[各競馬場コース別傾向]第39回 阪神ダート1,800m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は4/14(日)に行われるアンタレス Sの舞台でもある『阪神ダート1,800m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


阪神ダート1,800m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年5回
[サンプル数] 全 776レース
東北東寄り2m/s以上の風 119レース
南西寄り2m/s以上の風 171レース
北西寄り2m/s以上の風 190レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が20%程度[Mペース]が55%程度[Hペース]が25%程度となっており、基本的には平均的なペースになりやすい傾向と言えます。

 また、風向き別で見た際に『全体』の傾向と比較すると、『東北東』寄り、『南西』寄りでは若干ペースが速まる傾向で、『北西』寄りでは若干ペースが緩まる傾向に見受けられます。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が25%程度[先団]が50%弱の割合となっており、これらを合わせると70%強の割合を占めることになります。[中団前]が20%弱で、[中団後]は6%程度[後方]は2%程度となっており、前で運べる馬がかなり優勢で、中団より後方からの差し込みはかなり厳しい傾向となっています。『連対数』『3着内数』の傾向を見ると、[先頭]の割合が多少小さくなっていることは見受けられますが、それでも前で運べる馬が優勢であることには変わりありません。

 また、風向き別の傾向を見ても、『全体』の傾向とほとんど変わりなく、風による脚質への傾向の違いは見受けられません


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、中目の枠にあたる部分が若干良い傾向で、外目の枠が若干悪めの傾向にはあるものの、基本的には大差はなく、全体的にはフラットな傾向になっていることがわかります。

 風向き別に見ると、凸凹が目立っているグラフになっていることから、傾向をつかみ取るのが難しいところです。


【結論】

 阪神ダート1,800mのコース傾向は、以下の通り。

●平均ペースになりやすい傾向。

●前目で運べる馬がかなり有利で、中団位より後ろの位置取りではかなり厳しい傾向。

●馬番別成績ではフラットな傾向。

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