職場の一人暮らしの人から
「１０万でやっていける？」
と聞かれました。
即座にハイと答えようとしましたが、答を待たずに彼女は
「アレやコレやで２０万くらいないと不安」
で、６５歳になるが仕事をやめられない、といいます。

まずタバコやめたら、月に数万円浮くかもよ。
車通勤やめて、バスかバイクか自転車でがんばると年に数十万浮くかも。
稼働時間を減らすと、翌年から税金と健康保険料が減るかも。

などと頭に浮かびましたが
差し出がましいことはいえません。
いいません。

わたしはアパート暮らしの家賃込みで７万５千円ほど。
この状態が数年つづいています。
大きな変動があるのは、収入が増えた年に
年金や健保の支払いが増えた場合くらいです。

だから、フルタイム稼働は避けたいのです。
地元でパートタイム。

あいた時間で野菜を作り、料理もおやつも作り、
高齢の親の荷物整理もして、
洗濯は手洗いする。
掃除機も電子レンジも炊飯器もテレビもない。
ちょっと田舎だけれど、車も持たない。

そうしていると、支出はどんどん減ります。
だから稼ぐしごとは、少なくてすみます。

なんてことは、うっかりバイト先でいいません。
同じ空間にいても、見ているものが違えば
話は決して通じないですし、分かりあう必要もないのです。
ヘタな説明で、相手を傷つけるつもりもありません。
通じ合えない人は、尊重して距離をたもちます。