ファイターズすごいな。
 たまたまTwitterを見ていた時のこと、高卒ルーキーの万波中正選手がオープン戦にスタメン出場し、打席に立っている動画を目にした。するとすぐに、野村祐希選手の動画が出てきた。「一つ歳下の選手がすごいな」と思うと同時に、「高卒2位4位の野手を平気でスタメン出場させるファイターズすげぇ」と感じた。2選手と同学年である藤原選手や、小園選手のように甲子園でも活躍し、世代の日本代表にも選出され、技術がプロレベルなのも確かな2人のスタメンを見ても、私は当然だと思ったしあまり驚かなかった。しかしながら、身長は190センチあり、規格外なポテンシャルを秘めているものの、スイングにはまだバラつきがある万波。そして高校通産58本のホームランを量産し確実な技術を持ち合わせているものの、バットを立てて構え振り出す少し癖のあるスイングをする野村を、大きな期待をこめてスタメン出場させるファイターズ。ここにファイターズの凄さを感じた。
 一つ目は育成する自信だ。ファイターズの売りの一つである「野手の育成力」は有名な話だが、2018年シーズンのスタメンに注目すると面白い。基本的に、ファイターズでスタメンに名を連ねていたのが14人。西川、中島、中田、レアード、アルシア、太田、横尾、渡邉、石井、浅間、清宮、石川、鶴岡、清水である。このうち、生え抜きが10人。助っ人外国人以外は、ほぼ全員キャリアをファイターズでスタートした選手なのだ。私は、ジャイアンツファンであるが、比べたくない数字である。大田に関しては、移籍してからの活躍をみると、ファイターズからキャリアをスタートした選手と言っても良いのではないかとも思ったくらいだ。
 もう一つは、1軍のスケールを学ばせる教育力だ。おそらく(私の勝手な予想)今回の万波と野村の起用は、相手投手が今永と山崎だったからではないかと考える。両投手ともに侍ジャパンに選出されており、日本を代表するピッチャーである。こんなにも素晴らしい投手と対戦できるのはルーキー2人にとって、本当にいい経験になるに違いないということでスタメンにしたと考えてもおかしくないと思う。もちろん2人とも凡退。万波に関しては、2三振。2人とも悔しかったであろう。これが、ファイターズの狙いだと感じた。日本代表級の投手相手に簡単に打てる訳がない。これで終わらせないのがファイターズなのではないだろうか。「1軍では、これを打たなくちゃいけない。これを忘れるな。」というようなメッセージのようだった。私としては、万波選手とは一度だけ対戦した事があり、注目したい選手の1人だ。ファイターズの育成力を信じて、清宮を超える選手になってもらいたい。
 
 Twitterで見た動画一つで、ここまで自分の考えを膨らませてしまった訳ですが初投稿ながら長々とごめんなさい。プロ野球って12球団ありますけど、チームによって色々やり方があるので、面白いですよね。野球を始めてまだ13年目で、もう13年目なのですが、本当に奥が深いスポーツです。一つの選手起用に、一つのプレーに、一球に意味があります。これからも、野球の面白いところを書いていけたらと思います。

                           やきうマン

追記
実は、生え抜きという面では、ライオンズなどのさらに生え抜き率の高いチームもあります。しかし、今回注目したのは、「ルーキーをスタメン起用する」というポイントなので、ご理解いただけると嬉しいです。

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