見出し画像

リングフィットアドベンチャーは「HD振動」がスゴい

リングフィットアドベンチャーを遊んでいて、面白いなと思ったのが「HD振動」をとても上手に使ってるな、ということだった。

これ、触ってみた人にしか分からないと思うんですけど、リングコンを押し込むと「グッ」、押し込み続けると「ギュウ~~~~ッ」っていう感触があるんですよ。これがすごく気持ちいい。

でもこれよく見るとニセモノで、単にリングコンにセットしたJoy-Conが震えてるだけなのであった。あまりにリアルなので、最初はリングコン自体がそういう材質でできてるのかな、と一瞬錯覚したくらい。リングコン持ってる人は試しにJoy-Conを外してリングコンだけ押し込んでみてくださいよ。ビックリするくらい楽しくないから! これまで僕が遊んだSwitch用ゲームの中で、一番上手に(自然に)HD振動を活用してると感じた。

あとこれ「ここまで押し込めば反応する」って目安にもなっていて、「押し込んだつもりなのに反応してなかった」ってモヤモヤがないのもいいんですよね。単純にコントロールデバイスとしてすごくよくできていて、触ってるだけで楽しいというのはいかにも任天堂らしい。

どれくらい楽しいか例をあげると、このゲーム、Switchを消してリングコンだけで遊ぶ「ながらモード」ってのがあって、恐ろしいことに、これだけでもまあまあ面白いんですよ……。スリープ中に押し込んだ回数をカウントしておいてくれて、次に起動したときにごほうびがもらえるっていう、ただそれだけのモードなんだけど(万歩計みたいなもの)、こんなんでも、「ピッ、コッ、ピッ、コッ」っていうカウント音と一緒に、押し込むと「グッ」っていうあの触感があって、これだけでなんか楽しくなっちゃう。さすがは京都のおもちゃ屋、と久しぶりに感心してしまった。

余談だけど、この「ピッ、コッ、ピッ、コッ」という音も振動で出してる(Joy-Conにスピーカーはついてない)。


で、ここからはちょっと余談。

ゲームにおける「出力」って、「聴覚・視覚(音と映像)」による刺激がほぼ99%なんだけど、実は地味に「触覚」というのもあって、その中で一番成功してたのが「振動」だったんですよね。

ただ、音や映像の進化に比べると触覚の方は、N64の「振動パック」以降あんまり大きな革命は起こっていなくて(あれ、PSのアナログコントローラと振動パックってどっちが先だったんだっけ……まあいいや)、リングフィットアドベンチャーを触って「HD振動、けっこう面白いかも」と思うようになった。なんかPS5にもHD振動というかフォースフィードバック的なやつが搭載されるみたいだし、振動パックの登場から22年、とうとう「触覚」の時代がやって来たのかもしれない。かなり適当に言っています。

フォースフィードバックが流行した時代があるねん、と岩崎さんから指摘を受けたのでちょっと弁解のため追記。さすがに振動機能ほどは普及しなかったという意味で「あんまり大きな革命は起こっていなくて」と書いたんだけど、言われてみると今や家庭用向けのハンドルコントローラにも搭載されてたりするし、十分普及したと言えるかもしれない。というか出始めのころのFFB付きフライトスティック持ってたんだけど、どうしたんだったかな……。

ともかく、「HD振動ってこんなことができるんです!」っていうお手本としてすごくよくできているので、気になる人は買ってみるといいと思います(そんな理由でこのゲーム買う奴はいないと思うが)。

――あ、そんなことを思ってたら、なんか品切れ続出でネットだと購入困難になってるらしい。

ニンテンドーストアだとまだ買えるっぽくて、あとこっちだとダウンロード版も買える(リングコンだけ物理で送られてきて、ソフトはダウンロードコードでもらえる)のでオススメです。

【追記】……と思ったらニンテンドーストアもダメでした!

続きをみるには

残り 0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

赤ちゃんのおむつ代にします。