[各競馬場コース別傾向]第40回 福島芝1,800m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は4/20(土)に行われる福島牝馬Sの舞台でもある『福島芝1,800m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


福島芝1,800m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年3回

[サンプル数] 全 176レース
北東寄り2m/s以上の風 33レース
西北西寄り2m/s以上の風 44レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が40%強で、[Mペース]が50%弱[Hペース]が10%程度となっており、基本的には平均~緩めのペースになりやすい傾向と言えます。

 風向き別で見ると、『北東』寄りの風では[Mペース]の割合が大きくなっており『西北西』寄りの風では[Hペース]の割合が大きくなっていることが見て取れます。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が20%程度[先団]が40%程度になっており、これらを合わせると60%程度の割合を占めています[中団前]が25%程度で、[中団後]は10%強[後方]に至っては3%程度となっており、基本的には前目につけられる馬が優勢で、中団よりも後ろ以降の位置取りでは厳しい傾向となっています。これは『連対数』『3着内数』でも同様の傾向と言えます。

 風向き別に見てみると、『西北西』寄りの風では[先団]の割合がより大きくなっているのに対し、[先頭]の割合がかなり小さくなっています。前につけられる馬が優勢であるのには違いはないのですが、特に4角先頭の馬(逃げ馬)にとっては厳しい結果となっている点には注意を払いたいところです。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、凸凹が目立つグラフとなっていることが見て取れます。どの枠が良いのか もしくは 悪いのかということは明確には言い表せないことからも、基本的にはフラットな傾向と言っても良いのではないでしょうか。

 風向き別に見ると更に凸凹が目立っており、連続性の観点で見てみると傾向は掴み取るのは困難と言えるでしょう。


【結論】

 福島芝1,800mのコース傾向は、以下の通り。

●平均~緩めのペースになりやすい。

●基本的には前目の馬が優勢だが、『西北西』寄りの風では4角先頭の馬の成績が悪い傾向。

●馬番別成績はフラットな傾向。

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